第38話
カチャーとカーテンが開く音と母の掛け声で気持ちいい眠りが妨げられた。
今さっき眠りについたような気がするが、窓から光が差しもう朝だという事を思い知らされる。
重く彼方此方、痛い体を無理やり起こそうとするも、頭が、いや、心がそれを拒む。
ゆずされるなら二度寝をしたい。
もし、学校が台風や、大雪で休校になれば…と思った事は数え切れないが、今日ほど、それを強く思った事はなかった。
だが、季節的に梅雨前。
台風はもう少し先だし、大雪なんて、天災じゃない限りあり得ない話だ。
目を擦りながら改めて、枕元にある時計を確認するが、時間も二度寝を許してはくれない。
起きるのは辛いがギリギリまで寝て、走って学校に行くなら、いつも通り出てゆっくり向かった方がいい。
それはわかっているが動けない…。
「今日、日直じゃなかった?」
母さんの一言で急いで飛び起きる。
そう言えばそうだった。
昨日、「明日、日直だから早く出るね」
などと事前に言っていた。
日常的にしていたことが功を奏して、母さんが起こしてくれたのだ。
「声かけてくれてありがとう。」
「はーい」
返事が台所の方から聞こえる。
「傀〜。ご飯は?」
「うーん、今日は大丈夫。」
「そう?」
そう会話しながら制服に着替え、洗面所に向かう。歯ブラシを取り歯を磨きながらテレビを点ける。
「最下位は蟹座のあなた」
ちょうど、占いの最後だったらしい。(この後はニュースだったけな)そう思いチャンネルは変えず立ち見をする。
「7時になりました、ニュースをお伝えします」
予想通りニュースが始まった。
普段から見ていたとは言え、予想していた通り始まるのがなんだか嬉しくて、少し口元が緩む。一旦洗面所に戻り口をすすぎ、着替え始める。




