禍々しい物ですか!?
「こっ・・・これは・・」
私の眼の前には、とても毒々しいキノコがあります。
絶対に食べてはいけないキノコです!濃い紫っぽいのに黒っぽくて 黄色い小さなポツポツが目に痛い。
間違いなく即死レベルのキノコですよ!猛毒ですよ!!
そのキノコから少しずつ離れようとした時 ガシッと私の頭を鷲掴みしたイースさんがいました。
イースさんは無表情で、猛毒キノコ(のようなもの)を私の口に近づけてきます。
「イ、イースさん?」
冷や汗がダラダラと流れてきます。
無表情で無言・・・とても恐いです!!!
猛毒キノコ(みたいな)が確実に近づいて来ます!!!
「ごめんなさい!!勘弁してください!!!静かにします!!!静かにします!!!」
半泣きで一生懸命に許しを乞います。
プライド? そんなの命あっての代物ですよ!!!
プライドなんてありませんけど!もとから。
やっとやめてくれたイースさん「ありがムニュ!」では ありませんでした!
油断した処を狙って口の中に突っ込まれました。
思わず噛んでしまって、「ンフッ!!!」変な声が出ましたが、これは詰まったのではなく
「美味し〜いっ!」思わず猛毒キノコ(だと思った物)をマジマジと見てしまいました。
「サイテだ。女、子供がよく食べているのを見る」
イースさん優しいです!これは見た目で判断しちゃいけないってヤツなのですね!
美味し〜いっ!んまんま〜 甘々〜
「俺は食う気にならんがな。そんな禍々しいもの。」
「ぶふっ」
「・・・・汚い。静かに食え」
「ゴホッゴホ・・・はい」
むせて少し涙目になって答えます。
イースさんって ちょっと意地悪なのかもしれません。
「サイテ美味しいです。ありがとうございます」
猛毒キノコ(見た目で判断しちゃいけない物)は甘いスイーツでした。初めに食べた人は凄いですね。
異世界に来て 初めて日本じゃあり得ない物を食べました。




