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新竹家物語ー【付録】【各論~羽仰解釈、6.パレスチナ・キリスト教の神話~7.5アフリカの神話‐火と死の起源】‐113‐~‐147‐ページ

『世界の神話伝説』には載せられていないキリスト教神話・・・

‐113‐

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― 6 . パ レ ス チ ナ ~ キ リ ス ト 教 の 神 話 : ― ― ― ―

・ は じ め に 伝 え て お く 、 こ れ は 心 理 学 の 範 疇 で 羽 仰 等 が 書

い て い る 。

・ … (『 世 界 の 神 話 伝 説 』 1989 年 改 訂 第 1 刷 ― 自 由 国 民 社

に は ユ ダ ヤ 教 ・ キ リ ス ト 教 ・ イ ス ラ ム 教 < 古 い と さ れ る 順

> の 神 話 、 主 に 旧 約 聖 書 は 分 量 の 多 さ と 後 述 の 付 言 か ら の

配 慮 故 だ ろ う か ? ま た 同 社 の 別 書 『 聖 書 の 世 界 総 解 説 』 <

旧 約 聖 書 を 読 む か ぎ り 神 話 世 界 と い う よ り 聖 書 信 仰 世 界 で

あ る > は 入 手 出 来 ず、主 に『 聖 書 』お よ び 船 本 広 毅 監 修『 図

説 地 図 と あ ら す じ で 読 む 聖 書 』 青 春 出 版 社 2005 年 第 4 刷

に よ る )

・ こ の 領 域 の 神 話 を 巡 り 、 熱 い 視 線 を 投 げ か け る 回 復 期 の

天 の 釈 が 専 ら 羽 仰 に ち ょ っ か い を か け 苦 情 を 投 げ か け る

… 。 だ か ら 、 お 節 介 か も し れ な い … だ が 、 羽 仰 は 書 く 、 こ

の 領 域 に 嵌 ま り 苦 し む 統 合 失 調 症 の 方 々 ~ そ の 前 段 階 で 苦

悩 す る ヒ ト の 幾 ば く か の 苦 痛 軽 減 の た め に …

・ … … … … … … ( 聖 書 の 構 成 1 - 旧 約 聖 書 ) … … … … … …

・ … 大 枠 の ナ ン バ リ ン グ は し て い な い …

・ < 五 書 1 - 創 世 記 、2 - 出 エ ジ プ ト 記 、3- レ ビ 記 、4

- 民 数 記 、 5 - 申 命 記 、 初 期 の 預 言 者 の 書 >

・ 6 - ヨ シ ュ ア 記 、 7 - 士 師 記 、 9 - サ ム エ ル 記 上 、 10

- サ ム エ ル 記 下 、 11 - 列 王 記 上 、 12 - 列 王 記 下 、 聖 文 集

8 - ル ツ 記 、 13 - 歴 代 誌 上 、 14 - 歴 代 誌 下 、 15 - エ ズ ラ

記 、 16 - ネ ヘ ミ ヤ 記 、 17 - エ ス テ ル 記 、 18 - ヨ ブ 記 、 19

- 詩 編 、 20 - 箴 言 、 21 - コ ヘ レ ト の 言 葉 、 22 - 雅 歌 、 25

- 哀 歌 、 27 - ダ ニ エ ル 書 、 後 期 の 預 言 者 の 書 23 - イ ザ ヤ

書 、24-エ レ ミ ア 書 、26-エ ゼ キ エ ル 書 、28-ホ セ ア 書 、29

- ヨ エ ル 書 、 30 - ア モ ス 書 、 31 - オ バ デ ヤ 書 、 32 - ヨ ナ

書 、 33 - ミ カ 書 、 34 - ナ ホ ム 書 、 35 - ハ バ ク ク 書 、 36 -

ゼ フ ァ ニ ア 書 、 37 - ハ ガ イ 書 、 38 - セ ガ リ ヤ 書 、 39 - マ

- 114 -

ラ キ 書 >

・ … … … … … … ( 聖 書 の 構 成 2 - 新 約 聖 書 ) … … … … … …

・ 新 約 聖 書 キ リ ス ト 教 の 新 し い 神 と の 契 約 < 福 音 書 40 -

マ タ イ 伝 、 41 - マ ル コ 伝 、 42 - ル カ 伝 、 43 - ヨ ハ ネ 伝 、

手 紙 45 - ロ ー マ の 信 徒 へ の 、 46 - コ リ ン ト の 信 徒 へ の 一 、

47-コ リ ン ト の 信 徒 へ の 二 、48-ガ ラ テ ヤ の 信 徒 へ の 、49

- エ フ ェ ソ の 信 徒 へ の 、 50 - フ ィ リ ピ の 信 徒 へ の 、 51 -

コ ロ サ イ の 信 徒 へ の 、 52 - テ サ ロ ニ ケ の 信 徒 へ の 一 、 53

- テ サ ロ ニ ケ の 信 徒 へ の 二 、 54 - テ モ テ へ の 一 、 55 - テ

モ テ へ の 二 、 56 - テ ト ス へ の 手 紙 書 、 57 - フ ィ レ モ ン 人

へ の 、 ← こ こ ま で パ ウ ロ の 書 簡 、 58 - ヘ ブ ル 人 へ の 、 59

- ヤ コ ブ の 、 60 - ペ テ ロ の 一 、 61 - ペ テ ロ の 二 、 62 - ヨ

ハ ネ の 一 、 63 - ヨ ハ ネ の 二 、 64 - ヨ ハ ネ の 三 、 65 - ユ ダ

の 、 言 行 録 ・ 黙 示 録 44 - 使 徒 言 行 録 、 66 - ヨ ハ ネ の 黙 示

録 、 >

・ … で は あ る が 教 典 ・ 歴 史 書 ・ 神 話 が 折 り 重 な っ て い る こ

と は 特 記 す べ き で あ ろ う 。)

・ … ( … で は あ る が 聖 書 は ユ ダ ヤ 人 の 歴 史 書 の 側 面 も 大 き

く 、 創 世 記 、 出 エ ジ プ ト 、 - 主 に こ の 2 つ 書 に 書 か れ て い

る 世 界 創 生 か ら モ ー ゼ に よ る 選 民 思 想 の 確 立と預 言 者 の 言

行 を 神 話 と し て 挙 げ て み る こ と に す る 。 … ) … 聖 書 の 構 成

の 説 明 の 終 了 … 。

・ … 聖 書 の 特 記 す べ き こ と …

・ … と し て 書 名 に 冠 し て あ る 「 旧 約 ・ 新 約 」 と は 「 契 約 」

の こ と で あ る が 、 1 対 1 の 対 等 な 通 常 の 契 約 で は な く 、 人

は た だ 神 に 従 い 服 従 す る の み で あ る と い う “ 契 約 ” で あ る

と い う 。 他 の 地 域 で は 神 に お 願 い し た り こ と は あ る が こ の

地 域 で は こ れ に 相 当 す る も の が な い 。 人 は 十 戒 ・ カ シ ュ ル

ー ト ・ 割 礼 ( 男 子 が ペ ニ ス の 包 皮 を 切 り 取 る - と い う 契 約

の し る し 、 キ リ ス ト の 弟 子 パ ウ ロ に よ っ て 廃 止 さ れ た ― 参

考 :『 地 図 と あ ら す じ で 読 む 聖 書 』 以 下 アラスジ 98 p … 西 ア

フ リ カ の ド ゴ ン 神 話 に は 何 故 割 礼 し な け れ ば な ら な い 理 由

訳 が 書 い て あ る :『 … 総 解 説 200 p 』) ま た 、 タ ル ム ー ド な

ど の ① 戒 律 を 守 る 。 ② 誠 実 で あ る こ と 。 ③ 忠 誠 を 誓 う 。 ち

ょ っ と で も 疑 っ た り 信 心 が 揺 ら げ ば 即 座 に 罰 が 与 え ら れ る

こ と に な っ て い る 、 い わ ゆ る 半 ば 信 者 主 体 の “ 御 利 益 ” は

存 在 し な い 、 恩 恵 や 祝 福 は 神 自 身 の 判 断 で 行 わ れ そ の 判 断

に は 人 は 存 在 し な い ~ 介 入 で き な い 。(『 地 図 と あ ら す じ

- 115 -

で 読 む 聖 書 』 以 下 アラスジ 5 p ) こ の 点 で は 大 変 優 れ た も の

な の で あ る が … 。

・ … 他 方 、 信 仰 の な い も の ・ 異 教 徒 ・ 異 端 者 に 対 し て ど こ

ま で も 不 寛 容 で 残 酷 に な り う る こ と 、 ま た 特 に 最 後 、 神 話

的 内 容 を 曳 く ヨ ハ ネ の 黙 示 録 の 解 釈 が 【 拡 散 】 し て ゆ く 、

神 話 の コ コ ニ イ テ モ イ イ は 完 全 に 否 定 さ れ 神 権 を 持 ち か つ

不 寛 容 で 残 酷 に な れ 、 そ の 攻 撃 対 象 も 時 代 が 下 る 度 に 【 負

の リ ア リ テ ィ ー 】 が 能 動 無 意 識 的 に 拡 散 し て ゆ く … 後 代 ~

現 代 で は 益 々 酷 く な る 。 十 分 な 相 対 化 も さ れ て い な い … こ

こ は 外 部 ・ 分 析 心 理 学 か ら 語 っ て お く 必 要 を 感 じ る 。

・ … さ ら に 悪 魔 と い う 視 点 と 誤 訳 ( … 少 な く と も イ ン ド ・

ヨ ー ロ ッ パ 語 族 の 神 話 で は 、 修 行 ・ 苦 行 を 邪 魔 す る 程 度 の

存 在 で 反 省 と 修 行 ・ 苦 行 如 何 で は 人 に も 神 に 近 い 存 在 に も

な り う る も の … 悪 魔 に 纏 わ る 決 定 的 差 異 )、 … そ し て こ の

特 別 扱 い 、 堕 天 使 だ け で も 不 十 分 で あ る 。“ う し ろ め た い

” な が ら も 神 話 の 洞 察 だ け で は 到 達 で き な い 、 こ の き わ ど

い 領 域 に つ い て の 配 慮 を 常 に 必 要 と す る 。 ま た な ぜ ヨ ー ロ

ッ パ 語 族 の 世 界 に も 拡 散 し た 、 信 仰 の な い も の ・ 異 教 徒 ・

異 端 に 対 す る 不 寛 容 が 拡 散 し た の か ・ 何 が 内 在 し て い た の

か も 注 意 し な が ら 読 み 解 く 必 要 が あ る と 羽 仰 は 考 え る が 、

… 天 の 釈 は ち ゃ ち ゃ を 入 れ た そ う な 顔 を し て い る 。 こ の 視

点 は 異 端 で あ る グ ノ ー シ ス と あ ま り 差 は な く な っ て し ま っ

て い る よ う で あ る 。 … あ く ま で 心 理 学 ~ 分 析 心 理 学 !

