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追憶令嬢の徒然日記 小話  作者: 夕鈴


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もしもの話 レティとクロード

ルメラ嬢は存在せず、レオ様に監禁されなかったレティとクロードの話です。

二人が婚約者のまま時が流れた二人のもしもの話です。

クロード視点


念願叶ってやっとレティシアとの婚姻の日が決まった。

レティは母上のかわりに隣国の王太子の婚姻のお祝いに出かけている。

私も初日だけは顔を出したが、残りの社交はレティに任せて帰国した。レティにはマール公爵がついているので心配いらない。



「殿下、とうとう日取りが決まりましたね。おめでとうございます」

「ああ。長かった。ありがとう」

「レティシアに言わないんですか?」

「それは」

「あいつ鈍いから言わないと伝わりませんよ」


苦笑しているリオは私がレティを好きなことを知っている。

見てればわかると言われて赤面したのは遠い昔の記憶だ。

レティに関してはリオに世話になっている。リオは臣下と友人の顔を使い分けてくれる貴重な存在だ。


「レティに怯えられたらどうすれば・・」

「それはないと思いますが。もしそうなればお二人のフォローをしてあげますよ」

「頼もしいよ。言った方がいいんだろうか?」

「殿下の望みはシアの心を手に入れることでしょ?」

「リオはなんでいつも自信満々なんだよ。私よりレティのことをわかっているのが悔しい」

「それをシアに言えばいいんですよ。俺は赤子の頃から見てますから。シアの扱いは殿下とは年期が違います。説教役をいい加減卒業したいですが」

「いつになっても二人の間に入れないのが悔しい」

「そんな特別なものではありませんよ。あいつは甘いし流されやすいから言い続ければ折れます」

「リオはレティが私と結婚しても後悔しないの?」

「俺達は公爵の指示に従います。手のかかる妹分が王太子妃を務められるか不安なんでフォローしますよ。殿下は俺に嫉妬するよりもシアに素直に気持ちを打ち明けてください。最初は戸惑ってもいつかは受け入れてくれますよ」

「なんでわかる?」

「俺はレティシアの保護者ですからアレの思考はわかりますよ。俺は友人に幸せになってほしいので頑張ってください。駄目だったらまた違う方法を考えて差し上げますしやけ酒も付き合ってさしあげますよ」

「さすがだな。その時は頼むよ」

「お任せください」


リオに嫉妬するけど、本当に頼もしい友人だ。

エイベルは良い奴だけど頼りにならないから。

たぶん私のレティへの気持ちも知らないだろう。


執務も落ち着いているし、帰国するレティを迎えに行こうかな。

護衛を連れて船着き場にレティを迎えに行くと、マール公爵に手を引かれて船を降りる輝かしい銀髪が目に入った。二人は私に気付いて礼をした。


「頭をあげて。御苦労だった。私事だから報告は明日で」

「かしこまりました。私は失礼します。レティシア、また」

「はい。お世話になりました」


マール公爵が微笑みながらレティの頭をポンと叩いて立ち去った。レティが微笑んでマール公爵を見送っている。


「おかえり。レティ」

「ただいま戻りました。殿下、なにかご用ですか?」


レティは私が会いにいくと、いつも執務関係と思うらしい。

リオの言葉を信じよう。

駄目なら優秀な友人がなんとかしてくれるだろう。


「レティに会いたくて。無事で良かったよ。報告は後日でいいから少し付き合ってくれる?」

「お気遣いありがとうございます。かしこまりました」



見慣れた綺麗な微笑みを浮かべるレティは伝わっているんだろうか?

レティにローブを渡すと微笑んだまま手を出さないので、ローブを着せて、手を繋いで歩き出す。


「殿下?」

「護衛は忍ばせているから安心して。決して危険なことはさせないから。一緒に歩いてみたかったんだ」

「かしこまりました。ほどほどにしてくださいね」


不思議そうな顔をしているレティを笑顔で押し切るとゆっくりと頷いた。

執務が絡まなければレティは本当に押しに弱いんだな…。


お互いにローブを着ているから視線を集めない。この辺りは旅人も多くローブを着る者は多いから紛れやすい。

市を歩いているとレティがキョロキョロと見渡している。ルーン公爵令嬢は王都の市なんて歩いたことがないんだろうな。

装飾品店で足を止めるとレティは私の隣で楽しそうに商品を眺めている。いつもの美しい笑顔が時々剥がれるのは初めてで頬が緩みそうになる。


「姉ちゃん、欲しいんか?」


店主がレティの視線の先にある髪飾りの詰まった箱を持ち上げて私達に近づく。黄色と青色の花の装飾のある髪飾りを見つけて店主に指さす。


「それもらえる?」

「よかったな。姉ちゃん」


二カッと笑う店主に言い値で代金を渡す。


「殿下」


特別な日と蜂蜜しか贈り物を受け取らないレティの口に手をあてて塞ぐ。レティは目を大きく開けてコクンと頷いたので手を外す。殿下呼びはまずいのに気付いてくれて良かった。


