銭方真留と村神麻白・前編
真留視点
皆さんお久し振りです。
私は北町奉行・遠山様お付きの岡っ引き、銭方真留です。
しかし、この遠山様というのが困った人でして
真留「遠山様、入りますよ 」
ガラッ!
私が追加の仕事を持ってくれば
『俺は去る! 朱金』
バンッ!!
真留「またあの人はーっ!! 」
書き置きを残して逃走するような人なのです
そして舞台は秋月さんのいる八雲堂に移ります。
八雲堂
真留「まったく遠山様ったら!! 」
八雲「真留も大変だな 」
てっきり秋月さんのところに遠山様が来ているかと思ったら来ていないだなんて、一体何処で道草を食っているのやら
そして私はついでですから秋月さんの店で団子を食べてるんですけどね
真留「あの方は北町奉行としての自覚がありません!おかげで私が忙しい目に遭っちゃいまして、遠山様の抜けた分の急ぎの仕事をやるはめになってるんですよ! 」
私が遠山様に対しての文句を秋月さんに愚痴っていると
?「フフフッ!上司の悪口を愚痴るだなんてお前もまだまだですね 」
聞き覚えのある嫌な声が聞こえてきました。
この嫌みな声は…
スッ!
私が声の聞こえてきた方を向きますと
バンッ!!
真留「お前は麻白!! 」
真留の嫌いな麻白がいました。
八雲「誰?真留の知り合いか? 」
そういえば五十話を越したというのに秋月さんは初めてお会いしましたよね
真留「あいつは村神麻白!南町奉行・逢岡様お付きの岡っ引きです 」
ちなみに作者のオリキャラではありません。
原作では1シーンしか出番がないいわゆるモブキャラです。
八雲「逢岡さんの真留って感じか 」
何か癪に触りますがまぁその通りです。
真留「何の用ですか!真留をからかいに来たのですか! 」
麻白「麻白はそんな暇ではないです。茶店に来たら団子を食べるのが当たり前でしょうが!店主、お団子くださいです 」
ぐぬぬっ!!あぁいえばこういうガキです!!
麻白「しかし遠山様の管理がうまくいかないのはお前が未熟だからです 」
なにぃっ!!
麻白「その点、うちの逢岡様は私がきっちりサポートしているから完璧なのです 」
逢岡様は前からしっかりしているでしょうが!!
お前は関係ありません!
真留「フンッ!そんな逢岡様もダメな部下を持つと大変ですね 」
麻白「なにぃっ!! 」
真留「何を!! 」
麻白「やるってんなら相手になってやるです! 」
バチバチッ!!
八雲「ちょ…ちょっと二人共!? 」
秋月さんが止めるのも聞かず、火花を飛ばしまくる私達がいざ激突しようとしたその時です。
想「二人共、やめなさい! 」
バンッ!!
真留・麻白『逢岡様!? 』
八雲「逢岡さん!? 」
南町奉行の逢岡様が現れました。
想「二人共、店先で喧嘩するだなんて秋月さんに迷惑でしょう! 」
確かにその通りです…
麻白「ですが逢岡様、このちんちくりんが麻白を馬鹿にしたから… 」
なっ!!
真留「ちんちくりんとは何ですか!!お前なんてお尻の青いガキです!! 」
麻白「何を!! 」
想「麻白も真留ちゃんもやめなさい! 」
逢岡様に再び喧嘩を止められる私達
想「では罰として二人に課題を命じます! 」
真留・麻白『えっ!? 』
私は北町所属ですのに
スッ!
逢岡様は一枚の地図を取り出すと
想「ここに最近起きている引ったくりのアジトがありますから今夜辺りにでも捕らえてきなさい 」
そういえば最近大江戸学園では引ったくりが多発してましたね
しかし、捕らえるだなんて…
麻白「お安いご用です!ちんちくりんには負けないです! 」
何を!!
真留「私だってガキには負けないです!! 」
麻白「言ったなぁ!! 」
真留「言って悪いですか!! 」
私達二人がもめてる間に
スッ!
秋月さんと逢岡様が店の奥に入っていきましたが今はそんなこと気にしてる場合ではありません。
今日こそこのガキにどちらが上が思い知らさねば!
想視点
さてさて、二人がもめてる間にちょっとすまさなければなりませんね
八雲「逢岡さん、あの二人に引ったくりを捕らえるなんてできるんですか!? 」
想「ああでもしないと喧嘩はおさまらないでしょう。あの、秋月さんにお願いがあるんですけど構いませんか? 」
私が秋月さんに聞くと
八雲「逢岡さんのお願いなら、たとえ火の中、水の中!誰かを殺せっていうお願いも聞きます!! 」
ちょっとオーバーですね
想「実はあの二人についていってほしいんですよ 」
八雲「えっ? 」
想「万が一にということでお願いします。無理でしたら私が動きますので… 」
すると
八雲「お任せください!その任務、見事果たしてみせます! 」
想「秋月さん… 」
頼りにしてますよ。




