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悪人は滅!冥界ポイント交換で人生イージーモード  作者: 仲田野 寿


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―――拍手してもらってほくほくしていたら、小春ちゃんが側に来た。


『のう、千歳はなにをやっておるのじゃ?』

「銃構えてるの」

『あの、あの。かっこいい』

「だよねー!! ありがとう! へへへ。そだそだ、アーノちゃんは遠隔なににしたの?」

『あの! セバスチャンの、あの!』

「おお、ナイフ系か! へえええ!! いいねえ! ……ん? それわたしの項目にはなかったなー。やっぱり死神見習いとじゃ違うのかも? 冥界アプリやるなー」

『ぐぬぬぬ。ワラワも! ワラワも欲しい!』

「うーーん、小春ちゃんはほら形代だから武器は持てないんじゃないかな? いやわからんけど。てか、一応幸運のお守り? みたいなものだし、そういうのだめかもしれないしなー」

『いやじゃいやじゃ! ワラワも!』

「ううむ。わがままちゃんだなー。あー、じゃあそうだ。小春ちゃんには情報部になってもらおうかな!!」

『情報部? ……うむ!! ワラワ情報部じゃ!!』

『あの! 情報部! あの! かっこいい!』


 アーノちゃんと小春ちゃんが向かい合って手を合わせてきゃっきゃしてる。

 あぁー、二人ともかわいいんじゃー!


『千歳! 千歳! 情報部! 情報部とはなんじゃ! なにしたらいいのじゃ!?』

「ぐぬぬ、うーんとね、うーんと。……うーん。……ううむ」


 小春ちゃんがわくわくしてる顔でわたしを見ている。うむむむ。この顔は裏切れないぞ!! ひらめけ!! 千歳ちゃんかわいいだけじゃなく天才だろ!!


「あ、そうだ! パソコン!! パソコンで、悪い人の情報を調べたりしてほしい!死刑囚とかそういう人がどこにいるかとか、薬売ってそうな人とか、悪いことしたのに釈放されて悪い人のままな人とか、そういうのの情報を調べて欲しいかなー!! 情報部として!」

『ワラワ! 情報部! やる!!』

『あの! 情報部! あの! かっこいい!』


 ふぅ、って思い付きで言ったけど、これかなりありじゃない? え、やっぱり千歳ちゃん天才じゃん? かわいいだけじゃなく? 天才ー! ははは!


 気合入れてる小春ちゃんがさっそくパソコンに向かってる。ほっこりするわぁ。

 ていうかもうパソコン使いこなしてるのすごいな。おじさま小春ちゃん見えないのにラオンうるさすぎて教えたのかな。想像するとおもろいな。


『あの、わたしも、あの。新しい技』

「どった? 新しい技?」

『あの、赤い人、あの。探す技、覚えた』

「おおぅ!!? 探す技ってサーチかなんか??」

『あの! あの! 赤い人わかる、のと、追跡』

「えええええ!! すごいじゃん!! それすごい捗るとおもうよー!! いいねぇー! ありがとうアーノちゃん!」 

『あの、まだ、あの。範囲、狭い、けど』

「うんうん、うんうん、いいよいよー!! そのうち強化して行こね!」


『千歳! 千歳! できた! できた!』

「ええー! もう? 小春ちゃんすごいじゃん!? なに分かったのー?」

『千歳! ワラワ情報部!!』

「うんうん、情報部だねー! なにわかったの? これー? ……は……?」

『警察! 情報部! 警察!!』

「ぶふぉ!!? 待って? いやまじで? え? ……は? 警察のパソコンに入った? うそでしょ!? やばいやばいやばいやばい! ちょちょちょちょっと、小春ちゃん、ちょっと待とうか。なにやった? ん?」


『ワラワ情報部!!』


 むふーー! と誇らしげな小春ちゃんを横目に頭を抱えるわたし。


 いや、本物かどうかわからん。ちょっと確認してみよう。

 


 ―――捜査状況:○○町二名と○○市周辺で死亡事故が多発。(注意:死因が各々違う可能性があるが、概ね病死である)


 ○○町二名と○○市五名が関連ある可能性が浮上。


 ○○町二名は薬の売人。


 ○○市五名は同じ大学のサークル仲間。サークルに来た女性がターゲット。薬を酔った女性たちに飲ませ、前後不覚に陥ったところを集団で強姦。その場面を動画に取り恐喝。動画をアダルトサイトに売り収入を得ていた。

 先の○○町の二名の薬の売人と接触有り。


 人体に悪影響ある成分が薬に入っている可能性があり。鑑識が調査中。

 売人の後ろに大規模な暴力団関係者がいる可能性あり。


 慎重に捜査されたし。



―――これ、最初の頃の売人さんとヤリチンサークルのやつらだー! あいつらまじのくそだったんだな。

 じゃねええええ!! やばいやばいやばいやばい、本物の警察のサイトじゃないのー!?


「ふぅーー。小春ちゃんまじすごい。うん、びっくりした。ありがとうね。でもあれだ、一旦ここからでようね、見つからないように。で、もう少しこう、手心というか、なんていうか、外堀? からさがしてみよっか」

『ワラワ情報部すごいか!?』

「うんうん、まじすごい。ガチすぎる。びびった」

『ワラワえらいか!?』

「うんうん、すごくえらい!! ただ、あー、そだね、ここは最後の砦に使用しようか。あ、秘密兵器ってことね?」

『おおおお秘密兵器!! わかった!!』

『あの! 秘密兵器! あの! かっこいい!』


 いやかわいいんだけどね? なにし始めるかわからんな。今度はパソコンで秘密兵器について調べてるっぽい。……ちょっと待とうか。

 秘密兵器でてくるアニメ探してみたらって言っといた。怖いわー。


 ちょっと疲れたーベッドでゆっくりしよっかな。



―――ゴロゴロしつつコルトパイソンを眺めていた。うん、ていうか撃ってみたいな。


 野生の赤い人でも探す……? ていうか撃ち方わからん。FPSゲームやったことはないけど、かわいい女の子が動画配信でやってるのは見たことあるんだよなー。

 なんか反動がどうとか言ってたけど、ゲームだけかな? これにもあるのかな?


 シティーハンターズの主人公はさくさくっと撃ってたんだけどー。

 

 カチッ


 なにこれ、不良品? 弾出ないじゃん。

 ……? 安全装置? いらなくね?


 バァンッ!!


『なんじゃぁぁあ!!?』

『……っ……!!?』

「うおっ!!? あ、弾出ちゃった。あああああああそうだこれで10ポイントだ!! え、弾拾えない? ねえ、どこいった?」

「あ、ごめんごめん。ポイントで遠隔の武器取ったんだけど、使い方わからなかったからちょっと練習してみたんだー」

「弾どこいったかわかる?」


 アーノちゃんが外を指さしてる。


「あ、弾外出ちゃった? ん? 壁から?? え? どゆこと? ……? え? 壁通り抜けたのー?? えええー! すごくなーい?」


「ねえねえねえねえ!! これさー!! 死刑囚いるところの壁の外で撃ったらだれかにあたらないかな? そこにいる人ってみんな赤いわけでしょ? ポイントがっぽりじゃない!?」



 自画自賛しつつ弾を一発詰めなおす。やっぱり弾は消耗品だから撃ったら拾えるとかなさそうだなー。



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