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八雲の秘密・後編

何故八雲が豹変するのか、その理由が明らかに!

十兵衛視点


八雲に地獄の鬼が宿っている理由


それは八雲の過去に理由があった。


数年前・八雲の実家


バシィンッ!!


幼い八雲「ぐえっ!? 」


火乃華(十兵衛の真名)「まだまだだな八雲 」


私は弟である八雲に剣術を教えていた。


幼い八雲「ほー姉ったら強すぎだ!少しは手加減しろ! 」


火乃華「剣術において手加減は一切せぬ! 」


幼い八雲「そんなに凶暴じゃ嫁の貰い手がないぞ! 」


この八雲の言葉に私は


ゴチンッ!!☆ミ


火乃華「大きなお世話だ! 」


幼い八雲「いたた!? 」


ついムキになって八雲の頭を殴ってしまった。


火乃華「八雲、私に勝とうだなんて百年早いぞ!もし私に勝てたなら何でも言うことを聞いてやろうじゃないか 」


幼い八雲「ホント!よーし!絶対ほー姉を倒して僕の願いを聞いてもらうぜ! 」


子供というのは単純だな


とこの時の私はそう思っていたのだが


この後、私はその子供の単純を甘く見ていたのだった。


もっとしっかりしていたのならあんなことにならなかったかもしれぬのに


幼い八雲視点


剣術なんてほー姉が厳しすぎるからやめようと思ってたけど


幼い八雲「僕がほー姉を倒せばどんな願いでも叶えてもらえる! 」


でもあの強いほー姉を倒すには難しく


同じ願いを叶えるのなら各地に散らばっている星が描かれた玉を七つ集める方がよっぽどマシだったんだ。


幼い八雲「そうだ!倉の中なら持てば相手を自動的に倒してくれる刀とかあるかも! 」


まぁそんな青い猫型ロボットの道具のような刀なんてあるわけないだろうけどね


でも僕はもしかしたらと思う一心で倉の方に向かったんだ。


八雲の実家・倉の中


ガチャガチャッ!


幼い八雲「う〜ん、見つからないなぁ!? 」


倉の中をあちこち探しているけどやっぱりそんな刀なんて見つかるはずがない


もう諦めて戻ろうかなと思ったその時!


ガタタンッ!!


幼い八雲「うわっ!? 」


手が届かなくてほっておいた棚の一番上にあった箱が落ちてきたんだ。


幼い八雲「ケホケホッ!何だこのボロそうな箱は? 」


スッ!


僕は箱の中を覗くと


バンッ!!


そこには一枚の紙が張られた刀があったんだ。


幼い八雲「何だかわからないけど、この刀から物凄い力を感じる! 」


ビリッ!!


好奇心に負けた僕は刀の鞘を抜こうとしたんだ。


だけどその時に刀に張られていた紙(封印札)を破いてしまったその直後


ゴゴゴーッ!!


幼い八雲「うわぁーっ!? 」


この後、僕は気を失ってしまった。


火乃華視点


ガラッ!


火乃華「八雲?どこにいるんだ? 」


まったくあやつは


午後から稽古(けいこ)だとあれほど言っておいたのに見つからないだなんて!


火乃華「罰として今日の稽古量は普段の十倍だな! 」


私がそう言いながら八雲を探していたその時だ。


ガッターンッ!!


火乃華「!? 」


私は倉の方から物凄い音が聞こえるのを察知した。


火乃華「まさか倉にいた八雲が荷崩れにでも巻き込まれたのか!? 」


スッ!


そうなっては大変だと察知した私は八雲を助けに倉の方に向かった。


だがそこで私を待っていたのは


バンッ!!


倉にあったあらゆるものが切り捨てられた跡と


幼い八雲「ようやく復活を遂げたぜ!! 」


バァンッ!!


刀を構えて雄叫びをあげる八雲の姿が私を待っていた!


火乃華「八雲、これは一体どういうことだ! 」


私は八雲に声をかけるが


幼い八雲「あぁん!たかが人間ごときが地獄の鬼である俺様に指図するんじゃねぇ! 」


たかが人間?


地獄の鬼?


八雲は一体どうしたというのだ?


だが一つだけわかっていることがある。


八雲は得たいの知れない何かに取りつかれているということがな


火乃華「この化け物め!八雲から離れるがよい! 」


バッ!


私は八雲目掛けて向かっていくが


ガキンッ!!


八雲は私の刀を防ぐと


幼い八雲「邪魔するんじゃねぇ!! 」


ドカァッ!!


火乃華「がはっ!? 」


八雲に蹴り飛ばされてしまった。


あんて力なのだ!?とても八雲だなんて思えない!?


幼い八雲「俺は数百年間、あの刀に封印されてたんだ!今までの鬱憤(うっぷん)をこのガキの体を使って晴らさせてもらうぜ! 」


刀に封印されていただと!?