「遠慮しないで。私が贈りたいんだよ」

「姉ちゃん、兄ちゃんをたててあげなよ。可愛い恋人に贈り物をするのは甲斐性だ。笑顔で受け取ればそれで男は満足するんだ」

「でん、クロード様ありがとうございます」


レティの名前呼びに顔がにやけそうになる。いくら言っても不敬だからって呼んでくれなかった。

店主から髪飾りを受け取り、そろそろ移動しようか。


「後でつけよう。行こうか」

「兄ちゃんこれもどうだ?揃いの腕輪が流行ってるんだよ。好きな石を選んでくれれば加工してやる」

「自分の石を混ぜてもいいか?」

「兄ちゃんやっぱり魔導士か。構わないよ。お互いの魔石を揃いでいれるのも人気だ」


お揃いという言葉に惹かれて購入を決める。小さい魔石を二つ作るとレティも私の真似をして同じ大きさの物を二つ作って渡してくれた。レティの魔法操作の腕はいつ見ても見事で美しい。

上機嫌な店主に魔石を渡す。


「どれくらいでできる?」

「半刻」

「後で取りに来るよ」

「ああ。待ってるよ。楽しんできな」


商売上手だな。レティの手を繋いで歩いていると花が見頃の公園に着いた。花を見ながら人気のないベンチに座りフードを脱いでレティのフードも脱がせる。

レティの髪に髪飾りをつけようと髪にそっと手を伸ばす。


「殿下、自分でつけますわ」

「クロード」

「殿下?」

「お忍び中だから」

「クロード様?」

「うん。私につけさせてよ」

「クロード様のお手をわずらわせ」

「私がやりたい。愛しい婚約者の髪に触れたい」


私はレティの髪に夢中でレティが驚いた顔をしているのに気づかなかった。


「殿下?」

「クロード」


髪飾りをつけると銀髪に映えて可愛いらしい。レティには似合わないものがないけど。


「クロード様、ありがとうございます」

「こちらこそ。ありがとう。ねぇレティ、幻滅される話をしてもいい?」


いつもの綺麗な微笑みを浮かべたレティの手を握り、青い瞳を見つめる。


「私がでん、クロード様を幻滅することなどありえませんわ。私はクロード様の味方です」

「ありがとう。私はレティが好きだよ。誰よりも」

「殿下?」


レティの笑顔が剥がれ、きょとんとした顔で見られている。


「驚いた?初めて会った時に一目惚れしてそれからずっと」

「あ、え?えっと」


目を大きく開けて動揺しているレティの手に触れるだけの口づけを落として微笑む。私の前では見せない顔に頬が緩むのは堪える。


「私は君のために王になるよ。私を支えると言いながら傍にいてくれた君のために。クロード・フランは国民のための王を目指すけど、クロードは君の物だよ。レティのためだけにいる。君に恋い焦がれてどうしようもない、哀れな男なんだ。幻滅した?」

