18話告解 後半
切ない小説を読んでメンタルをやられたのでちょっとの間お休みします。
続きはメンタルが回復次第、書いていこうと思います。
18話 告解 後編
「馬鹿なことばかり言わないでくれ!!このひと月どうしたら救えるかずっとネットで訴え続けてきたのは君じゃないか!アンジェラ!」
「そうよ、だからあんなにも生存者の言葉が届いたし、もしかしたらインドネシア国内の電話で警告されて逃げてるか旅行で避難している人もいるかもしれないじゃない?」
「そんな希望的観測、」
「アンジェラが悪いなら、私たちも同じだ!!」
「違う!っつ!パパとママは私と全然違う!!!!私知ってた!どんな被害があってどんなにつらい出来事が襲うのか!!知ってた、しってた・・・・。」
「出来事を知ってた?アンジェラあなた何を言っているの?」
「24年までの情報を知ってるけど、耐えられない。こんなの死んだほうがましよ。」
「いい加減にしてよ!!知ってるからって何!?あなた私と同い年でしょ!できる事なんて特にないって自覚してるんだったら変な罪悪感を感じるのやめて!!」
「いい?なんでか知らないけど地震情報を知ってたのね!?」
「うっうん。」
「だけど地震を止めるのは神にならなきゃ無理でしょ、だったらあなたは地面の上にいる人をどかそうとしたんじゃないの?」
「必死にパソコンの前に座って何時間も訴え続けて来て?それから見た人やある程度信じてくれた人が助かったってログがあるんだよね?」
「でも・・ネットがない場所は・・・」
「インフラは無理でしょ、
常識的に考えてあんたが、インドネシアの政治家ならあなたの責任でもあるかもだけど、
そもそも地震が来ることすらわからなかったんじゃないの?今の話を聞く限り。」
「いい?私が言った・・・あんたに言った言葉は間違いなく間違いよ!!
言ってはいけないことだった。
だけど、あんたも言ってはいけない言葉よ!!
その私が見捨てたは、あんた何様よ!?」
「あんたの話を聞いてると、
責めてほしい、ごめんなさいって
メロドラマを見てるような気になる!!
本っとーに馬鹿じゃないの!?」
あんたは人を自分で撃ったの?
あんたは被災者の人を傷つけることをしたの?
あなたは相手を殺すために動いてたの?
知ってたら何?
あんたは楽しく人の不幸を見たの?
「そんなわけないでしょうが!!
あんた、自分で気が付かないかもしれないけど11月ごろからどんどんガリガリになってるんだからね!!
どうせ食べ物もない人がいるのに、いっぱい食べることに変な罪悪感持ってるんでしょうけど!それ勘違いだから!」
枯れた瞳から涙が溢れ出てくる・・・・
「ごっごめ、」
「謝るの禁止!!あんたは悪くない!ハイ!リピートアフタミー!!」
「でっでも!」
「私は悪くない!リピートアフタミー!」
「・・・」
言いたいけど、喉の奥で言葉が出てこない。
言葉な鉛のように思い。
「ずっ・・・・・」
「泣いてないで!言って!私は悪くない!」
私は唇を震わせながら、 喉の奥で言葉を押し出そうとした。
「……わ、たし……は……」
声が震え、涙が頬を伝う。
「……悪く……な……」
言い切れない。 でも、言おうとしている。 その姿を見て、マディソンはさらに強く言う。
「言って!!アンジェラ!!
あんたは悪くない!! あんたは人を救おうとしたんだよ!!」
アンジェラの肩が震え、 ついに声が漏れる。
「……わたし……は……悪く……ない……?」
その瞬間、 アンジェラの中で何かが“ほどける”。
「悪くない――っつっひっ・・・っヒック悪くない!なんで!」
信じてくれないの!!
「いっぱいっ・・・・いっぱい
・・・っ書いたのにっ!!なんで悪戯って思うの!!!」
なんで!!どうして!!