・ …

・ … ( 他 の 地 域 の 神 話 と 大 き く 異 な る こ と は 、)

・ … 大 掛 か り 侵 略 例 え ば 十 字 軍 と か 大 航 海 時 代 と か 、 強 国

が 小 国 や 部 族 を 滅 ぼ し た り 、 あ る い は 変 革 例 え ば 革 命 と か

国 の 大 小 を 問 わ ず そ の 国 を ( 多 く は 遠 隔 操 作 ・ 外 部 支 援 に

よ っ て ) 内 部 崩 壊 さ せ て 滅 ぼ す 、 破 壊 。

・ こ の 破 壊 多 く の 神 話 、 多 く の 部 族 も 民 族 社 会 も 通 常 口 外

禁 止 の 神 話 ・ 伝 承 を 瀕 死 の 状 態 に さ せ て お い て 改 め て 採 取

す る … 。 多 く の 神 話 ・ 伝 承 は そ う や っ て 再 び 公 の 陽 の 目 に

曝 さ れ る こ と に な る の で あ る 。

・ … し か し キ リ ス ト 教 の 神 話 は 『 聖 書 』 と し て 本 と な り 出

版 さ れ 陽 の 目 に 曝 さ れ て い る 、 初 め て の 出 版 物 は 聖 書 で あ

る と さ れ て い る 。 確 か に あ る 時 期 、 ロ ー マ 時 代 、 キ リ ス ト

教 は 邪 教 扱 い さ れ る が 元 々 弱 者 や 絶 望 し て い る も の が 特 化

- 116 -

対 象 ゆ え 、 信 仰 す る 者 の 強 さ が ( あ く ま で ゲ ル マ ン 的 闘 争

と 熱 狂 、 ギ リ シ ャ 神 話 の 情 熱 の 支 援 を 受 け て … ) 証 明 さ れ

る と キ リ ス ト 教 は 復 活 し 、 国 家 宗 教 に も な っ て ゆ く 。

・ … す な わ ち 多 く の 神 話 が 瀕 死 の 状 態 で 採 取 さ れ た の に 対

し て 、 キ リ ス ト 教 の 神 話 は 脈 々 と 生 き て い る ( … 下 手 な 注

釈 を し よ う も の な ら 一 点 突 破 さ れ 抹 殺 さ れ か ね な い 意 味 で

も … ) の で あ る 。 多 く 、 集 落 あ る い は 家 訓 の 中 で 生 き て い

る 神 話 は あ る が 国 家 や 国 際 関 係 の 中 で 活 き 活 き し て い る 神

話 は キ リ ス ト 教 神 話 だ け で は な い だ ろ う か ? 共 存 を 旨 と す

る 日 本 の 神 話 も 生 き て い る が 現 在 は 神 話 と 歴 史 と が 完 全 に

切 り 離 さ れ て い る 。 こ の 点 は 大 き く 異 な る 。

・ … キ リ ス ト 教 が 内 在 し て い る 熱 狂 ~ 破 壊 性 は 一 点 突 破 全

面 展 開 を 反 復 す る 傾 向 が あ る 、 全 体 を 包 括 す る 作 業 を 怠 る

と い う こ と で あ る 、 そ れ ま で 積 み 上 げ て き た も の や 別 の 次

元 で の 価 値 の あ る も の を 顧 み な い ( … 信 仰 を 顧 み て は い け

な い ) で 、 た と え ば 契 約 違 反 、 キ リ ス ト 教 奪 還 、 無 知 蒙 昧 、

人 権 侵 害 、 人 道 に 反 す る 罪 、 … 一 点 突 破 の 形 で 問 い 糾 し 行

使 さ れ る 。 こ れ は ユ ダ ヤ 教 的 産 物 で あ る 共 産 主 義 ・ 社 会 主

義 の 破 壊 性 例 え ば 、 資 本 主 義 者 、 反 革 命 主 義 な ど と も 同 質

性 が あ る 。 共 産 主 義 を 立 ち 上 げ た ユ ダ ヤ 人 カ ー ル ・ マ ル ク

ス は 宗 教 と 無 縁 の よ う に 振 る 舞 っ て い る が 、 彼 の 貨 幣 論 は

貨 幣 の 本 質 を 獣 ( 無 差 別 に 加 害 す る け も の … ヨ ハ ネ の 黙 示

録 の 言 葉 ) と ま で 分 析 さ れ て い る 、 自 分 で 汗 し て 働 か な い

ば か り か ヒ ト を 殺 め 傷 つ け る 、 こ の 存 在 の オ リ ジ ン が 旧 約

聖 書 ( や ヨ ハ ネ の 黙 示 録 も … ) で あ る 。 こ こ ま で 回 帰 で き

た は 良 か っ た が 、 全 体 を 見 通 し 包 括 す る 力 が 何 故 か 彼 マ ル

ク ス は 萎 え て し ま っ た 、 こ の 良 か ら ぬ 存 在 が 不 適 切 に 作 動

し な い よ う 配 慮 を し な い 反 復 を 繰 り 返 し た 。 マ ル ク ス の 貨

幣 論 は 優 れ て は い る が こ の 点 で は 極 め て 神 話 的 で か れ は そ

こ か ら 出 ら れ な か っ た 故 に 神 話 を 反 復 し た に 過 ぎ な い 。 そ

し て こ の 熱 狂 は 議 論 さ れ ず 社 会 主 義 に も 継 承 さ れ て ゆ く 、

し た が っ て 今 で も 東 西 陣 営 問 わ ず 旧 約 の 神 の 加 護 を 受 け て

・ 互 い に 呪 い あ う … き っ と 貨 幣 と デ ジ タ ル 、 化 石 資 源 と そ

れ 以 外 … み た い な 対 立 形 式 の 違 い だ け で 、 そ れ ぞ れ の 内 部

は 博 愛 … 隣 人 に も 為 れ な い = 外 部 は 呪 い 合 う 。 … 構 造 は き

っ と 変 わ ら な い と 羽 仰 等 は 念 う 。 だ か ら 観 察 す る ~ 心 理 学

す る 。 心 理 学 は 苦 境 打 開 の 工 学 で は な い 、 だ が 雷 雲 が 薄 く

な っ た 時 、 次 の 一 歩 の 瞬 間 、 備 え と し て 羽 仰 等 と 心 理 学 は

自 ず と 神 話 の デ コ ー ド し た く な る の で あ る … 。

・ … 歴 史 も 神 話 も 極 め て 今 日 的 な 問 題 、 個 々 自 身 の 心 理 の

- 117 -

問 題 と し て 取 り 扱 う の が 前 提 で あ る 、( ポ ジ テ ィ ブ に も ネ

ガ テ ィ ブ で あ っ て も 今 日 を 生 き ぬ く ~ 明 日 に 備 え る た め に

神 話 は 必 要 な の で あ る )。

・ … 付 録 の 告 知 通 り 、 こ れ は … 色 ん な と こ ろ 多 方 か ら 非 難

や 糾 弾 さ れ か ね な い 記 載 で は あ る 。 … が 、 心 理 学 の ハ ナ シ

で あ る 、 こ こ ま で 記 載 し ・ 批 判 し な い と 、 キ リ ス ト 教 か ら

見 る 他 山 ~ 神 話 の 排 除 的 ス タ ン ス 博 愛 す べ き 隣 人 の 彼 方 …

他 の 神 話 ・ 伝 説 の ほ と ん ど は た だ で さ え 瀕 死 の 状 況 、 … こ

こ を 宗 教 で は な く ・ マ ル ク ス 経 済 学 で も な く 、 分 析 心 理 学

的 に 批 判 し て い て 、 ~ い ず れ の 布 教 に 荷 担 す る よ う な 言 説

に は 変 更 を 加 え て い る … 世 界 の 多 く の 神 話 は 立 つ 瀬 が な い

と こ だ が 、 こ こ は 平 等 に 布 教 の 抑 制 を か け る か ら で あ る 。

だ か ら 多 方 か ら 非 難 さ れ う る 。 … だ が 瀕 死 の 立 つ 瀬 の 無 く

な り か け た 多 く の 神 話 に は … 末 席 な が ら 羽 仰 は 支 え た い の

で あ る 。

・ …

・ 6.1 ◎ 創 世 記 :

・ 第 1 章 : 初 め に 神 は 天 と 地 と を 創 造 さ れ た 。地 は 形 な く 、

【 む な し く … < ナ ゼ カ … 浄 土 真 宗 ・ 稲 荷 社 の 氏 子 の 羽 仰 の

手 元 に あ る 古 い 聖 書 は “ む な し く ” … な の で あ る ~ も っ と

古 い の は 混 沌 … > 】、 や み が 淵 の お も て に あ り 、 神 の 霊 が

水 の お も て を お お っ て い た 。【 神 】 は 「 光 あ れ ! 」 と い わ

れ た 。す る と 光 が あ っ た 。神 は そ の 光 を み て 良 し と さ れ た 。

神 は 光 と や み と を 分 け ら れ た 。 神 は 光 を 昼 と 名 付 け 、 や み

を 夜 と 名 付 け ら れ た 。 夕 と な り 、 ま た 朝 と な っ た 。 第 1 日

で あ る 。

・ 神 は ま た 言 わ れ た 、「 水 の 間 に お お ぞ ら が あ っ て 、 水 と

水 と を 分 け よ 」。 そ の よ う に な っ た 。 神 は お お ぞ ら を 造 っ

て 、お お ぞ ら の 下 の 水 と お お ぞ ら の 上 の 水 と を 分 か ら れ た 。

神 は お お ぞ ら を 天 と 名 付 け ら れ た 。 夕 と な り 朝 と な っ た 。

第 2 日 で あ る 。

・「 天 の 下 の 水 は 1 つ 所 に 集 ま り 、 か わ い た 地 が 現 れ よ 」。

そ の よ う に な っ た 。 か み は か わ い た 地 を 陸 と 名 付 け 、 水 の

集 ま る と こ ろ を 海 と 名 付 け ら れ た 。 神 は 見 て 、 良 し と さ れ

- 118 -

た 。 神 は ま た 言 わ れ た 「 地 は 青 草 と 、 種 を も つ 草 と 、 種 類

に し た が っ て 種 の あ る 実 を 結 ぶ 果 樹 と を 地 の 上 に 生 え さ せ

よ 」。 そ の よ う に な っ た 。 … よ し と さ れ た 。 第 3 日 目 で あ

る 。

・ 神 は ま た 言 わ れ た 「 天 の お お ぞ ら に 光 が あ っ て 昼 と 夜 と

を 分 け 、 し る し の た め 、 季 節 の た め 、 日 の た め 、 年 の た め

に な り 、 天 の お お ぞ ら に あ っ て 地 を 照 ら す 光 と な れ 」。 そ

の よ う に な っ た 。 神 は 二 つ の 大 き な 光 を 造 り 、 大 き な 光 に

昼 を つ か さ ど ら せ 、 小 さ い 光 に 夜 を つ か さ ど ら せ 、 ま た 星

を 造 ら れ た 。 神 は こ れ ら を 天 の お お ぞ ら に 置 い て 地 を 照 ら

さ せ 、 昼 と 夜 と を つ か さ ど ら せ 、 光 と や み と を 分 け さ せ ら

れ た 。( 光 と や み が 分 か れ た の は 2 度 目 、 分 け さ せ た の は

初 め て 、【 光 る も の は 4 種 類 】、 ① 1 日 目 の 「 光 あ れ ! 」 の

光 と 闇 ) … ( ② 4 日 目 の 大 き な 光 = 太 陽 ・ ③ 小 さ な 光 = 月

・ ④ 星 の 生 成 が ) 第 4 日 目 。( … わ れ わ れ 日 本 人 は キ リ ス

ト 教 を 神 と 太 陽 と を 同 じ よ う に 象 徴 と し て い る と 考 え が ち

で あ る が 第 1 章 を 読 む か ぎ り 顕 か に 違 う ! 。)

