将軍候補としてのプレッシャー
詠美視点
全国学園対抗試合の準決勝でチームブレイブと戦うことになった私達大江戸学園
だけど第一試合で大神さんが相手の骸亜九龍選手に負けてしまい、次の第二試合が勝敗をわけることになってしまった。
八雲「拝神さん、しっかりしてください!? 」
伊都「うぅっ…!?やっくん… 」
気を失いかけながらも何かを話そうとする大神さん
もしかしてチームブレイブに対してのアドバイスかと思いきや
伊都「負けましたけど団子食べ放題は… 」
そういえば大神さん、八雲から勝ったら団子食べ放題という約束をしていたんだっけ
八雲「負けたけど拝神さんは頑張ったんですから団子くらい食べ放題にしてあげますから 」
八雲がそう言うと
伊都「それを聞いて安心しましたわ。では… 」
がくんっ!!
それを聞いて気を失う大神さん
この人って一体…
それはともかく!
『それでは続きまして中堅戦を始めたいと思います!』
いよいよ私の出番のようね
私が負けたらその時点で大江戸学園は負けなわけだし、絶対に負けられないわ!
『続いて準決勝中堅戦!大江戸学園:徳河詠美選手!チームブレイブ:李鳥鳳賀選手!舞台に上がってください』
鳳賀「はい 」
詠美「はい 」
スッ…
そして私は舞台に上がろうとするけれども
観客「おっ!次は次期将軍候補の徳河さんか!こりゃ勝てるな 」
観客「大丈夫だろうよ。何たって徳河さんは次期将軍候補なんだからここで負けるわけがないって 」
ズシンッ!!
詠美「うっ!? 」
次期将軍候補として絶対負けられない!次期将軍候補として観客からの期待!というプレッシャーが私に襲いかかった。
するとその時!
吉音「詠美ちゃーん! 」
吉音さん!?
吉音さんは私に向かって叫ぶと
吉音「緊張してるなら手のひらに米を三回書いて食べるんだよ! 」
と、アドバイスしてくるけど
八雲「新!そりゃひだる神(餓鬼の一種)に取りつかれた時の対処法だろうが!! 」
吉音「あれっ?そうだっけ? 」
わははっ!!
あっという間に会場にいるみんなに笑われてしまった。
徳河家の恥!
でも
スゥッ!!
アドバイス的には間違っていたけど吉音さんのおかげで少しはリラックスできたようね
吉音さん
最初は徳河将軍の第一候補でありながらその地位を捨てたあなたに対して私はいいとは思わなかった。
でも最近のあなたの活躍や頑張りを聞いてもし私があなたと同じ立場だったならそういう未来もあったのかもしれないと感じてしまう
吉音さんが変わったのはきっと八雲のおかげね
ちらっ!
私はそう思いながら八雲をちらっと見た
そして
パァンッ!!
私は自分で自分の頬を叩くと
詠美「八雲 」
八雲「はい? 」
詠美「私は必ず勝つからあなたも自分の試合に集中していなさい! 」
八雲「は…はい!? 」
スッ…
私は八雲にそう言いながら舞台に向かっていった。
八雲「あの徳河さん!? 」
詠美「何か用? 」
けれども八雲に呼び止められ、話を聞いてみると
八雲「頬、痛くありませんか!? 」
じんじんっ!!
正直に言うと少し叩きすぎたんじゃないかと自分でも思う
でもそんなことを気にしている場合はなかった。
次の試合、私は必ず勝ってみせる!!