そういえば我が家にはそういった刀があると聞いたな


だったら…


火乃華「貴様を再び封印するだけだ! 」


バッ!


私は鬼を封印するべく再び八雲に向かっていった!


すると


幼い八雲「ケッ!俺に攻撃しようだなんて無駄なことなんだよ!! 」


ブォンッ!!


八雲は私に攻撃を繰り出したが


サッ!


幼い八雲「な… 」


私は瞬時に攻撃を避け、安心しきってしたのだが


幼い八雲「なぁ〜んてな!! 」


ぽいっ!! パシッ!!


火乃華「なにっ!? 」


八雲は刀を投げて右手でつかむと


幼い八雲「鬼相手に戦略が生ぬるいんだよ!! 」


ズバァンッ!!


火乃華「がはっ!? 」


この時、私は八雲に左目を切つけられてしまった!


だが私は


火乃華「ハァーッ!! 」


幼い八雲「なにぃっ!? 」


私は左目の負傷なんて構いなしに八雲に向かっていき


火乃華「目を覚まさぬか八雲! 」


ゴッチーンッ!!☆ミ


幼い八雲「がはっ!? 」


八雲に一撃を食らわした。


するとだ


幼い八雲「う〜ん…あれっ?何があったの? 」


八雲が正気に戻った。


まったく、手のかかる弟だな


幼い八雲「ほー姉!?目をどうしたの!? 」


八雲は私の負傷した目を見て驚いていた。


子供にとって衝撃的だっただろう


火乃華「八雲、お前は悪くな…!? 」


バタンッ!!


幼い八雲「ほ…ほー姉!? 」


私は八雲にやられたダメージと目からの出血により倒れてしまった。


その後、刀には再び封印札が貼られたのだが


火乃華「八雲、稽古の時間だぞ 」


それ以来八雲は


幼い八雲「僕、もう剣術学ぶのやめる 」


私を傷つけてしまった責任を感じてなのか剣術を学ばなくなったという


この後、私は八雲の前から去ってしまうのだが


そして現在


十兵衛視点


十兵衛「まさかお前が再び八雲に取りついていただなんてな 」


八雲「ケッ!あの時お前がした封印は置き引き犯によって解かれたからな!(3話参照) 」


十兵衛「そしてまた貴様は八雲を使って悪事でもしようというのか?もしそうならば… 」


スッ…


私は得物の刀・剛刀『一』を抜くと


十兵衛「今度は封印だけではすまさんぞ!! 」


バンッ!!


八雲に対して刀を構えた!


だが


八雲「俺は別に構わねぇがこいつはどうかな? 」


は?


私は鬼の言葉がよくわからなかったが


八雲「どうやらこいつ(八雲)も俺(鬼)の存在に気づいていてな、時折窮地を脱出するために俺を呼びやがる。俺を封印したらこいつは今後どうなるかな? 」


まさか八雲が鬼の存在に気づいていたなんてな!?


八雲「そして俺もこいつの体が気に入っちまってな、だから俺自身もこいつが死にそうになると守ってやってるんだよ 」


まさか私が知らない間にそんなことが起きていただなんてな


それなのに私は責任だと感じて封印しようとするだなんて


意外と私は姉バカなのかもしれないな


八雲「おっと!そろそろこいつが目を覚ましそうだな、また殺り合いたい時には呼びな!今度は目だけじゃなくぶっ殺してやるからよ! 」


がくんっ!!


鬼がそう言うと八雲は気を失い


八雲「あれっ!?あの十兵衛さん、何かあったんですか!? 」


八雲が目を覚ますと


十兵衛「師匠だ 」


八雲「えっ? 」


十兵衛「秋月、お前は剣術を学ぶべきだ。だから私が教えてやる。お前の中にいるもう一人のためにもな! 」


八雲視点


俺の中にいるもう一人って…


まさかあの鬼のこと!?


一体俺が気を失っている間に何があったんだ!?


頭を悩ます俺だが


十兵衛「秋月、お前の中にいるものは今は厄介かもしれぬが後に強大なる力になるかもしれぬぞ!そのために私が剣術を教えてやる! 」


確かに俺はあの事件以来強くなろうと思った。


でもあの時のほー姉の姿が頭の中から消えないんだ。


しかし、あの鬼が俺の力になるというなら…


八雲「わかりました師匠! 」


俺は十兵衛さんから剣術を学ぶことにした。


十兵衛「うむ! 」


これにて一件落着!


・・・


あれっ?そういや吉音は?


と俺が吉音を気にしていると


吉音「八雲〜! 」


バンッ!!


そこへ茶菓子の煎餅を持った吉音が現れた。


吉音「この家って広いから迷っちゃったよ!それより八雲、あの豹変について早く教えてよ!じゃないとあの画像を想ちゃんに… 」


八雲「わーっ!?わかったからやめろ!? 」


この後に俺は吉音に鬼がついていることを話したのだった。


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