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第29.5話(~ラット)
アイツを追いかけ始めもうすぐ追いつく。
俺の目と仲間を殺った、あいつに!
その瞬間目の前からアイツの姿が消えた。
見渡すがアイツの姿はない。
「‼︎‼︎‼︎」
背中に雷が落ちる。
脳髄に焼きつくような痛みが伝わる。
肺が潰れ、口から血を吐き出す。
「ギュゥゥ──ー!!!」
何故、雷なりが?
何故、血が?
何故、何故
息が出来ない
音も聞こえない…
このまま俺は…
意識が遠くなり体が言う事を聞かない。
その場で倒れ込んだ。
※別話での投稿時のみ
意識が持っていかれる。
死んだあいつに約束したんだ。
ああ、あの時までは楽しかったのに、なんでこうなった。
いや、今はそれより…あいつに復讐を…。
まだ、死ぬ訳には…いかない。
責めて…責めて、…あいつの大事な…物を
うぅ、どこに…、どこに居る。あの妖…せ…は。
赤く滲んだ視界にある人影をぼんやりと捉える。
いいや、目の前の奴で…