・ 神 は ま た 言 わ れ た 「 水 は 生 き 物 の 群 れ で 満 ち 、 鳥 は 地 上

の 上 、 天 の お お ぞ ら を 飛 べ 」。 神 は 海 の 大 い な る 獣 と 水 に

群 が る す べ て の 動 く 生 き 物 と を 、種 類 に し た が っ て 創 造 し 、

ま た 翼 の あ る す べ て の 鳥 を 種 類 に し た が っ て 創 造 さ れ た 、

神 は 良 し と さ れ た 。 神 は こ れ ら を 祝 福 し て 言 わ れ た 、「 生

め よ 、ふ え よ 海 の 水 に に 満 ち よ 、ま た 鳥 は 地 に ふ え よ」( 海

の 大 い な る 獣 と 水 辺 の 生 き 物 と 鳥 の 生 成 ) 第 5 日 目 。

・ 神 は ま た 言 わ れ た 「 わ れ わ れ の か た ち に 、 わ れ わ れ に か

た ど っ て 人 を 造 り 、 こ れ に 海 に 魚 と 、 空 の 鳥 と 、 家 畜 と 、

地 の す べ て の 獣 と 、 地 の す べ て の 這 う も の と を 治 め よ 」。

神 は ま た 言 わ れ た 「 わ た し は 全 地 の お も て に あ る 種 を も つ

す べ て の 草 と 種 の あ る 実 を 結 ぶ す べ て の 木 と を あ な た 方 に

あ た え る 。 こ れ は あ な た が た の 食 物 と な る で あ ろ う 。 ま た

地 の す べ と の 獣 、空 の す べ て の 鳥 、地 を 這 う す べ て の も の 、

す な わ ち 命 の あ る も の に は 、 食 物 と し て す べ て の 青 草 を 与

え る 」。 そ の よ う に な っ た 。 神 は す べ て の 物 を 見 、 そ れ は

は な は だ 良 か っ た 。( 人 を 造 り 、 家 畜 と 地 の 獣 と 地 を 這 う

も の を 造 っ た ) 第 6 日 目 。

・ 第 2 章 : こ う し て 天 地 と そ の 万 象 と が 完 成 し 第 7 日 目 に

そ の 作 業 を 終 え ら れ た 。 作 業 を 終 え 第 7 日 目 に 休 ま れ た 、

神 は こ の 日 を 祝 福 し 聖 別 さ れ た 。 神 ( 次 の パ ラ グ ラ フ か ら

表 記 が 異 な る 神 → 主 な る 神 と な る ) が こ の 日 に 、 そ の す べ

- 119 -

て の 創 造 の わ ざ を 終 わ っ て 休 ま れ た か ら で あ る 。

・ … こ れ が 天 地 創 造 の 由 来 で あ る 。

・【 主 な る 神 】( 聖 書 原 文 ど お り ) が 地 と 天 と を 造 ら れ た

時 、 地 に は ま だ 野 の 木 も な く 、 ま た 野 の 草 も 生 え て い な か

っ た 。 主 な る 神 ( 原 文 ど お り ) が 地 に 雨 を 降 ら せ ず ( 何 時

の 時 期 ? )、 ま た 地 を 耕 す 人 も な か っ た か ら で あ る 。 し か

し 地 か ら 泉 が 湧 き 上 が っ て 土 の 全 面 を 潤 し て い た ( ポ ジ テ

ィ ブ な 気 候 変 動 、 こ の 地 域 で は 洪 水 で は な か っ た か も 知 れ

な い … 状 況 は 一 つ 前 の 文 と か な り 異 な る )。

・ 主 な る 神 ( 原 文 ど お り ) 土 の ち り で 人 を 造 り ( オ リ エ ン

ト 的 )、 参 、 粘 ~ 土 人 → 107 p - 5.9 ア ッ カ ド 、 創 世 記 2 章

- 6.1 : 、 127 p - 9.3 中 国 、 - 主 題 別 99 p - 14.2 オ ハ ワ イ の

カ ネ 、 218 p - 15.2 カ リ フ ォ ル ニ ア コ ヨ ー テ 、 228 p - 16.4

マ ヤ 、 … 命 の 息 を そ の 鼻 か ら 吹 き 入 れ ら れ た 。 そ こ で 人 は

生 き た 者 に な っ た 。 主 な る 神 は 東 の か た 、 エ デ ン に 一 つ の

園 を 設 け て 、 そ の 造 っ た 人 を そ こ に 置 か れ た 。 ま た 主 な る

神 は 見 て 美 し く 、 食 べ る に 良 い す べ て の 木 を 土 か ら は え さ

せ ら れ た 。 さ ら に 園 の 中 央 に 命 の 木 ( 役 目 不 詳 ) と 、 善 悪

を 知 る 木 を は え さ せ ら れ た 。 ま た 一 つ の 川 が エ デ ン か ら 流

れ 出 て 園 を 潤 し 、そ こ か ら 分 か れ て 四 つ の 川 に な っ た 。第 1

の 川 の 名 は ピ ソ ン と い い 金 の あ る ハ ビ ラ を め ぐ る も の で 、

そ の 地 の 金 は 良 く 、 ブ ド ラ ク と し ま め の う を 産 し た 。 第 2

の 川 の 名 は ギ ホ ン と い い 、 ク シ の 全 体 を め ぐ る も の 。 第 3

の 川 の 名 は ヒ デ ケ ル と い い 、ア ッ ス リ ヤ の 東 を 流 れ る も の 。

第 4 の 川 は ユ フ ラ テ で あ る 。

・ 主 な る 神 は 人 を 連 れ て 行 っ て エ デ ン の 園 に 置 き ( 修 辞 上

の 問 題 か ?2 度 目 の < エ デ ン の 園 - 置 > で あ る )、 こ れ を 耕

さ せ 、 こ れ を 守 ら せ ら れ た 。 主 な る 神 は そ の 人 に 命 じ て 言

わ れ た 、「 あ な た は ど の 木 か ら で も 心 の ま ま に 取 っ て 食 べ

て よ ろ し い 。 し か し 善 悪 を 知 る 木 か ら は 取 っ て 食 べ て は な

ら な い 。 そ れ を 取 っ て 食 べ る と 、 き っ と 死 ぬ で あ ろ う 」。

( 死 の 告 知 ~ 威 嚇 )

・ 主 な る 神 は い わ れ た 、「 一 人 で い る の は 良 く な い 。 彼 の

た め に 、 相 応 し い 助 け 手 を 造 ろ う 」。 そ し て 主 な る 神 は 野

の す べ て の 獣 と 、 空 の す べ て の 鳥 と を 土 で 造 り 、 人 の と こ

ろ へ 連 れ て き て 、彼 が ど ん な 名 を つ け る か を 見 ら れ た 。(命

名 と い う 大 事 な 作 業 を 彼 に 任 せ た ! そ し て ア ダ ム と い う 名

前 も ず っ と 後 第 4 章 終 わ り な の で あ る 。) 人 が す べ て 生 き

物 に 与 え る 名 は 、 そ の 名 と な る の で あ っ た 。

- 120 -

・ そ れ で 人 は 、 す べ て の 家 畜 と 、 空 の 鳥 と 、 野 の す べ て の

獣 に 名 を つ け た が 、 人 に は 相 応 し い 助 け 手 が 見 つ か ら な か

っ た 。 そ こ で 主 な る 神 は 人 を 深 く 眠 ら せ 、 睡 っ た 時 に 、 そ

の あ ば ら 骨 の 一 つ を 取 っ て 、 そ の 所 を 肉 で ふ さ が れ た 。 主

な る 神 は 人 か ら 取 っ た あ ば ら 骨 で ひ と り の 女 を 造 り 人 の と

こ ろ へ 連 れ て こ ら れ た 。 そ の と き 、 人 は 言 っ た 。「 こ れ こ

そ 、 つ い に わ た し の 骨 の 骨 、 わ た し の 肉 の 肉 、 男 か ら 取 っ

た も の だ か ら 、 こ れ を 女 と 名 付 け よ う 」。( こ れ は 命 名 と

同 時 に 異 性 の 発 見 で あ る 。 し か し 次 の パ ラ グ ラ フ の “ 一 体

と な る ” で も 語 ら れ る よ う に 自 己 回 帰 的 要 素 が 少 な か ら ず

あ る 。)

・ そ れ で 人 は そ の 父 と 母 ( 父 性 原 理 か ら 離 れ て い る ) を 離

れ て 、 妻 と 結 び 合 い 、 一 体 と な る の で あ る 。 人 と そ の 妻 と

は 、 ふ た り と も 裸 で あ っ た が 、 恥 ず か し い と は 思 わ な か っ

た 。( 人 独 特 の 知 性 の 有 り 様 が 異 な る 被 造 物 は 世 界 創 造 直

後 は よ く 見 ら れ る 。)

