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第一章第八話

高一時の若い私の部屋に上がっていった透明人間の私は、そこで、懐かしい光景を目にする。

妹の部屋を自分の部屋にしてしまった高校一年生の私が、ギターを抱えてそこにいた。羨ましいくらい若い。長年貯めたお年玉を母に頼んで、強引に下ろしでもらい、そのお金で買った、安いエレキギターだ。下手くそなビートルズらしき歌を歌っている。下手くそなギター付きで。私は赤面してしまった。歌は恥ずかしくなるくらいの大声で、数曲熱唱されて終わった。続いて、コードを弾きながら、何か口ずさんでいる。どうやら歌を作って、詞をノートに書き留めているらしい。バカよ。大バカ者だ。あのノートは後で捨てよう。

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