「ありえませんわ」

「二人の時だけでいいからただのレティシアでいて。私を嫌だと言ってもいい。リオの前みたいに素でいて」


レティが口に手を当てて肩を震わせて噴き出した。

声をたてて笑うのなんて初めて見た。


「ごめんなさい。おかしくて。私がクロード様を嫌がることなんてありえません。私、我儘ですのよ。エイベルと喧嘩もしますし、リオには怒られます」

「知ってる。レティが我儘ですぐ顔に出ることも」

「え?」

「私はそんなレティも好きなんだ。全然、素を見せてくれないからリオに妬いてた」

「おかしいですわ。リオに妬くなんて。リオなんてうるさいだけですわ」

「うるさいって・・」

「すぐお説教ばかりです。リオのお嫁に来る方は可哀想ですわ。容姿に恵まれて優秀で頼りになりますがあの細かさで台無しです」


リオとレティって仲が良いわりにお互いに評価がひどいよな。二人共社交界では人気者なのに。楽しそうに笑うレティに今ならずっと気になっていたことを聞けそうだ。


「レティ、リオと結婚したいって思ったことない?」

「私はクロード様以外との婚姻は考えたことありませんわ。クロード様は私のことなんて興味ないと思ってましたから驚きましたわ。リオに妬くなんてありえませんわ」


即答した。

全く伝わってなかったのか。それなりに好意を示してきたつもりなんだけど。興味がないってさすがに酷すぎないか…。婚約者相手に。


「私はレティが好きなんだ。私を好きになってくれなくてもいいから、レティシアのまま傍にいてほしい。君がいるだけで幸せなんだ」

「クロード様、レティシアはクロード様のものですわ。私は拒まれない限り、なにがあっても命尽きる時までお傍にいます」

「私が君を愛してるといっても?」

「はい。私は愛や恋などわかりません。でも私は誰よりもクロード様のことを想っていますわ。私はクロード様の幸せのためならなんでもしますわ」


曇りのない瞳で見つめられ、はっきりと口にする言葉に胸の鼓動が速くなる。私の心を満たすのはいつもレティの言葉だけ。


「君は・・。敵わないな。二人のときはただのレティとしていてくれる?」

「クロード様がお望みでしたら。不快に思えばいつでも言ってくださいね」

「ありえないよ。このお忍びが終わっても名前で呼んでくれる?」

「二人の時でしたら。公の場は駄目ですわ」

「抱きしめてもいい?」


悪戯っぽく笑う顔が可愛く、コクンと頷いたレティの腕を引いてそっと抱きしめる。


「幸せでどうにかなりそうだ」

「殿下が幸せなら私も嬉しいです」


レティはどうして私を喜ばせる言葉をいつもくれるんだろうか。ずっと一緒にいられるこれからを想像して顔が緩む。

ずっと抱きしめていたいけど、日が落ちているからそろそろ戻らないといけないようだ。また今度お忍びに誘ったら付いてきてくれるだろうか。

緩んでいる顔を戻して、腕を離すと目が合いニコッと笑いかけられ胸の鼓動を速くなる。ずっとうらやましくてたまらなかった顔が向けられている。



レティの手を繋いで店に戻ると腕輪が出来上がっていた。

店主に代金を払い腕輪をを受け取りレティに腕輪をつけるとニッコリと無邪気に笑った。


「お揃いですね」


ずっと見たかった笑顔が向けられてるのが嬉しくて堪らない。顔が緩んでいるのを隠しきれずに手で口元を隠す。


「姉ちゃん、それでいいんだよ。男は好きな女の笑顔が一番。貢がせてこそいい女だ」


「まぁ!?クロード様、魔石の意味はご存知ですか?」

「魔石の意味?」

「魔石は贈り主の所有印なんですって。これをつけた私はクロード様のものですね」


もうだめだ。悪戯顔の首を傾げるレティが可愛い。顔が赤くなっているのがわかっていてもどうにもできない。


「レティシア、いい加減にしろ」

「エイベル、だってクロード様は素でいてほしいって」

「だからって殿下で遊ぶな。殿下、そろそろお戻りください。」


確かに、そろそろ戻らないと本気でまずいか。

騎士達が声を掛けづらいからエイベルが迎えによこされたのか。


「すまない」

「レティシアはどうする?」

「せっかくなので王宮で報告してから帰りますわ。今日の殿下は楽しいです」

「マールに怒られるよ」

「リオ兄様が言ったんですよ。クロード様の言葉をしっかり聞いて素直に受け止めて差し上げろって。もうすぐ婚姻するんだからきちんと向き合い、お母様やアリア様の言葉ではなくクロード様の言葉を優先させなさいって」


楽しそうに笑うレティが可愛い。エイベルと私の前で軽口を叩くのも初めてだ。

リオはレティにも手を回していたのか。


「限度があるだろ。」

「エイベル、余計なことをリオに言ったら許しませんわよ」

「俺はお前よりマールの方が怖い」

「情けないですわ。クロード様にエイベルは側近にふさわしくないって進言しようかしら」

「公私混同。落ち着けよ。そろそろ戻れ」


レティが深呼吸している。楽しそうな顔が一変していつもの人形みたいな笑顔を浮かべる。


「殿下、王宮に帰りましょう。陛下が心配されますわ」

「そうだね。戻ろうか」


レティと一緒にエイベルが手配した馬車に乗り込む。

レティはいつもの様子に戻ってしまった。

お蔭で私の顔の赤みも戻り胸の鼓動も落ち着いた。


それからはレティは二人っきりの時だけは素を見せてくれるようになった。

結婚式を終えたのでレティが王宮に引っ越してきた。

素のレティが可愛くて翻弄されまくりだ。

私はレティといられるのが幸せで腕で眠ってくれるレティに満足していた。


「殿下、お疲れですか?」


寝室に行きベッドに入ると先に寝ていると思っていたレティが起き上がった。


「大丈夫だよ。起きてたんだ」


「クロード様は私が好きですか?」

「もちろん」


レティの手が頬に添えられ口づけされ、続きの言葉を封じられる。彼女からの口づけに驚いて思考が止まる。


「義母様に言われましたの。殿方に身を任せるだけではいけませんって。やっぱり豊満な体じゃないと駄目ですか?」


思考を止めてる場合じゃない。母上になにか言われたのか!?