・ 第 3 章 : さ て 主 な る 神 が 造 ら れ た 野 の 生 き 物 の う ち で 、

へ び が 最 も 狡 猾 で あ っ た 。 へ び は 女 に 言 っ た 、「 園 に あ る

ど の 木 か ら も 取 っ て 食 べ る な と 、 ほ ん と う に 神 が 言 わ れ た

の で す か ? 」。 女 は へ び に 言 っ た 、「 私 た ち は 園 の 木 の 実

を 食 べ る こ と は 許 さ れ て い ま す が 、 た だ 中 央 に あ る 木 の 実

に つ い て は 、 こ れ を 取 っ て 食 べ る な 、 こ れ に 触 れ る な 、 死

ん で は い け な い か ら 、 と 神 は 言 わ れ ま し た 」。 へ び は 女 に

言 っ た 、「 あ な た が た は 決 し て 死 ぬ こ と は な い で し ょ う 。

そ れ を 食 べ る と 、 あ な た が た の 目 が 開 け 、 神 の よ う に 善 悪

を 知 る も の と な る こ と を 、 神 は 知 っ て お ら れ る の で す 」。

女 が そ の 木 を 見 る と 、そ れ は 食 べ る に 良 く 、目 に は 美 し く 、

賢 く な る に は 好 ま し い と 思 わ れ た か ら 、 そ の 実 を 取 っ て 食

べ 、 ま た 共 に い た 夫 に も 与 え た の で 、 彼 も 食 べ た 。 … す る

と ふ た り の 目 が 開 け 、 自 分 た ち が 裸 で あ る こ と が わ か っ た

の で 、 い ち じ く の 葉 を 綴 り 合 わ せ て 、 腰 に 巻 い た 。

・ … あ る 日 主 な る 神 の 歩 ま れ る 音 を 聞 い た 、 そ こ で ふ た り

は 主 な る 神 の 顔 を 避 け て 、 園 の 木 の 間 に 身 を 隠 し た 、 主 な

る 神 は 呼 び か け て 言 わ れ た 、 人 は 答 え た 「 … あ な た の 歩 ま

れ る 音 を 聞 き 、 わ た し は 裸 だ っ た の で 、 恐 れ て 身 を 隠 し た

の で す 」。( 主 な る 神 で な く ) 神 は 言 わ れ た 、「 あ な た が 裸

で あ る の を 誰 が 知 ら せ た の か 。 食 べ る な と 、 命 じ て お い た

木 か ら 、 あ な た は 取 っ て た べ た の か 」。 人 は 答 え た 、「 わ

た し と 一 緒 に し て く だ さ っ た あ の 女 が 、 木 か ら 取 っ て く れ

た の で 、 わ た し は 食 べ た の で す 」。 そ こ で ( 再 び ) 主 な る

- 121 -

神 は 女 に 言 わ れ た 、「 あ な た は 、 な ん と 言 う こ と を し た の

で す 」。 女 は 答 え た 、「 へ び が わ た し を 欺 し た の で す 。 そ

れ で わ た し は 食 べ ま し た 」。 主 な る 神 は へ び に 言 わ れ た 。

・「 お ま え は 、 こ の 事 を 、 し た の で 、 す べ て の 家 畜 、 野 の

す べ て の 獣 の う ち 、 最 も の ろ わ れ る ( 約 束 を 違 え た た め の

最 初 の 憤 慨 も あ る だ ろ う が こ こ は 、“ お 前 を 最 も 呪 う ” で

は な い だ ろ う か ? )。 お ま え は 腹 で 、 這 い あ る き 、・ 一 生 、

ち り を 食 べ る で あ ろ う 。 わ た し は 恨 み を お く 、・ お ま え と

女 と の あ い だ に 、 お ま え の す え と 女 の す え と の 間 に 。 彼

は お ま え の か し ら を 砕 き 、 お ま え は 彼 の か か と を 砕 くで あ

ろ う 」。

・ つ ぎ に 女 に 言 わ れ た 、

・「 わ た し は あ な た の 産 み の 苦 し み を 大 い に 増 す 。 あ な

た は 苦 し ん で 子 を 産 む 。そ れ で も な お 、あ な た は 夫 を 慕 い 、

彼 は あ な た を 治 め る で あ ろ う 」。

・ さ ら に 人 に 言 わ れ た 、「 あ な た が 妻 の 言 葉 を 聞 い て 、 食

べ る な と 、 わ た し が 命 じ た 木 か ら 取 っ て 食 べ た の で 、 地 は

あ な た の た め に の ろ わ れ 、 あ な た は 一 生 、 苦 し ん で 地 か ら

食 物 を と る 。( 異 教 徒 が 、 信 仰 の 中 核 = 原 罪 に も の を 申 し

て 失 礼 の 極 み だ が 、 … 約 束 - 契 約 を 違 え た 憤 り も あ る が “

わ た し は あ な た を 呪 う ” で は な い だ ろ う か ? 地 は の ろ わ れ

る 蓋 然 性 は な い 、 … こ こ は 呪 い と し か 言 い よ う の な い 気 候

変 化 が あ っ た と 分 析 心 理 学 的 に 考 え る 隙 間 も 欲 し い。)(採

取 か ら 農 耕 に 変 わ っ た と い う こ と で も あ る 。 … 主 な る 神 の

言 葉 を 続 け よ う ) 地 は あ な た の た め に 、 い ば ら と あ ざ み を

生 じ 、 あ な た は 野 の 草 を 食 べ る で あ ろ う 。 あ な た は 顔 に 汗

し て パ ン を 食 べ 、 つ い に 土 に 帰 る 、 あ な た は 土 か ら 取 ら れ

た の だ か ら ( 創 世 記 第 2 章 初 め の 方 )。 … 肉ハ美味シイカモ知レ

ナイガ臭イノダ!( ← 羽 仰 ) … あ な た は ち り だ か ら 、 ち り に 帰

る 」。

・ さ て 人 ( ま だ 、 ま だ ア ダ ム で も な い ) は そ の 妻 を エ バ と

名 付 け た ( 初 出 )、 彼 女 が す べ て 生 き た 者 の 母 だ か ら で あ

る 。 主 な る 神 は 人 と そ の 妻 の た め に 皮 の 着 物 を 造 っ て 、 彼

ら に 着 せ ら れ た 。

・ 主 な る 神 は 言 わ れ た 、「 見 よ 、 人 は わ れ わ れ ( こ こ で も

複 数 形 第 1 章 26 で も … ) の ひ と り の よ う に な り 、 善 悪 を

知 る も の と な っ た 。( キ リ ス ト 教 の 異 端 - グ ノ ー シ ス に よ

る と 人 と そ の 妻 は 自 ず と 善 悪 を 知 る よ う に な っ た と い う 。)

彼 は 手 を 伸 べ 、 命 の 木 か ら も 取 っ て 食 べ 、 永 久 に 生 き る か

も 知 れ な い 」。 主 な る 神 は か れ を エ デ ン の 園 か ら 、 追 い 出

- 122 -

し て 、 ひ と が 造 ら れ た そ の 土 ( 土 は 第 2 章 の 5 が 初 出 ) を

耕 さ せ ら れ た 。 主 な る 神 は 人 を 追 い 出 し 、 エ デ ン の 園 に 東

に 、 ケ ル ビ ム ( 初 出 ) と ま わ る 炎 の つ る ぎ ( 火 災 ~ 火 山 ?

の 暗 示 ) を お い て 命 の 木 の 道 を 守 ら せ ら れ た 。

・ 第 4 章 : 人 は そ の 妻 エ バ を 知 っ た 。 彼 女 は み ご も り 、 カ

イ ン( 土 を 耕 す 者 と な る )を 産 ん で 言 っ た 、「わ た し は【 主 】

に よ っ て ひ と り の 人 を 得 た 」。 彼 女 は そ の 弟 ア ベ ル ( 羊 を

飼 う 者 と な る ) を 産 ん だ 。 … 日 が た っ て 、 カ イ ン は 地 の 産

物 を 持 っ て き て 、【 主 】 に 供 え 物 と し た 。 ア ベ ル も ま た そ

の 群 れ の 初 子 と 肥 え た も の と を 持 っ て き た 。 主 は ア ベ ル と

そ の 供 え 物 と を 顧 み ら れ た 。 カ イ ン の も の は 顧 み ら れ な か

っ た の で 、 カ イ ン は 大 い に 憤 っ て 、 顔 を 伏 せ た 。 そ こ で 主

は カ イ ン に 言 わ れ た 「 な ぜ あ な た は 憤 る の で す か 、 な ぜ 顔

を 伏 せ る の で す か 。 正 し い こ と を し て い る の で し た ら 、 顔

を あ げ た ら よ い で し ょ う 。 正 し い こ と を し て い な い の で し

た ら 、 罪 が 門 口 に 待 ち 伏 せ て い ま す 。 そ れ ( 罪 ) は あ な た

( カ イ ン ) を 慕 い 求 め ま す が、あ な た は そ れ ( 罪 )を 治 め な

け れ ば な り ま せ ん 」。

・ … カ イ ン は 弟 ア ベ ル を 殺 し て し ま っ た 。 主 は 言 わ れ た 、

「 あ な た は ( カイン)何 を し た の で す 。あ な た の 弟( アベル )

の 血 の 声 が 土 の 中 か ら わ た し に 叫 ん で い ま す 。 今 あ な た は

の ろ わ れ て … ( … 2 番 目 の 呪 い 、 … 呪 う の は ア ベ ル だ ろ う 。

だ が 、 5 章 28 で は 主 が 地 を の ろ わ れ た た め … と あ り 。 ま た 、

1 番 目 は へ び が 呪 わ れ た 3 章 14 で は 、 主 な る 神 が へ び を 呪

っ て い る よ う で あ る 。 … 呪 い の 主 語 が 曖 昧 ・ 雑 過 ぎ ・ エ ン

コ ー ド 優 位 の 盲 点 … ) … こ の 土 地 を 離 れ な け れ ば な り ま せ

ん 。 こ の 土 地 が 口 を 開 け て 、 あ な た の 手 か ら 弟 の 血 を 受 け

た か ら で す 。 あ な た が 土 地 を 耕 し て も 、 土 地 は あ な た の た

め に 実 を 結 び ま せ ん 。 あ な た は 地 上 の 放 浪 者 と な る で し ょ

う 」。 … カ イ ン は 罰 を 負 い き れ な い こ と 、「 … あ な た を 離

れ て 、 放 浪 者 と な り 、 わ た し(カ イ ン )を 見 付 け る も の は だ

れ で も わ た し を 殺 す で し ょ う 」。 主 は カ イ ン を 殺 す も の は 7

倍 の 復 讐 を 受 け る と し 、 カ イ ン に ひ と つ の し る し ( 不 詳 )

を つ け ら れ た 。 カ イ ン は エ デ ン の 東 ノ ド の 地 に 住 ん だ 。

・ カ イ ン は そ の 妻 を 知 っ た 。 彼 の 子 孫 ( ヤ バ ル ) は 天 幕 に

住 ん で 家 畜 を 飼 う 者 の 先 祖 に 、 ヤ バ ル の 弟 ( ユ バ ル ) は 琴

や 笛 を 執 る す べ て の も の の 先 祖 に な っ た 、 従 兄 弟 の ( ト バ

ル カ イ ン ) は 青 銅 や 鉄 の す べ て の 刃 物 を 鍛 え る も の と な っ

た 。 …

- 123 -

・ ア ダ ム は ま た そ の 妻 を 知 っ た 。( 4 章 の 終 わ り に な っ て

初 め て “ ア ダ ム ” と 名 付 け た … エ バ ( 国 に よ っ て は イ ヴ )

