前へ目次 次へ PR 7/63 第一章第九話 風呂に入りにいった若い私のいない隙に、私は・・ 若い私は風呂に行ったらしい。私はその恥ずかしいノートを読んだ。 恥ずかしいフレーズのオンパレードだった。「雨が降ったら気もそぞろ」なんだ、このサザンのパクりのような歌詞は。私は赤面しまくりだった。そこへ階段を上ってくる足音がした。 パジャマに着替えた私が部屋に入ってきた。そしてぶつぶつと何かつぶやきはじめた。「なんで一緒の高校なんだよ。」それは私が高校三年間、忘れられなかった、中学二年の時に別れたみやびのことだった。