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八雲堂、宇宙(そら)へ…

少しずつ今回より他のキャラが出ます。

八雲視点


カタッ!!


八雲「さぁ〜て、今日も頑張りますかな! 」


学校生活、茶店の経営、十兵衛師匠との稽古等と日々の生活が忙しくなったけど頑張らなくちゃな!


八雲「そういや吉音の奴、朝からちょっと用事があるって出掛けていったけどどこに行ったんだ? 」


まぁそのうち帰ってくるだろうと俺が思っていると


吉音「ただいま八雲! 」


すぐに吉音は帰ってきた。


八雲「吉音、どこ行ってたんだ? 」


吉音「八雲のためにいいもの買ってきたんだよ 」


いいもの?


一体なんだろうと思っていると


吉音「これだよ! 」


吉音が袋から取り出したのは…


バンッ!!


鬼ころし(酒)であった。


吉音「こんな名前がついてるんだからきっと鬼を祓う(はらう)効果があるに違いないよ!だから八雲、飲んでみよ! 」


俺についている鬼のために買ってきてくれたんだろうが


八雲「未成年が酒を飲めるか!! 」


ビシッ!!


俺は吉音にそう突っ込んだのだった。


吉音「別にいいじゃん。真・恋姫†無双のキャラだって大半が未成年だけど酒を飲んでるよ 」


八雲「他作品と一緒にするな!俺達は一応学生なんだから飲酒は禁止だ! 」


吉音「北郷一刀だって高2の学生だよ 」


八雲「だから他作品と一緒にするな!! 」


何だかもう吉音に突っ込むのも疲れてきたその時だ。


パシャッ!


突然カメラの音がすると


?「にっしっしっ♪相変わらず隙だらけだね八雲ちゃん 」


眼鏡をかけて頭にゴーグルを装備し、おさげをした女がカメラを構えていた。


こいつの名は比良賀 (てる)。及川いわくバスト81センチ。俺と吉音とは同じクラスで仕事は瓦版(新聞)屋だ。


輝「『八雲堂店主、秋月八雲!学生の身分にもかかわらず昼間に堂々と飲酒!!』こりゃスクープだねぇ♪ 」


八雲「飲んでねぇから!! 」


相変わらずこいつは人をからかうのが好きな奴だな


八雲「それで今日は何しに来たんだ?単なるネタ探しじゃないだろ 」


輝「おっ、八雲ちゃん察しがいいねぇ!またおいらの新たな発明品を見せに来たのさ 」


こいつは発明が趣味であり、その度に珍騒動が起きていた。


輝「見な、おいらの発明品の数々を! 」


バサッ!!


そして輝は風呂敷を広げると


輝「時間になれば直径30キロにまで音が鳴り響く『強力目覚まし時計』! 」


八雲「近所迷惑になるだろうが!! 」


輝「じゃあ、投げて地面に落ちた後、勝手に動き回る『ネズミ花火手榴弾』! 」


八雲「危ないだろうが!! 」


輝「なら、写真を撮ると服が透ける『全裸カメラ』! 」


八雲「やめんかい!! 」


こんな風にこいつは世紀の大発明と言いながらこのような珍発明が多い


でも全裸カメラはいいかもな


それを使って想さんを…


吉音「八雲、鼻の下が伸びてるよ 」


はっ!?


いけねぇ、いけねぇ、ついエッチな顔をしてしまったぜ!?


輝「おやおや〜、八雲ちゃん、カメラが欲しいのかい♪同じクラスのよしみで八雲ちゃんなら定価の1割引で売っちゃうよ♪ 」


うっ…


本音を言うなら買いたいが


ここで買うとまた吉音が写真にでも撮って俺を脅すに違いない!?


俺は買わないでおこうと思ったその時だ


及川「今の話聞いたで!やっくんが買わんのならわいが買う! 」


ぬっ!!


どこから現れたのやら?


いきなり及川が現れて輝の発明カメラを買ってしまった。


輝「毎度あり〜♪ 」


及川「にししっ♪えぇ掘り出しもんを手に入れたで♪ 」


カメラを手に入れて上機嫌の及川


くそっ!!俺が先に買っておけばよかったと後悔していると


輝「よかったね八雲ちゃん、実はあのカメラなんだけどさ、実は透けすぎて骨しか写らない失敗作なんだよね♪ 」


よかったぁーっ!?


もし俺が買ってたら吉音に弱味を握られたあげく、損するところだったぜ!?


及川も災難だったな


奉行所に言いに行こうにも盗撮しようとしたんだから言えないし


それはともかく


八雲「お前もたまにはマシな発明品を作れよ 」


俺が輝に言うと


輝「ぶーっ!!何だかその言い方だとおいらがいつも変な発明してるみたいじゃないか 」


その通りだよ


輝「そんなに言うならおいらのすごい発明を見せてやるよ 」


スッ!


輝は懐からスイッチを取り出すと


吉音「そのスイッチは何なの? 」


輝「よくぞ聞いてくれました!実はおいら、宇宙に行けるロケットを開発したんだい! 」


バァーンッ!!


胸を張る輝だが


八雲「うっそだーっ! 」


輝「八雲ちゃん、おいらを疑うのかい!だったら今から飛ばしてやろうじゃないか!スイッチ押してみな! 」


スッ!


輝は俺にスイッチを向けるが


吉音「あたしが押すーっ♪ 」


ポチッ!


横から入った吉音が押してしまった。


すると


ゴゴゴッ…!!


ロケットの起動音が聞こえ


飛び立っていこうとする。


・・・俺の店が…


って!?


