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花音「違う!思ってないもん!パパに
ごめんなさいって思ってるもん!」
『だったらその左腕はなんだ?
白い花を見て染めたいと思ったんだろ?
パパは確か、桜佑だったよな。
次はどの白い花を染めようか。』
右耳の男は、花音の頭を邪念で
包み込もうとする。
左腕の脈拍は速まる。
すると左耳から、パパの声がした。
父「花音、だめだ。落ち着きなさい。
大丈夫、大丈夫だから。」
その声を聞き、右耳の男の声は止んだ。
花音は左腕をぎゅっと掴んで、
再び窓の外を眺める。
私は変われる。
今だってほら、
パパが止めてくれた。
パパが傍に居てくれるから
もう繰り返したりしないよね。
ねぇ、パパ。
大丈夫だよね、私。
白い花は
白のままで綺麗なんだって
いつか心から思える日がくるよね?
何でかな、パパ。
施設で過ごすようになって、
右耳から聞こえる声が
どんどん大きくなっていくの。
あのね、パパ。
パパとの約束、守らなくても
いいやって思っちゃうの。
どうしよう、パパ。
パパが抑えてくれてるのに
我慢出来なそう。
お願い、パパ。
この手を止めて。
答えて、パパ
私はいつになったら
人を殺すのをやめられるの?
_終_
最後の部分…ねえ、パパ、と
声の届かぬ父へ問う部分は
施設→社会復帰→殺人
上のように、問う度に花音から
緋心に成長していくイメージです。