ボロボロと涙を降らせ、机を手が赤くなるほどバンバン叩いた。
「なんで・・・!わたしは中学生なの!なんで大人じゃないの!!」
泣きながら怒鳴り、感情が爆発する。
自身の幼さがただただ、憎い。
大人ならもっとできることが多かった。
大人ならもっと説得力があった。
私が成人してたら、飛行機に乗って現地まで行けた!!
ひと月の出来事が脳内で暴風雨のように駆け巡る。
心臓が鼓動を鳴らし、スピーディーになっていく。
「なっ・・・なんで・・・・もうっむり。」
肩が震え、呼吸が浅くなり、身体が震える・・・あっ過呼吸だっと気が付いたときには崩れ落ちていた。
苦しい。
とたんママが体に抱き着いて背中をさすってくれた。
まだ苦しいけど、心理的にはましだ。
「ミラーさん、サマンサ先生・・・娘が今言ったことは文字通りの意味です。ヤフーチャットや掲示板のログの記録を家に帰ったらご確認ください。日付は12月の震災前からずっと警告していました。」
「・・・・・ヤフーチャットの予言って話題になっていましたよね確か。
11月30日の子どもの誘拐殺人事件の情報と一緒に、スマトラ沖地震について書かれていた・・・・気になって日本の新聞も読んでいました。実際に川に捨てられてた。あれあなたが書いたの?アンジェラ?」
サマンサ先生はなぜか頷きながら、何かに気が付いたように言い出した。
「・・・・・・見捨てた、あなたそう言ったわね?ドクターやナースにどうか患者をおいて逃げてと言い続けてた・・・。どうかこの日は倫理観をしまって逃げてって・・・・必死に言ってた。結局助からなかったわね。医療関係者が大勢死んでたのを私もボランティアで知ってるわ。」
沈痛な面差しでサマンサ先生がアンジェラの叫びを受け取っていたひとりだと、伝えてくれた。
「チャットですか?ボランティア活動のこの悲惨なログで精神がおかしくなっているだけでは?実際、リアルタイムでこの作業をずっと26日から2日までしていたのだったら、大人でも気がおかしくなって」
ミラー氏が困惑したように、言い放つと、サマンサ先生が事実の確認をした。
「いえ、私がみたログは12月はじめ・・・話題になってたんです。おかしな夢の話をする子がいるって。それから毎日スマトラ沖地震の情報を繰り返し載せてたし、それに文章が・・・・・正確だったんです。日にちと時間がこの間ニュースに載っていた時間と驚くほどぴったりと。」
驚き、ママと私は顔を見合わせ、ママが説明しだした。
「娘は少し前未来を見る力を授かって、ずっと・・・苦しんでいたんです。どこで何が壊れるか事前に全てではないけれど察知できるようになってしまった。こんな不幸なことはないですわ。本当に」
「マディソン、娘が悪くないと言ってくれて感謝する。本当に・・・その通りだ。」
パパはミラー氏の目を、逃げ場をなくすように見つめた。
「さて……。娘のこの告白を聞いた以上、あなた方には二つの道しかない。……一つは、この話を『狂人の妄想』として笑い飛ばし、明日から私たちの前から消えること。……もう一つは、この重すぎる秘密を共有し、我々がFBIの保護下に入るまでの間、その『財力と権利』を使って、娘がこれ以上自分を責めなくて済むように一般的な生活を送る手助けをすることだ。特にサマンサ先生は――おそらく引っ越すまでの間4日間ほど連続でお休みをとるのでそのサポートをお願いします。」
ミラー氏は、喉を鳴らして唾を飲み込みました。 マディソンは、自分のお小遣いで服を買うことしか考えていなかった自分と泣きはらすアンジェラの違いに愕然としてしまった。
「……レナード博士。私は……私たちは、後者を選びます。……マディソン、お前も分かっているな?」
マディソンは、何度も、何度も、壊れた人形のように頷きました。
お客様3人入りまーす。本日のコースは知ってはいけない未来情報、知ったが最後胃薬が手放せない矯正ダイエットコース!って言いたくなる最後。




