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僕の美少女モンスター  作者: 秋保嵐馬
Ⅱ.僕のボディガードの美少女モンスター娘
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五、キャッチボールで大騒ぎ4

 キャッチボールは一時間ぐらいやっただろうか。

 あまり長くやると吼が疲れてしまっていけないというので、それくらいで切り上げた。

「掛橋……君、空守さん、今日はありがとう」

「ねーねー、ハピ姉ちゃん、また今度いっしょにキャッチボールしてくれる?」

 なんだよ吼、僕にはあいさつなしか?

 吼にねだられ、ハピは困ったような表情で僕を見た。

「いいんじゃないか」

 僕はハピに、続いて大神浪子に言った。

「大神さん、よかったらまた四人でここでキャッチボールしようよ」

「い、いいのか」

「やったーー、またハピ姉ちゃんと遊べるーー」

 吼は大喜びだったが……、僕を無視すんなっつーの!


 ハピと二人での帰り道。

「絆は優しいね。吼があまり友達がいなくてさびしい思いをしていると聞いて、放っておけなかったんでしょ?」

「まあね。それに吼がなんだかとてもハピのこと、気にいってたじゃん」

「ふふ。弟がいるってあんな感じなのかな?」

「ハピは兄弟いるの?」

「ボクは兄さんが一人ね」

「へえー。あ、うちに着いたね」

「そういえば絆、物置の片付け途中だったね」

「そうだった、続きやらなくちゃ」

 物置のある裏へ回ると……。

 エプロン、三角巾を身に着けた女の子が二人、物置の片づけをしていた。

 ケイとマナだ。

 ケイとマナは、なんだかエプロンと三角巾がよく似合ってる。

 このあたり、ハピと逆だな。

 でもこれ、本人たちには言わないほうがいいかも。

「あーー、やっと帰ってきたーー。絆ちゃんもハピもお掃除ほったらかしてどこ行ってたのよ」

「ごめん、ごめん。ちょっと絆とデートしてきちゃった」

「「にゃにぃ」」

 ハピの返答に、マナとケイがハモる。

「ちょっと絆君、どーゆーこと! 私たちには掃除させておいて、ハピとデートだなんて」

 ケイが僕に詰め寄ってきた。

「そーよそーよ、もー絆ちゃん許さないんだからあ!」

 マナが両手でぽかぽかと僕の背中をたたいた。

 加減してくれているから痛くはないけど。

「ご、ごめん、ごめん、今からやるからさあ」

 罰として、僕はそのあと、ケンタウロス体に変身したケイのボディのブラッシングと、マーメイド体に変身したマナのうろこ磨きをさせられた。

 ハピもちゃっかりしていて、「ボクだって今日キャッチボールして腕が疲れたのにぃ」とハーピー体に変身しての羽根のお手入れを僕にさせるのを忘れなかった。


<完>

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