は 3 章 の 終 わ り 、 原 文 中 の “ 土 ” に は 「 ア ダ マ 」 の 音 が あ

る の で < ア ラ ス ジ 18 p > こ こ で の ア ダ ム は 唐 突 で は な か

っ た の か も 知 れ な い … 人 の 最 初 の 仕 事 - 2 章 終 わ り 、 は 名

前 を つ け る こ と で 自 分 自 身 の 発 見 は 遅 れ た と い う こ と だ ろ

う か ? ) 彼 女 は 男 の 子 を 産 み 、 セ ツ と 名 付 け て い っ た、「 カ

イ ン が ア ベ ル を 殺 し た の で 、 神 は ア ベ ル の 代 わ り に 、 ひ と

り の 子 を わ た し に 授 け ら れ ま し た 」。 セ ツ に も ま た 男 の 子

が 生 ま れ 。エ ノ ス と 名 付 け た 。人 々 は 主 の 名 を 呼 び 始 め た 。

・ 第 5 章 :( ア ダ ム の 系 譜 … カ イ ン ・ ア ベ ル は 略 さ れ 記 載

が な い ) … 神 が 人 を 創 造 さ れ た 時 、 神 に か た ど っ て 造 り 、

彼 ら を 男 と 女 と に 創 造 さ れ た 。 彼 ら が 創 造 さ れ た 時 、 神 は

彼 ら を 祝 福 し て 、 そ の 名 を ① ア ダ ム と 名 づ け ら れ た 。 ア ダ

ム は 130 歳 に な っ て 、 自 分 に か た ど り 、 自 分 の か た ち の よ

う な 男 の 子 を 生 み ( 原 文 ど お り … ア ダ ム は 齢 130 に し て 造

化 の 力 を も っ た 。 … 原 文 を 歪 め て 解 釈 す る と 、 ① 7 日 で 世

界 創 造 を し 休 ま れ た 神 、 ② 迂 闊 に も 善 悪 を 知 る 実 を 盗 ら れ

た 主 な る 神 、 < 火 災 の 暗 示 も 3 章 24 、 原 罪 ( + ) > ③ 供 え

物 し た ア ベ ル を 殺 さ れ た 主 、 < 耕 し て も 、 土 地 は 、 も は や

あ な た の た め に 実 を 結 び ま せ ん 4 章 12 、 原 罪 ( + ) > ≪ …

呼 称 も 違 う … ≫ … 自 分 に か た ど り セ ツ を 生 ん だ ア ダ ム は ④

か も ? … 大 洪 水 や 大 災 害 の ま え に 4 つ の 世 代 交 代 を 暗 示 す

る 神 話 は 多 い 。) ② セ ツ と 名 づ け た 。 セ ツ は 105 歳 に な っ

て ③ エ ノ ス を 生 ん だ 。 エ ノ ス は 90 歳 に な っ て ④ カ イ ナ ン

を 生 ん だ 。 カ イ ナ ン は 70 歳 に な っ て ⑤ マ ハ ラ レ ル を 生 ん

だ 。 マ ハ ラ レ ル は 65 歳 に な っ て ⑥ ヤ レ ド を 生 ん だ 。 ヤ レ

ド は 162 歳 に な っ て ⑦ エ ノ ク を 生 ん だ 。 エ ノ ク は 65 歳 に な

っ て ⑧ メ ト セ ラ を 生 ん だ 。 エ ノ ク は 300 年 、 神 と と も に 歩

み 、 神 は 彼 ( エ ノ ク ) を 取 ら れ た の で い な く な っ た ( 他 の

人 物 は 死 ん だ と 記 載 さ れ て い る )。 メ ト セ ラ は 187 歳 に な

っ て 、 ⑨ レ メ ク を 生 ん だ 。 レ メ ク は 182 歳 に な っ て 、 ⑩ ノ

ア を 生 ん だ 、「 こ の 子 こ そ 、 主 が 地 を の ろ わ れ た た め 、 骨

折 り 働 く わ れ わ れ を 慰 め る も の 」 と い い 名 づ け た 。 ノ ア は

500 歳 に な っ て セ ム ( セ ム 語 族 、 ヘ ブ ラ イ 語 、 ア ラ ム 語 、

ア ラ ビ ア 語 、 エ チ オ ピ ア 語 )、 ハ ム ( ハ ム 語 族 、 古 代 エ ジ

プ ト 語 派 、 ベ ル ベ ル 諸 語 、 ク シ ュ 諸 語 、 チ ャ ド 諸 語 )、 ヤ

ペ テ ( イ ン ド ・ ヨ ー ロ ッ パ 語 族 、 イ ン ド 語 派 、 イ ラ ン 語 派 、

ト カ ラ 語 派 、 ヒ ッ タ イ ト 語 派 、 バ ル ト 語 派 、 ギ リ シ ャ 語 派 、

- 124 -

イ タ リ ア 語 派 、 ゲ ル マ ン 語 派 、 ケ ル ト 語 派 、 な ど … い ず れ

の 言 族 ・ 語 派 ・ 諸 語 も アラスジ23 p ) を 生 ん だ 。( 次 世 代 誕

生 に 1056 年 + ノ ア の 500 年 で 1556 年 。 原 初 、 人 の 寿 命 が 長

い の は 旧 約 聖 書 に 限 ら な い 。) 以 上 『 聖 書 』 よ り 引 用 。 異

教 徒 で あ り 、 異 民 族 で も あ る 羽 仰 に は 了 解 し か ね る 。 し か

し こ の 記 載 を 貧 相 な 知 恵 で 説 明 す る 努 力 は 必 要 で あ る … ま

ず 、 他 に 地 域 で の 神 話 で 洪 水 は 多 く 一 回 が 多 い が 何 回 も あ

っ た 伝 承 ・ 古 伝 も あ る は っ き り し て い る の は 竹 内 文 書 、 こ

複 数 回 の 洪 水 を 一 度 に し た た め の 整 合 の た め の 長 寿 と み

る 、 あ る い は ノ ア は 9 章 28 、 950 歳 ま で 生 き て い た 、 こ れ

を 受 け 容 れ る と 祖 霊 ( 一 族 の 祖 霊 様 ) と な っ て い る と 考 え

る ( も は や 肉 は 朽 ち て い る た め )、 し か し パ レ ス チ ナ の 神

話 世 界 で は 、神 な ら ぬ 人 は 祖 霊 に な る こ と さ え 許 さ れ な い 、

故 に 長 寿 と な っ た と い う こ と な の か も 知 れ な い 。 因 み に 長

寿 の 徳 は 生 死 の 境 界 や 死 の 恐 怖 並 び に 御 自 身 の 年 齢 が 怪 し

く な っ て ゆ く こ と な の で あ る こ れ も 一 因 か も 知 れ な い さ ら

に お 歳 を 数 え て く れ る 御 子 孫 が 長 寿 の 域 に 入 る と 年 齢 は ま

す ま す 怪 し く な っ て ゆ く 傾 向 を も っ て く る の も あ る 。 … あ

る い は 襲 名 か も 、命 名 は こ の 地 域 で は 人 の 手 の 内 に あ る … 。

・ 第 6 章 :( 以 下 ア ラ ス シ ゛ よ り 引 用 )

・ 地 上 に は セ ト を 祖 と す る 人 間 が ふ え た が 、 心 は 欲 情 に 支

配 さ れ 、 女 た ち を 奪 い 合 い 世 の 中 は 堕 落 し て い っ た 。 … 主

は 「 わ た し の 霊 は 長 く 人 の 中 に と ど ま ら な い 。 彼 は 肉 に 過

ぎ な い 」。 … 人 の 悪 が 地 に は び こ り … 主 は 地 の 上 に 人 を 造

っ た の を 悔 い て 、 心 を 痛 め 、「 わ た し が 創 造 し た 人 を 地 の

お も て か ら ぬ ぐ い 去 ろ う … こ れ ら を 造 っ た こ と を 悔 い る 」。

し か し 正 し く 全 き ノ ア は 主 の 前 に 惠 を 得 た 。 ノ ア は 主 の 声

が 聞 け た 。 主 は ノ ア に 箱 舟 の 建 造 を 指 示 し て そ の 一 族 と 一

つ つ が い の 動 物 を 助 け る 契 約 を 示 さ れ た 。

・ 第 7 章 : ノ ア の 600 歳 の 2 月 17 日 大 い な る 淵 の 源 は こ と

ご と く 破 れ た 。 … そ こ で 主 は 彼 の ( 舟 の ) う し ろ の 戸 を 閉

ざ さ れ た 。 雨 は 40 日 、 水 は 150 日 の あ い だ 地 上 に み な ぎ っ

た 。

・ 第 8 章 :( こ こ か ら 再 び … )【 神 】 は 箱 舟 の 中 の 生 き 物

を 心 に 留 め た 、 水 は 引 い た の だ 。 ハ ト を 放 っ た 、 ハ ト は す

ぐ に も ど っ て 来 た 、 つ ぎ の ハ ト は オ リ ー ブ の 若 葉 を 咥 え も

ど っ て き た 、 最 後 の ハ ト は 帰 っ て こ な か っ た 。 ノ ア は 祭 壇

を 築 い て 捧 げ 物 を し た 、 香 り を か い で 主 ( こ こ は 神 で は な

い … 祭 司 の 主 ? ) は 「 … 地 を の ろ わ な い 」 と 心 に 言 わ れ た 。

- 125 -

・ … 3 つ の 呼 び 方 【 神 ・ 主 な る 神 ・ 主 】 ~ 概 ね 4 回 の 変 更

: 創 世 の 7 日 間 が 【 神 】、 2 章 の 蛇 か ら 【 主 な る 神 】、 4 章

カ イ ン ・ ア ベ ル の 諍 い 辺 り で 【 主 】、 8 章 大 洪 水 の 最 中 ノ

ア の 箱 舟 で 水 の 引 き 始 め 辺 り で 【( 再 び ) 神 】: の 4 回 変

わ っ て い る … 。

・ ~ ま た :【 光 る も の も 4 種 類 】、 ① 創 世 初 日 の 「 光 あ

れ ! 」 … の 、 光 と 闇 の 弁 別 と 、 … ② 4 日 目 の 大 き な 光 = 太

陽 、 ③ 小 さ な 光 = 月 ~ ④ 星 の 生 成 … と。… 【 ど の 神 話 で も 4

~ あ る い は 5 ? 回 、 神 の 名 や 世 界 が 変 わ っ て い る の は 共 通

し て あ る 】。

・ 第 9 章 :【 こ こ か ら 再 び 神 】 は 「 … 地 ・ 空 ・ 海 す べ て あ

な た 方 の 支 配 に 服 す る 、 し か し 肉 を そ の 命 で あ る 血 の ま ま

で 食 べ て は な ら な い 。あ な た が た の 命 の 血 を 流 す も の に は 、

わ た し は 必 ず 獣 に も 兄 弟 に も 報 復 す る 」。「 洪 水 は 再 び 起

こ ら な い で あ ろ う 」。 と 虹 を 契 約 の 証 と し た 。

・ ノ ア は 農 夫 と な り ブ ド ウ 畑 を 作 っ た 、 ノ ア は 葡 萄 酒 に 酔

い 裸 で 寝 て い た 。 息 子 の の ハ ム は こ れ を 見 、 兄 弟 の セ ム と

ヤ ペ テ に 告 げ た 、 セ ム ・ ヤ ペ テ は ノ ア の 裸 を 見 ず 衣 を か け

た 。

・ こ れ を 聞 い た ノ ア は ハ ム の 子 孫 ( ハ ム 語 族 : 古 代 エ ジ プ

ト 語 派 、 ベ ル ベ ル 諸 語 、 ク シ ュ 諸 語 、 チ ャ ド 諸 語 ) を の ろ

い 「 … し も べ の し も べ に な れ 」 と い い 、 セ ム ・ ヤ ペ テ を 祝

福 し た 。( や は り 祖 霊 様 ? )

