19話 アズール・プロトコル推し活財テク始動
19話 財テク ルール
数日後、1月10日月曜日、信託口座を開くため銀行に行き、公証を受けた。
そのまた数日後に個人を識別するためのEIN(納税者番号)の取得。
完成した信託書類とEINを持って、銀行や証券会社(E*TRADEなど)に行き、「アズール・プロトコル信託名義」の口座を開く。
口座が開いた瞬間に当選金の100万ドルを入れ・・・今ここ。
この後に取得したEINを持って、銀行系列の証券会社、あるいは独立系の証券会社へ。
ラストに法務部門の審査(KYC:顧客確認)が終われば動かして投資できるようになるという大いなる財テクなのだ。
「ごめんね!!ママパパ!この間は取り乱して。」
この間のことがあってから話し合いがもたれた。
一つ、情報は渡して私たち(パパは別らしい)はノータッチ。
災害のこともこれからの大々的な事件も全部情報だけ渡す。
そして、政府に対しての対策だけ記憶にある限りの情報を渡しあとはノータッチ。
動くのは全部政府関係者にお任せするという方針を打ち出した。
なので追加でルールを付け加えることになった。
その一!「死者ゼロを目指す」ための政府側の対応願い。
アンジェラが情報を渡す代わりに、政府への要求内容。
事前避難を最優先にすること
地震・津波・ハリケーンなどは早期警報を徹底を目指すこと。
早期避難がかなりあれこれ言われると思うけど、安全のためのマージンなんだから国民には我慢してもらう。
それで避難しないんだったら知らん。
被害想定を最大値で見積もること、すなわち「 アンジェラの情報を最悪ケース」として扱う。
対策の遅延を許さないこと
検討中・調査中で時間を潰さない。いつまでも権益や無駄な争いしないでくれる?
政治的判断より人命優先
経済やメンツより避難と保護を優先。
ようは、救うために情報を渡すんだからヒーロー系が好きなアメリカらしく。スーパーなヒーローをしてってこと。
「これは、客観的な物なんだけどアメリカってヒーロー系好きでしょ?」
「・・・・国の成り立ちからそうだね・・・。まぁ刺さる文句だと思うが、どんなに理想を追い求めても恐らく死者ゼロは――」
「難しいけど理想を追い求めての政治でしょ?目指せ20年の奇跡の歴史!」
「そうだなぁ・・・。目指してもらおうか?」
やれやれと肩をすくめながら同意してくれた。
2. アンジェラ側のルール(負担を減らすため)
死者ゼロを目指すために情報を渡すけれど、アンジェラが潰れないようにするためのルール。
災害情報は“記憶に残っているものをしっかり”渡す → 具体的な死者数や個人情報は言わない。
「そもそもウィキだよりで個人情報まで覚えていない。よって言えないの。」
詳細な対策案は大人が作る → アンジェラは「何が起きるか」だけ伝える。
もしくは、前世考えてた対策案を伝える。
「役に立つ豆知識とかあるかもだから、ここはあいまいにしておいて。」
精神的に無理な情報は渡さなくていい → アンジェラが拒否したらそれ以上聞かない。 ドラ〇エの作者の死亡する日とかそういった話。
「あと、パラダイムシフトが大量に起こるし、情報をもとに動けばそれが小さな羽ばたきとなって結局大きなことになると思うから、天災以外は結局のところあまり意味がないんじゃない?」
「一応日本でニュースになってた殺人事件なんかも知ってるけど、たぶん変わるしね。」
情報提供後は必ず休息日を設ける。
立て続けに情報を催促しないこと。
アンジェラは“責任者でなく情報源→ 成否の責任は政府が負う。
「アンジェラは優しすぎて共倒れしがちだから、これは必須。もう二度とあんなこと言わせないわ。」
3. 情報の扱いに関するルール(安全確保)
未来情報は国家レベルの機密になるため、扱いにもルールが必要。
アンジェラの情報は最高機密扱いに自然となると思う。
政府内でも共有は最小限にしてほしい。見世物になる気は無いから。
アンジェラの存在を公にしない。
アンジェラの身辺警護を強化すること。
これにより、家族が危険に巻き込まれないバリケードを設置してほしい。
4. 取引に関するルール(サブプライム対策など)
あなたが言っていた「政府が渋ったら他の災害情報を出す」という交渉のためのルール。
取引材料に使うのは“災害情報”のみ、もしくはどこかの政治家に関しての情報。
取引は必ずパパ(または政府担当者)が行う。大人が対応したほうが安心するのでアンジェラは交渉に参加しない。
政府が対策を実行したら、次の情報を渡す 信頼関係を維持する。
「今は互いに信頼関係なんてゼログラムだからね。」
「これはアンジェラの「罪のない人を守りたい」という価値観と一致するわね。」
「でもママ、パパ?一緒に複数の未来知識を渡さないと準備期間が短くなると思うんだけど‥‥対策してからになったら渡せないんじゃないの?」
「そうね・・・・・一年以上かかる物もあるってこの間見て思ってたし、あちらの誠実な対応次第かしらそこらへんは?」
ママがニヤリと目を光らせ、臨機応変に変更と書き記した。
最後に、知っている未来知識の災害は100%ではない。
25年まで生きた病院に人生の大半を過ごした前世の私が見ていて知っている情報だけ。
ラストに、マイナーな事件や、ローカルな事故、報道されなかった災害。自分が知らなかった国の出来事は当然分からない。
よって、それを責めることは無いよう。心理的配慮を行うよう努力すること。
というありがたいルールが追加された。実際に死ぬまでに見た事件や災害で覚えてるのと言えばドキュメンタリーになったものや、あやふやなものが多い。
特に殺人事件なんて他国である日本で放映されるのはテロか連続殺人犯か、学校や公共での銃乱射犯くらいである。
あとは、災害データにクローズアップされてたものくらいなのでありがたい。
1月17日月曜日
で、あれから月曜日にパパに言っていた株を買ってくれた。
この時アップルは一株1ドル前後、任天堂は130ドル。
あれだよね・・・任天堂超優良株だなって思わず思い直したよ。
手数料込みでアップルにおよそ90万と22ドルとポケモンに10万と22ドル。これで将来の推し活は安泰ですな!
こぶしを握り締め今日も今日とて推し活のために頑張るぞ!!決意する。
21日の金曜日、この日は学校に行った後クワンティコに行く。
国家安全保障の役員との話し合いのためだ。
勿論このことはミラー一家にはなしてある、
もしも――私たちが電話をできなくなったりすることがあれば、
遠慮なく予言を2005-2008年の間のことをネットにアップするようにと。
その際は潔く諦めてニュースに名前を売ってほしいとも言っている。
名前を自身の一家にするか、私の娘かそれとも私にするかは、別として騒ぎになれば政府も監禁を解くだろうし。
最初からクライマックスに拷問されたらどうしようと不安を募らせ、
私たちは飛行機に乗った
「まぁ・・・実際にはそんなさっそくいきなり拷問なんてありえないから安心しなさい。」
飛行場から宿泊場所のホテルにチェックインする。
このホテルはクワンティコから車で30分以内だから近い範囲。
スタッフォードにあるマリオネットホテルの系列だ。
日本でも利用したことがあるけどなかなかに好きなホテル。
今回はエグゼクティブスイートを1部屋3人で使う。部屋はオレンジと木目調の明るい部屋で広々としている。
トランプしたり、可能なら一見くらい観光がしたい。
一人当たり150ドルで朝食付きならまぁ妥当?
明日は土曜日なのに朝から精神鑑定なんて気が重い。
どうやって切り抜けようかな?やっぱ、お手本はママ?