八雲「おい輝!何で俺の店が飛ぼうとしてるんだよ!! 」


俺が輝に突っかかると


輝「いや〜、実は昨日の夜のうちにこの店の回りにロケットを仕込んどいたのさ♪ 」


んなこと聞いてるんじゃねーっ!!


八雲「早くロケットを止めろ!! 」


輝「お生憎様、一度起動させたら燃料が切れるまで止まらないロケットなのさ♪ 」


馬鹿野郎ーっ!!


だがこのまま店が飛ばされるのを黙って見ていられるか!!


八雲「待てぃっ!? 」


ガシッ!!


俺が店の柱に掴まると


吉音「あたしもいくよ八雲!ほらてるも! 」


輝「えっ!?おいらもかい!? 」


ガシッ!!


吉音と吉音に捕まった輝も店に乗り込んでいった。


そしてその時!


ガラッ!!


由真「ちょっと秋月!朝からうるさいわね!!一体何を… 」


騒ぎを聞き付けたお隣の子住さんが店の外に出てみると


そこには…


バァンッ!!


空へ飛び立つ八雲堂、そして八雲堂にしがみついている俺、吉音、輝がいた。


それを見た子住さんは…


由真「あ…あたしったら仕事のし過ぎで疲れちゃって幻覚を見てるのね!?まさか店が飛ぶわけないし、今日は休ませてもらおう!? 」


幻覚を見ているんだと誤解して店に戻っていった。


そして俺はというと


ゴォーッ!!


何とか店の中に入れたものの、止めることができず


店はただ飛ぶだけであった。


八雲「はぁ〜、一体どこまで行くのやら!? 」


輝「だから宇宙って言ってるじゃんか! 」


本当に宇宙なんかに行けるわけないだろと思う俺だが


それから数分後


吉音「八雲、地球ってホントに丸くて青いんだね 」


ホントに宇宙に着いちまったよ!?


何でろくな設備もないただの店が宇宙に行けるんだよ!?


吉音「作者がそうした方が面白いと思ったからじゃないの? 」


作者って誰だよ!?


輝「にしてもおいら喉が渇いちまったよ、八雲ちゃん、茶を一杯おくれ 」


誰のせいでこんなことになったのやら!!


八雲「まったく!! 」


コポポ…


文句を言いながら俺は茶を入れていくと


ぷわっ!!


八雲「おわっ!? 」


宇宙空間では液体はスライムのように浮いてしまうのだった。


吉音「宇宙空間って便利だよね。無重力だから空中でお昼寝ができるよ♪ 」


輝「来てよかったろ、おいらのおかげだね♪ 」


お前のせいでこうなったんだろうが!!


だが、俺が輝を責めたその時だった!


プスプスンッ…


八雲「何だこの音は? 」


突然変な音がすると


輝「この音は燃料が切れた音だねぇ 」


へぇ、燃料が…


えぇっ!?俺達はまだ地球から宇宙に飛び立ったばかりである。


つまり…


キィンッ!!


吉音「な…何かに引き寄せられてるけど何なの!? 」


八雲「この店が地球の引力に引き寄せられてるんだよ!? 」


吉音「よかった。これで帰れるね♪ 」


馬鹿野郎ーっ!!


八雲「このまま勢いよく落ちていったら死んじまうぞ!? 」


吉音「えぇっ!? 」


輝「まぁ作者ならおいら達を何とかして生かせて… 」


八雲「だから作者って誰だーっ!? 」


もうダメだ!?


神様!仏様!想さん!!助けてくれ〜っ!?


俺達が窮地に陥っているその頃、地上では…


想視点


ざわざわ…


想「こ…これは!? 」


通報を受けて駆けつけた私、逢岡想は驚いていました。


何故ならば…


バァンッ!!


昨日まであった秋月さんのお店が消えてしまったのですから


及川「やっくん、どこに消えたんや!? 」


するとその時でした。


キィンッ!!


空の彼方から何かが落ちてきたのです!


通行人「何だあれは? 」


通行人「鳥だ! 」


通行人「隕石だ! 」


いえ、あれは…


想「八雲堂です!? 」


バンッ!!


何と!?空から八雲堂が落ちてくるではありませんか!?


八雲視点


もうダメだ!?地面に激突して死んでしまう!?


吉音「死ぬ前に饅頭をお腹一杯食べたかったよ〜! 」


輝「初登場でいきなり死ぬだなんてあんまりだ〜!? 」


俺だって死ぬ前に一度想さんのおっぱい揉みたかったよ〜っ!?


キィンッ!!


そしてあと少しで八雲堂が地面に激突しそうになったその時だ!


『ちっ!仕方ねぇな! 』


ぴたぁっ!!


全員『えっ!? 』


何と!?激突数十メートル手前で八雲堂が急に止まったんだ。


何故かというと…


バァンッ!!


俺にしか見えないが俺についている鬼が八雲堂を受け止めていたからだ!


八雲「お前… 」


『勘違いするんじゃねぇぞ!テメェが死んだら俺も死んじまうからだ』


意外と鬼はツンデレかもな


『うるせぇ!!ゆっくり下ろしてやるからな』


鬼のくせに照れやがって


スッ…


ズシンッ!!


その後、鬼の手により八雲堂は元の位置に直されたのだが


及川「ぎゃーっ!? 」


八雲「あっ!? 」


戻した際にうっかり及川を挟んでしまった。


ちなみにこの時及川は半身を挟まれたというのに三日間の入院という軽傷だったという。


そして今回の騒動のきっかけとなった輝は奉行所送りとなった。


輝「お慈悲を〜!? 」


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