・ 第 10 章 : ノ ア の 氏 族 、 第 11 章 に か け て 、 ⑪ セ ム 、 ⑫ ア

ル パ ク サ デ 、 ⑬ シ ラ 、 ⑭ エ ベ ル 、 ⑮ ペ レ グ 、 ⑯ リ ウ 、 ⑰ セ

ル グ 、 ⑱ ナ ホ ル 、 ⑲ テ ラ 、 ⑳ ア ブ ラ ハ ム と 続 く 。 い ず れ も

長 寿 だ が 生 殖 年 齢 は ヒ ト ら し く な っ て く る 。

・ 第 11 章 : 全 地 は 同 じ 言 葉 で あ っ た 、 人 々 は 東 に 移 り シ

ナ ル の 地 に 平 野 を 得 た 。 た が い に 「 さ あ 煉 瓦 を 造 っ て 良 く

焼 こ う 」。 石 の 代 わ り に 煉 瓦 、 漆 喰 の 代 わ り に ア ス フ ァ ル

ト を 得 た 、「 さ あ 町 と 塔 を 建 て て 天 に 届 か せ よ う 。 わ れ わ

れ は 名 を 上 げ 全 地 の お も て に 散 る の を 免 れ よ う 」。 主 は 「 …

わ れ わ れ は 下 っ て 彼 ら の 言 葉 を 乱 し 、 互 い に 言 葉 が 通 じ な

い よ う に し よ う 」。 … 彼 ら は 町 ( バ ベ ル ) を 建 て る の を や

め た 。 主 は そ こ か ら 彼 ら を 全 地 の 表 に 散 ら さ れ た 。( 災 害

か 気 候 変 化 の 暗 示 ) 系 譜 の 記 載 。

・ 第 12 章 : ア ブ ラ ハ ム ( 初 出 ) に カ ナ ン の 地 を 与 え 祝 福

す る 啓 示 、 第 13 章 : ロ ト ( 初 出 ) が ソ ド ム ( 不 信 心 の 町 )

に 移 り 住 む 。 第 14 章 : 王 家 の 記 載 、 第 15 章 : ア ブ ラ ハ ム

- 126 -

へ の 啓 示 、 第 16 章 : ア ブ ラ ハ ム の 妻 サ ラ イ と ハ ガ ル の 話

し 、 第 17 章 : ア ブ ラ ハ ム へ の 契 約 「( 神 は 割 礼 を 指 示 … 割

礼 は き わ め て 根 源 的 契 約 で あ る と 考 え ら れ る ) … 割 礼 を 受

け な い 男 子 、 す な わ ち 前 の 皮 を 切 ら な い も の は 私 の 契 約 を

破 る ゆ え 、 そ の 人 は 民 の う ち か ら 断 た れ る で あ ろ う 」。

サ ラ イ か ら サ ラ へ 命 名 変 更 と サ ラ の 懐 妊 ( イ サ ク - 男 子 )

告 知 。 第 18 章 : 主 が 現 れ ア ブ ラ ハ ム に ソ ド ム と ゴ モ ラ を

滅 ば す こ と を 伝 え る 。 ア ブ ラ ハ ム は 主 と 語 り 、 主 は 「( 悪

し き 土 地 に 正 し い 者 が ) 10 人 い た ら 滅 ぼ さ な い で あ ろ う 」。

と い わ れ た 。 第 19 章 : ソ ド ム に 住 む ロ ト に 主 の 御 使 い が

来 る 、( ソ ド ム の 住 民 も ロ ト も す で に 主 の 決 定 を 知 っ て い

た 。) ロ ト は 御 使 い に ソ ド ム の 救 済 を 願 う が 使 い は 「 の が

れ て 、 自 分 の 命 を 救 い な さ い 。 う し ろ を ふ り か え っ て 見 て

は な ら な い 。 低 地 の ど こ に も 立 ち 止 ま っ て は な ら な い 。 山

に 逃 れ な さ い 。 そ う し な け れ ば あ な た は 滅 び ま す 」。 ロ ト

の 家 族 が ゾ ア ル ( 地 名 ) に つ い た と き 、 … 【 主 は 硫 黄 と

火 と を 天 か ら ソ ド ム と ゴ モ ラ の 上 に 降 ら せ て 、 す べ て

の 低 地 と 町 々 と の こ と ご と く 滅 ぼ さ れ た ( 火 災 )】。 ロ

ト の 妻 は 後 ろ を 顧 み た の で 【 塩 の 柱 】 と な っ た 。 ア ブ ラ ハ

ム は ソ ド ム と ゴ モ ラ の 方 、 低 地 の 全 面 を な が め る と 煙 が か

ま ど の よ う に 立 っ て い た 。 … ロ ト の 家 族 は ゾ ア ル に 住 む の

も ( ? ) 恐 れ 山 の 洞 穴 に 住 ん だ 。 ロ ト の 長 姉 は 妹 に 「 … こ

の 地 に は 世 の な ら わ し の よ う に 、 私 た ち の 所 に 来 る 男 は い

ま せ ん 。 父 に 酒 を 飲 ま せ 、 と も に 寝 て 父 に よ っ て 子 を 残 し

ま し ょ う 」、 … ロ ト の 二 人 の 娘 た ち は 子 供 を 産 ん だ 。( こ

の 火 災 は こ の 種 の 状 況 を 生 む く ら い 広 範 囲 で あ っ た と 考 え

ら れ る 。)

・ 第 20 章 : 略 、 第 21 章 : 年 老 い た ア ブ ラ ハ ム に 嫡 男 イ サ

ク 誕 生 し た 。 第 22 章 : … 神 は ア ブ ハ ム を 【 試 み 】「 … 愛 す

る ひ と り 子 イ サ ク を … 燔 祭 と し て さ さ げ よ 」 と か れ に 言 っ

た 。 ア ブ ラ ハ ム は 神 の 言 わ れ た と お り 、 イ サ ク を さ さ げ よ

う と し た 。 そ の と き 、 主 の 使 い ( 天 使 : 異 教 の 影 響 を う け

て 生 ま れ た 神 の 使 い : ア ラ ス シ ゛ 12 p に よ る ) が こ れ を 止 め 、

主 は ア ブ ラ ハ ム と そ の 子 孫 を 祝 福 し た 。 … ( 以 降 は 主 に アラ

スジ に よ る ) ~ 第 25 章 :( … イ シ ュ マ エ ル < 父 は ア ブ ラ ハ

ム 、 イ サ ク の 異 母 兄 > 参 : 21 章 17 ~ 21 は エ ジ プ ト 人 の 妻

を 娶 り ア ラ ブ 人 の 祖 と な っ た 。 ム ス リ ム に よ れ ば メ ッ カ の

神 殿 を 建 て た 人 と も 称 さ れ て い る 。 アラスジ 30 p ) イ サ ク に

- 127 -

双 子 エ サ ウ ・ ヤ コ ブ 誕 生 、( 参 : 27 章 ) 第 26 章 : … こ こ ま

で ア ブ ラ ハ ム の 話 ( ア ブ ラ ハ ム は 主 か ら 祝 福 さ れ す べ て に

恵 ま れ た ) 第 27 章 : 双 子 エ サ ウ ・ ヤ コ ブ の 確 執 ( 背 景 に

イ サ ク の 偏 愛 : アラスジ 30 p ) ~ 第 28 章 : イ サ ク か ら ヤ コ ブ

へ ~ 第 36 章 : 略

・ 第 37 ~ 42 章 : 夢 占 い の ヨ セ フ の 話 ( … 話 し は 幾 分 オ リ

エ ン ト 調 に な る が 、 ポ ジ テ ィ ブ な 謀 略 被 害 も 潜 ん で い る )

… ヤ コ ブ の 息 子 ヨ セ フ は 偉 大 に な る 夢 見 や 父 の 偏 愛 で 兄 た

ち の 嫉 妬 を 買 い 、 兄 た ち は 隊 商 に ヨ セ フ を 売 り 飛 ば し た 。

エ ジ プ ト に 連 れ て 行 か れ た ヨ セ フ は 39 章 、 主 人 に 信 頼 さ

れ 重 用 さ れ る が 主 人 の 妻 が ヨ セ フ を 誘 惑 す る 。 拒 否 し た ヨ

セ フ (“ ヘ ブ ル 人 ”) は こ の 妻 に 逆 恨 み さ れ 投 獄 さ れ た 。

… 牢 獄 で は 看 守 長 の 目 に と ま り 囚 人 の ま と め 役 に 抜 擢 さ れ

る 。 そ こ で ま た 宮 廷 の 料 理 人 と 給 仕 の 夢 を 聞 き 夢 解 き を し

て 給 仕 の 窮 地 を 救 っ た 。( 料 理 人 は 処 刑 さ れ る ) そ の 2 年

後 エ ジ プ ト の フ ァ ラ オ が 奇 妙 な 夢 を 見 た 、 救 わ れ た 給 仕 は

フ ァ ラ オ に ヨ セ フ を 進 言 す る 。 ヨ セ フ は 7 年 間 の 豊 作 と 次

の 7 年 の 飢 饉 を 夢 解 き の 予 言 を す る 、 ま た 豊 作 の 年 に 備 え

て 貯 蓄 す る こ と を 提 案 す る 。 ヨ セ フ は 責 任 者 と な り や が て

宰 相 に な っ た 。( ヨ セ フ は コ ー ラ ン の 物 語 に も 登 場 す る )