今日はなぜか意味深な顔で微笑まれたな。


「違う。そんなことない」

「お薬使いますか?」

「いらない。私は君を大事にしたくて」

「大事にしてくださるならちゃんと抱いてください」

「まだ、」

「普通の夫婦は初夜で体を重ねますのよ。クロード様、だめですか?」


押し倒して不安に瞳をよせる彼女を抱き寄せると、予想外だったのかレティが驚いて小さい悲鳴をあげた。


「途中でやめられないけどいいの?」

「私はクロード様に全てを捧げますわ」


覚悟を決めてる彼女に迷う。

レティの気持ちが私に向くまで待ちたかったんだけど。

腕の中にいる彼女を見ながら考える。


「クロード様、お慕いしています。側妃をむかえても構いませんが初めては私にいただけませんか…」


誤解してるかな。彼女が望むならいいかな。


「レティ、私の妃は君だけだ。不安にさせてごめん。私が抱きたいのは君だけだから」


レティに口づけ、徐々に深くしていくと体の力が抜けて行く。

瞳が甘くなり、とろん微笑み私に体を預けるレティにやっぱり自制はきかなかった。気を失ってしまったレティを抱きしめて目を閉じた。


翌朝目を醒ますと腕の中でレティが眠ってる。

ごめん。無理させたかな。

レティといたいけど、会議がある。そっとベッドから抜け出し支度をしているともぞもぞと動く気配がした。視線を向けるとレティが目を開けていた。


「レティ、おはよう。大丈夫?」


顔を赤くしたレティがシーツの中に隠れた。


「ええ。」


シーツを頭から被って起き上がりフラフラした足取りで近付くレティを抱きとめる。


「クロード様、いってらっしゃいませ。また一緒に寝てくださいますか?」


かわいい。


「もちろん。今日はゆっくり休んで」

「大丈夫ですわ」


レティを抱き上げてベットに寝かせる。


「体に力が入らないだろ?レティに元気をもらったから頑張るよ。終わったら癒してくれる?」


レティが恥ずかしそうに頷いた。

今日は視察の予定もないのでレティは休ませよう。

母上が意味深な顔をして世継ぎを作るのも大事なお役目よねと言い珍しく執務に励んでくれた。

父上はいつも通り穏やかに微笑むだけ。



エイベルは変わらず私の護衛をしている。

レティの弟のエドワードが私の側近入りをした。

エドワードにレオに何をしても不敬にならないように勅命が欲しいと頼まれた。

エドワードはレティがレオ達の分も仕事をするのが許せないのでレオを躾けると言ってきた。あんなのがレティの義弟なのも許せないと。

陛下に話したら面白そうに勅命書を書いてくれた。

レティは話を聞いて不敬罪と呟いて顔を青くしていた。

リオは外交官になろうとしてたけど、頼んで私の補佐官になってもらった。

私とレティで王宮を掌握するのは大変だから優秀な人材が必要だ。

我が国には優秀な人材が多い。レティが補佐官にレート嬢が欲しいと願ったので手を回した。

カトリーヌ・レートは優秀だ。裁判官になりたかったみたいだけど、陛下が許さなかった。

陛下はレティの補佐官ならと了承をくださった。

レティはレート嬢に申しわけないと謝っていたけどレート嬢は補佐官の任命に喜んでいた。優秀な人材を集めていくことで執務も楽になっていった。

隣には愛する妃がいてまわりには信頼できる家臣たち。

将来産まれてくる我が子が苦労をしないように豊かな国を作るために励もう。



おまけ レティシア視点


政務をしているとアリア様が訪ねてきたので礼をする。


「レティ、楽にしていいのよ。クロードとはうまくいってるようね」

「殿下にはよくしていただいてます」

「でも、大事なお役目はまだよね」


初夜のことですよね・・・。どうして知ってるんでしょう・・。


「すみません」

「いいのよ。ただクロードに全部任せないでにちゃんと自分で言わないと駄目なのよ。世継ぎを作るのは二人のお役目なのだから」

「はい」

「そうね・・。クロード様、お慕いしています。側妃をむかえても構いませんが初めては私にいただけませんかって言ってみて。きっとうまくいくわ」


意図がわかりませんが、アリア様の命なら従うしかありません


「わかりました。ありがとうございます。」


その後もいくつか助言をいただきましたが恥ずかしい・・。そんなこと言うんですか?

クロード様に引かれませんか?

その晩、寝室に来たクロード様に恐る恐るアリア様に言われた言葉を口にした。

優しいクロード様は心配そうでしたが、アリア様の思惑通りになりました。

お務めをはたせてよかった。これ以上、また色々言わされるにはつらいです。

今日はクロード様に甘えて休ませてもらおうと思います。

体もですが、なにより心が休息を求めてます。



いつも読んでくださりありがとうございます。

評価、感想、誤字報告ありがとうございます。連日更新はここまでになります。

違うお話の合間にのんびりお話を増やしていけたらと思いますので、時々覗いていただけると嬉しいです。


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