僕の美少女モンスター

■　あらすじ
　普通の中学二年生、掛橋絆（かけはしきずな）は、ヴァンパイアの少女に襲われかけたところをケンタウロスの少女ケイに助けられる。ケイは、世界でただ一人の人間とモンスターのハーフである絆を守るために派遣されてきた、ボディーガードだったのだ。
　絆の命をねらうのは、ヴァンパイヤの血祭冴（ちまつりさえ）、フランケンの普見蘭（ふけんらん）、人狼の大神浪子（おおがみなみこ）といった世界を代表する三大モンスターの少女たち。
　対するは、ケンタウロスの陸守ケイ（りくもりけい）、マーメイドの海守マナ（うみもりまな）、ハーピーの空守（そらもりはぴ）の、陸海空のモンスター。
　これは絆を守って（めぐって？）戦う美少女ボディガードモンスターと、絆の命をねらう美少女モンスターたちとの間に繰り広げられる、バトルラブコメライトノベルなのです。


■　登場人物
○掛橋絆（かけはし　きずな）
　人間の父とミイラ女の母との間に生まれたハーフの中学二年生。一人暮らしをしていたが、命を助けられた日よりケンタウロスのケイと一緒に暮らし始めることになった。
○陸守ケイ（りくもり　けい）
　ケンタウロスの少女。人間の姿にもなれる。ボディーガードのため絆の家で暮らし始めた。学校でも寝るときもお風呂のときも絆といっしょにいようとする。「絆君」と呼ぶ。
○海守マナ（うみもり　まな）
　マーメイドの少女。ケイに続き、絆の家で同居を始めた二人目のボディガード。絆と同じクラスに転入するはずが間違えて隣のクラスに転入してしまった。「絆ちゃん」と呼ぶ。
○空守ハピ（そらもり　はぴ）
　ハーピーの少女。三人目のボディーガード。「絆」と呼ぶ。一人称は「僕」。
○血祭冴（ちまつり　さえ）
　ヴァンパイアの少女。絆を襲おうとしたところ、ケイにはばまれた。
○普見蘭（ふけん　らん）
　フランケンの少女。プールで絆を襲い、マナと戦う。
○大神浪子（おおがみ　なみこ）
　人狼の少女。四月当初より絆と同じクラスで、襲う機会を伺っていた。