・ 第 43 章 :( 本 国 カ ナ ン の 飢 饉 ) や が て 飢 饉 が 訪 れ 、 父 ヤ

コ ブ と そ の 家 族 の 住 む カ ナ ン に も 飢 饉 が 降 り か か っ た 。 ヤ

コ ブ は ヨ セ フ の 実 弟 ベ ニ ヤ ミ ン 以 外 の 10 人 の 息 子 を エ ジ

プ ト へ 遣 わ し た 。 エ ジ プ ト へ 出 向 い た 兄 た ち は ヨ セ フ が エ

ジ プ ト で 出 世 し て い る と は 全 く 気 が つ か な か っ た 。 … ヨ セ

フ 正 体 を 伏 せ た ま ま で あ っ た が 兄 た ち の 復 讐 を 嫌 疑 し 、 兄

た ち を ス パ イ 容 疑 で 投 獄 し た 。( 肉 親 の 情 か ら ) ベ ニ ヤ ミ

ン を 連 れ て く る こ と を 条 件 に 容 疑 を と き 無 償 で ト ウ モ ロ コ

シ を 支 援 す る 。 再 び ベ ニ ヤ ミ ン を 伴 っ て 訪 れ た 兄 た ち は ト

ウ モ ロ コ シ を 得 た 。 … ヨ セ フ は 家 司 に 命 じ て 銀 の 杯 を ベ ニ

ヤ ミ ン の 袋 に し の ば せ た 、( 44 章 : ) そ し て 彼 ベ ニ ヤ ミ ン

を 捕 ら え よ う と す る 。 … と こ ろ が 異 母 兄 た ち は ベ ニ ヤ ミ ン

を か ば い 、 身 代 わ り を 申 し 出 た 。( 45 章 : ) そ こ に は か つ

て ヨ セ フ を 憎 み エ ジ プ ト に 追 い や っ た 無 慈 悲 な 兄 た ち で は

な か っ た 。(ベ ニ ヤ ミ ン の 実 兄 <ヨ セ フ> を 葬 っ た こ と を 悔

や む 兄 た ち で あ り 、 ベ ニ ヤ ミ ン が 科 さ れ る こ と を 老 父 に 申

し 開 き が 出 来 な い と 切 々 と 語 っ た か ら で あ ろ う 。 … あ る い

は 貧 困 ・ 飢 餓 が そ う さ せ た の か も し れ な い … 羽 仰 の 勝 手 な

解 釈 で あ る ) 感 慨 き わ ま っ た ヨ セ フ は つ い に そ の 正 体 を 明

- 128 -

か し 兄 た ち を 許 す 、「( 今 後 5 年 飢 饉 は つ づ く こ と 、) 神 の

大 い な る 救 い で 、 神 が 私 を こ こ < エ ジ プ ト > に 遣 わ し た の

で す 」 45 章 7 ~ 8 ( … 苦 労 人 が 悪 行 し が ち の 世 界 標 準 で は

珍 し く … 苦 労 人 な ら で は … 。 復 讐 を や め 、 初 め て の 許 す で

は な い か ? )こ の 縁 に よ り ヤ コ ブ 一 族 は エ ジ プ ト に 移 住 し 、

ヨ セ フ の 父 ヤ コ ブ は 17 年 後 エ ジ プ ト で 息 を 引 き 取 る 、 ヨ

セ フ も エ ジ プ ト で 生 涯 を 終 え た 。( … アラスジ 34 p で は ヨ セ

フ の 遺 体 は 出 エ ジ プ ト の 際 に モ ー ゼ に よ っ て 持 ち 出 さ れ た

と さ れ る ) 第 50 章 : … こ こ ま で が 創 世 記 。

・( 20 ) ア ブ ラ ハ ム ( 21 ) イ サ ク ( 22 ) ヤ コ ブ < イ ス ラ エ

ル 襲 名 : 35 章 > に 至 る 。 … 以 降 代 数 不 詳 。 a ) モ ー ゼ は ヤ コ

ブ の 子 ( 23 ) レ ビ の 系 統 、 モ ー ゼ の 後 継 者 b ) ヨ シ ュ ア は

ヤ コ ブ の 子 ( 23 ) ヨ セ フ の 系 統 、 c ) サ ウ ル 王 は ヤ コ ブ の 子

( 23 ) ベ ニ ヤ ミ ン < ヨ セ フ の 実 弟 > の 系 統 、 d ) ダ ビ デ 王 は

ヤ コ ブ の 子 ( 23 ) ユ ダ の 系 統 、 e ) イ エ ス は d ) ダ ビ デ 王 の 系

統 。 110 ~ 111 p アラスジ に よ る… (( 22 )ヤ コ ブ の 子 供 第(23 )

代 は 12 人 で 12 氏 族 伝 説 の ル ー ト と な る 。 … 時 間 軸 は 跳 ぶ

が 、 王 権 の 流 れ は 初 代 王 サ ウ ル < ( 23 ) ベ ニ ヤ ミ ン が 祖 >

→ ダ ビ デ < ( 23 ) ユ ダ が 祖 > → ソ ロ モ ン < ( 23 ) ユ ダ が 祖

> と な り 、 B C 722 年 ア ッ シ リ ア < バ ビ ロ ニ ア の 帝 国 > に

北 イ ス ラ エ ル は 支 配 さ れ る 、 こ の 時 期 を バ ビ ロ ン 捕 囚 と い

う 。 イ エ ス < 系 統 的 に は ( 23 ) ユ ダ の 系 統 > が 生 ま れ た 頃

は ロ ー マ 帝 国 の 属 州 で ヘ ロ デ が 統 治 )

・ 6.2 ◎ 出 エ ジ プ ト 記 : ア ラ ス シ ゛ 36 p

・ … エ ジ プ ト に 移 住 し た イ ス ラ エ ル 人 、 ヤ コ ブ ( イ ス ラ エ

ル ) と ヨ セ フ 、 そ の 兄 弟 た ち は 栄 華 に 包 ま れ た 、 そ し て 半

遊 牧 民 か ら 単 一 の 大 民 族 集 団 と な っ て い っ た 。 と こ ろ が エ

ジ プ ト が 第 1 8 王 朝 に な る と 立 場 が 変 わ っ て 、 エ ジ プ ト 人

に 従 う こ と を 強 い ら れ る 。 … イ ス ラ エ ル 人 は こ の 支 配 を 脱

し 故 郷 で あ り 聖 地 カ ナ ン に 辿 り 着 い た 。 出 エ ジ プ ト 記 は B

C 1 3 C 半 ば ラ ム セ ス 二 世 の 治 世 ( オ リ エ ン ト の ヒ ッ タ イ

ト と 争 う ア ラ ス シ ゛ 37 p ) の こ ろ と 考 え ら れ る 。

・ … こ の 記 の 中 心 人 物 モ ー ゼ は イ ス ラ エ ル 人 を 救 い 出 し た

英 雄 で あ り 、 信 仰 と 律 法 の 啓 示 を 受 け 人 々 を カ ナ ン の 地 へ

と 導 い た 指 導 者 で あ る 。 パ ピ ル ス の 籠 に 隠 さ れ た 赤 子 の モ

ー ゼ は フ ァ ラ オ の 王 妃 に 拾 わ れ 養 子 と し て 王 宮 で 育 て ら れ

た 。 成 長 し た モ ー ゼ は イ ス ラ エ ル 人 を 迫 害 す る エ ジ プ ト 人

- 129 -

を 殺 害 し て し ま う 、 南 パ レ ス チ ナ の ミ デ ィ ア ン 地 方 に 逃 れ

た モ ー ゼ は 祭 司 の 娘 と 結 婚 し 、羊 飼 い と し て 過 ご し て い た 。

あ る 日 神 か ら エ ジ プ ト の イ ス ラ エ ル 人 を 解 放 せ よ と 啓 示 を

受 け る 。

・ エ ジ プ ト に 戻 っ た モ ー ゼ は フ ァ ラ オ に イ ス ラ エ ル 人 を 解

放 す る よ う に 進 言 す る が 、 か え っ て 厳 し い 労 働 を 科 し た 。

頑 な な フ ァ ラ オ に 対 し 神 は 杖 を 蛇 に 変 え る 奇 跡 を 示 し た 。

そ の 後 も ナ イ ル 川 が 赤 く 染 ま っ た り 蛙 や 虫 が 大 発 生 し た り

す る 出 来 事 が 続 い た 、 エ ジ プ ト 中 の 長 子 が 死 ぬ と い っ た 凶

事 か ら つ い に フ ァ ラ オ は イ ス ラ エ ル 人 の 解 放 を 許 し た 。( こ

れ ら の 凶 事 は 気 候 変 動 や 疫 病 か も 知 れ な い )

・ イ ス ラ エ ル 人 は 解 放 さ れ 聖 地 カ ナ ン に 向 け て エ ジ プ ト を

出 る 。 当 然 フ ァ ラ オ は 追 っ 手 を 遣 わ し 、 一 行 は 紅 海 ( シ ナ

イ 半 島 の 先 、 紅 海 の 奥 に ス エ ズ 湾 と い う ロ ケ ー シ ョ ン ) の

際 ま で 追 い 詰 め ら れ た 。 神 は ま た 奇 跡 を 起 こ す 、 海 が 二 つ

に 割 れ 道 が 現 れ た ( 海 が 割 れ た だ け で は 道 は 出 来 な い … 塩

水 混 じ り の 堆 積 物 の ど ろ ど ろ が 散 在 し て い る こ と に な る 、

つ ま り 道 が 出 来 る 要 因 が 隠 さ れ て い る 。)。 モ ー ゼ 等 は 安

全 に 海 を 渡 る こ と が 出 来 た が 、 フ ァ ラ オ の 軍 勢 は 海 の 道 が

な く な り 波 に 呑 み 込 ま れ て し ま っ た 。

・ さ ら に モ ー ゼ は シ ナ イ 山 に 登 り 飲 食 を 絶 ち 、 神 と と も に

40 日 40 夜 そ こ に い た 、 … 契 約 の 言 葉 ― 十 戒 を 2 枚 の 石 板

に 書 い て 、 人 々 を 導 い た 。

・ 十 戒 。

・ … ( 1 , あ な た は わ た し の 他 に な に も の も 神 と し て は な

ら な い ― 唯 一 神 。 2 , あ な た は 自 分 の た め に 刻 ん だ 像 を 造

っ て は な ら な い ― 偶 像 否 定 。 3 , あ な た は あ な た の 神 、 主

の 名 を み だ り に 唱 え て は な ら な い ― 真 言 。 4 , 安 息 日 を 憶

え て 、 こ れ を 聖 と せ よ ― 安 息 日 を 守 れ 。 5 , あ な た の 父 と

母 を 敬 え ― 敬 愛 。6 ,あ な た は 殺 し て は な ら な い ― 不 殺 生 。

7 , あ な た は 姦 淫 し て は な ら な い ― 不 姦 淫 。 8 , あ な た は

盗 ん で は な ら な い ― 不 盗 み 。 9 , あ な た は 隣 人 に つ い て 偽

証 し て は な ら な い ― 偽 証 の 禁 。 10 、 あ な た は 隣 人 の 家 を む

さ ぼ っ て は な ら な い ― 貪 り の 禁 。 … と さ れ る 。)

