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僕の美少女モンスター  作者: 秋保嵐馬
Ⅱ.僕のボディガードの美少女モンスター娘
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三、プールで大騒ぎ2

 プールに着いた。

「じゃあ、着替えるのは男女別だから、ケイは向こうだよ。こっちに来ちゃだめだよ。他の男のお客さんもいるんだから」

「うん、分かってる。出るくる前に、さんざん絆君に念押しされたから大丈夫」

 ケイは僕にウィンクして見せた。

 これでも最初の内は、もし男子更衣室に男の敵モンスターがいたらどうするんだと、ケイは全然納得していなかったのだが、ケイが男子更衣室に来たほうが断然僕にとって困る事態になるということをさんざん説明して、やっと納得してもらったのだ。


 着替え終わるのは僕のほうが先だった。

 待っていると、ほどなくケイがやってきた。

「ねーねー、絆君、どう?」

 ケイが、ちょっと照れくさそうに両手を後ろに組んで、両足もちょっと交差させ、小首を傾げて僕を見た。

 ピンクのビキニの水着だ。

 今回プールに来るにあたって、新調した。

 ケイは「陸守」と苗字の入ったスクール水着しか持っていなかったのだ。

 さすがに今時、こういった一般の人たちが利用するプールで、名前入りのスクール水着を着ているのは、小学生にだっていない。

 だから、いっしょに僕はケイの水着を買いに行った。

 もちろん、ケイのだけというわけにはいかない。

 マナとハピもいっしょに行った。

 いや~~、買うときは、どれにしようか、あれにしようか、これにしようかと、一日がかりだったよ。

 女三人集まればなんとやらで、とにかくケイもマナもハピもにぎやかだし。

 試着のときは下着の上からするんだよと言えば、え、どういうこと? 学校では直接着たよと納得せず、学校で着たのは自分のだったからいいけど、試着のときはまだ自分のじゃないから下着の上から付けるんだよと言っても、それはどうやるの試着室にいっしょに入って教えてと引っ張られた腕を、何言ってるんだ入れるかと振り払い、周りの女性客には、なんで男の子がここにいるのよとヘンな目で見られ……。

 ほんとに大変だった。

 ああ、僕、今、遠い目になってる……。

「――なくん」

 ん?

「――ずなくん」

 なんか聞こえる?

「絆君ってば!」

 は!

 僕は我に返った。

「ねえ、ぼうっとしてないで見てよ。どう?」

 ケイが両手を腰にやり、ちょっとご機嫌斜めな感じで、僕に詰め寄ってきていた。

「あ、いいよ、いいよ、すごく似合う」

「ほんとに!?」

 ケイは満面の笑顔。


「じゃ、じゃあさ、練習始めようか。まずはバタ足から……」

「うん!」

 ケイの両手を持ってやり、バタ足の練習をさせる。

 もともと運動神経はいいんだから、ケイはどんどん上達してきた。

 顔を水につけて、腕を回すクロール。

 そして、今度は息つぎと、僕が教えることをケイは次々にマスターしていった。

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