・ … こ れ と 祭 司 制 度 や 神 に 捧 げ 物 を す る 方 法 を 神 か ら 授 か

っ た 。 こ こ に イ ス ラ エ ル の 民 は 、 唯 一 神 ヤ ハ ウ ェ の 民 と さ

れ 、 神 と イ ス ラ エ ル 人 の 契 約 が 成 立 し 選 民 思 想 の 起 源 と な

っ た 。( 信 仰 と 選 民 < 34 章 10 、 見 よ 、 わ た し は 契 約 を 結 ぶ

… い か な る 民 の う ち に も い ま だ 行 わ れ た こ と の な い 不 思 議

を 、 あ な た の す べ て の 民 の 前 に 行 う で あ ろ う … > と 、 司 法

- 130 -

の 基 本 < 偽 証 の 禁 止 > の 契 約 で 構 成 さ れ た 原 理 で あ る … )。

・ 6.3 ◎ 預 言 者 た ち … : 主 に ア ラ ス シ ゛ 10 p よ り …

・ … 聖 書 に は 出 エ ジ プ ト 記 の 後 の 出 来 事 も 記 載 さ れ て い

る が 時 代 を 下 る に し た が い 、 他 の 神 話 同 様 に 歴 史 的 側 面 ・

宗 教 的 側 面 が 増 え て く る た め 、 出 エ ジ プ ト 記 ま で と す る 。

し か し な が ら 歴 史 的 叙 述 の 中 に 神 話 を 負 っ た も の ・ 神 の 信

託 に よ っ て 未 来 を 知 り 語 る 預 言 者 が 何 人 も 出 現 す る 。 こ の

中 に は 他 の 神 話 同 様 、 終 末 の 預 言 ( あ る い は 黙 示 的 暗 示 的

予 言 ) も あ る の で 取 り あ げ る 。 … モ ー ゼ は B C 1250 年 頃 の

預 言 者 と さ れ る 。

・ 6.4 ○ サ ム エ ル : B C 1050 年 頃 、 イ ス ラ エ ル の 最 初 の 王

に サ ウ ル ( 23 代 目 の ベ ニ ヤ ミ ン が 祖 ) を 任 命 し た が 、 サ

ウ ル が 神 に 背 く と 、 ダ ビ デ ( 23 代 目 の ユ ダ が 祖 ) を 神 託

に よ り 王 に 任 命 す る 。

・ 6.5 ○ ナ タ ン : B C 1000 年 頃 、 ダ ビ デ の 後 継 者 に ソ ロ モ

ン を 推 し た 。

・ 6.6 ○ エ リ ア : B C 9 C 頃 、 偶 像 崇 拝 を 続 け る ア ハ ブ 王

( 初 出 ) を 戒 め 、バ ア ル( 異 教 )の 預 言 者 と カ ル メ ル 山 頂

で 対 決 す る 。

・ 6.7 ○ ヨ ナ : B C 8 C 頃 、 ア ッ シ リ ア ( 後 代 、 イ ス ラ エ

ル を 征 服 し た 帝 国 ) の 民 に 神 の 裁 き を 伝 え た 。 … 時 化 の 犠

牲 と な り 大 い な る 【 魚 に 呑 み 込 ま れ 3 日 3 夜 魚 の 腹 に い た 、

魚 の 腹 の 中 で 神 の 裁 き を 聞 い た 後 、 陸 に 吐 き 出 さ れ た 】。

・ 6.8 ○ ホ セ ア : B C 8 C 頃 、 王 た ち の 堕 落 を 弾 劾 、 姦 淫

の 罪 を 犯 し た 女 を 救 う べ く 遊 女 と 結 婚 し 、 娼 婦 を 買 い 取 っ

た 。

・ 6.9 ○ ア モ ス : B C 8 C 頃 、 神 の 意 に 背 く 民 を 激 し く 非

難 、 ア ッ シ リ ア に よ る イ ス ラ エ ル 王 国 の 滅 亡 を 預 言 し た 。

・ 6.10 ○ イ ザ ヤ : B C 8 C 頃 、 政 治 改 革 を 訴 え 、 イ ス ラ エ

ル 王 国 を 批 判 、 ア ッ シ リ ア の 滅 亡 を 預 言 し た 。

- 131 -

・ 6.11 ○ ミ カ : B C 8 C こ ろ 、 貧 し い 人 々 を 守 り 、 唯 物 主

義 を 批 判 し た 、 ま た ミ カ は ( キ リ ス ト ) イ エ ス の 登 場 を 預

言 し た 。

・ 6.12 ○ ゼ フ ァ ニ ア : B C 7 C 頃 、 ユ ダ 王 国 の 偶 像 崇 拝 を

痛 烈 に 批 判 。

・ 6.13 ○ エ レ ミ ア : B C 7 C 頃 、 バ ビ ロ ニ ア 王 国 ネ ブ カ ド

ネ ザ ル 2 世 ( 初 出 ) が 神 の 裁 き を 行 う 者 で あ る と 預 言 し 、

民 衆 に 殺 さ れ か け た 。

・ 6.14 ○ エ ゼ キ エ ル : B C 7 C 頃 、【 数 々 の 異 象 を 体 験 】。

バ ビ ロ ン 捕 囚 期 に 、 イ ス ラ エ ル 復 興 を 預 言 し た 。

・ 6.15 ○ ハ ガ イ : B C 7 C 頃 、 バ ビ ロ ン に よ り 解 放 さ れ た

後 、 エ ル サ レ ム の 神 殿 再 建 を 促 進 し た 。

・ 6.16 ○ ゼ カ リ ア : B C 7 C 頃 、 バ ビ ロ ン よ り エ ル サ レ ム

に 戻 り 、 メ シ ア ( キ リ ス ト ) の 出 現 を 預 言 、 一 方 イ ス ラ エ

ル 周 辺 民 族 に 対 し 過 激 な 悪 態 を つ い た 。

・ 6.17 ◎ 【 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 】・ 最 後 の 審 判 ( 新 約 聖 書 - イ

エ ス の 時 代 の も の ): ア ラ ス シ ゛ 104 p ~ 106 p … ヨ ハ ネ の 黙 示

録 が 神 話 の 理 由 、 羽 仰 は 長 々 蘊 蓄 を 垂 れ る 。

・ < 移 築 >

・ … 旧 約 聖 書 に は は っ き り し た 終 末 神 話 が な い 【 … だ か ら

羽 仰 は 、 聖 書 の 緻 密 な 描 写 に も 拘 わ ら ず 終 末 神 話 の 無 い 神

話 的 旧 約 は す ば ら し い と 思 う … 】、 … 終 末 神 話 ら し き 記 載

は 、 残 念 な が ら 、 新 約 聖 書 の ヨ ハ ネ の 黙 示 録 に は 顕 示 さ れ

る 。 叙 事 的 記 載 は な く 精 密 さ を 欠 く 怪 奇 と 神 話 的 負 の 暗 喩

が 重 ね ら れ て い る の も 特 徴 で あ る 。 … 神 話 の 移 築 、 新 約 聖

書 ≒ 宗 教 説 話 の 中 に 怪 異 な 神 話 が 紛 れ 込 ん で い て … 宗 教 説

話 の 中 に 神 話 な ら で は の 怪 異 が 紛 れ 込 み わ け で 宗 教 説 話 の

読 み 手 の 内 界 は ひ ど く 混 乱 ・ 恐 怖 す る … も ち ろ ん 神 話 の リ

ア リ テ ィ ー < コ コ ニ イ テ モ イ イ > も 混 乱 し て し ま う 。

- 132 -

・ … 【 終 末 預 言 は 布 教 と 恐 怖 の 3 つ 組 み セ ッ ト 】 の こ と が

多 い … 。

・ < ヨ ブ 記 を 対 比 さ せ て の 移 築 >

・ こ の 点 を C.G. ユ ン グ 著 『 ヨ ブ へ の 答 え 』 の 後 半 も ユ ン グ

が 丹 念 に 黙 示 録 を 批 判 し て い る … 最 初 に 読 む 分 か り や す い

ユ ン グ の 本 と し て 一 押 し 。 … 【 な ぜ 、 新 約 聖 書 ( = イ エ

ス と 人 と の 契 約 ≒ 宗 教 説 話 ) の 終 わ り に わ ざ わ ざ 特 異 な 終

末 神 話 が 預 言 の 形 式 で 何 故 あ る の か も 、 … 熱 心 な 信 者 の ヨ

ブ の 神 話 : ヨ ハ ネ の 黙 示 録 ( 怪 異 な 宗 教 説 話 ) と を 対 比 さ

せ な が ら 描 か れ て い る 。】

・ … こ れ ら を 踏 ま え て 、 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 は 用 心 し て 読 み

解 い て 欲 し い 。

・ … 【 ど う い う 風 に 我 々 は 得 体 の 知 れ な い 怪 奇 に ~ 恐 怖

に 駆 ら れ 操 ら れ る て ゆ く の か ? 】 … 心 理 学 的 主 題 も 行 間 の

分 析 も 汎 化 の ト レ ー ニ ン グ ( = い ま で も 似 た よ う な 構 造 の

恐 怖 が 横 行 し て い る … )も 、そ こ に 重 き を 置 い て ほ し い … 。

・ … こ こ で 、 ヨ ブ 記 に つ い て 、 ユ ン グ と 羽 仰 の 解 釈 を 語 る

と し よ う … ナ ゼ 神 話 に 載 せ ず 羽 仰 等 の 脱 線 で 取 り 上 げ な か

っ た か と い う と 創 世 記 と 預 言 者 ら の 話 し は 明 ら か に 神 話 な

の で あ る 、 神 話 は 大 方 現 実 原 則 が “ ブ ッ 飛 ン デ イ ル ” … だ

か ら 羽 仰 等 が ハ ナ シ 半 分 と し て … 、 現 実 原 則 の 根 本 = “ コ

コ ニ イ テ モ イ イ ” を 語 ら な け れ ば な ら な い し 、 本 作 品 の “

祓 え な い 恐 怖 は な い ” … を 支 え る 神 話 を 付 録 に 載 せ る 必 要

が あ る こ と を 羽 仰 で は 無 く 本 作 品 の 人 物 た ち が 「 神 話 を 載

せ な い と ハ ナ シ が 終 わ ら な い … 」 と 羽 仰 に 優 し い 圧 力 を か

け る か ら で も あ る 。

・ … ヨ ブ 記 は 極 め て 難 解 で あ る 一 方 、 信 者 さ ん 達 か ら す る

と 格 好 の 布 教 素 材 な の で あ る … 入 信 に 抵 抗 す る 頑 固 な 俗 物

に 「 摂 理 神 が 如 何 に 偉 大 か ! 」 と い う 主 旨 で は だ が … で は

… 、 だ が 神 話 水 準 の 論 理 の 綻 び が あ る 。

・ < …ヨ ブ 記 は こ ん な ハ ナ シ … >

・ こ の 地 域 に ヨ ブ と い う 遊 牧 民 の 長 が い た 、 摂 理 神 を 信 じ

る と 同 時 に そ の 教 え を 実 行 し て い た 。 … そ れ ゆ え ヨ ブ の 集

落 は 豊 か で 富 ん で い た 。 摂 理 神 も ヨ ブ も 満 足 し て い た 、 だ

- 133 -

が 全 知 の は ず の 摂 理 神 は 疑 問 抱 く … 「 自 分 が 満 た し て や っ

て い る 故 の 信 仰 心 だ け で は な い の か ? 」 … と 、 堕 天 使 の 助

言 も あ っ て 『 試 す 』 こ と に な る … ヨ ブ は 財 産 も 家 族 も 一 切

を 失 う 、 ヨ ブ 自 身 の 皮 膚 病 を 患 い 絶 望 す る … し か し ヨ ブ は

信 仰 心 を 捨 て ず ~ 捨 て な い が 故 に オ ッ カ ナ イ 摂 理 神 に 問 う

“ … こ の 御 処 遇 は 不 当 な の で は な い で し ょ う か ? ” … と 。

・ … 何 で も 知 っ て い る - 全 知 の 摂 理 神 が 『 試 し 』 た の で あ

る 、 神 話 水 準 で の 論 理 が 綻 ん で い る “ 試 し の ” 結 果 を 予 め

知 り 得 な か っ た と い う こ と で あ る … 全 知 で は な か っ た ノ ダ

… 。

・ … そ し て ヨ ブ に 対 し て 激 怒 す る 、 一 方 摂 理 神 自 身 も 『 試

し を 』 決 定 的 に し た 堕 天 使 に 対 し て 一 切 の 罪 意 識 が な い …

処 罰 も な い 、 ヨ ブ の 家 族 ・ 財 産 も 挿 げ 替 え た だ け で も と の

死 ん だ 家 族 を 再 生 復 活 さ せ た ワ ケ で は な い 。 … だ が ヨ ブ は

こ の 沙 汰 を 受 容 す る 。(だがこの激怒は自身が孤独であったのに…

気が付いてしまったからで、ある意味ヨブを称賛し、ヨブの進言を制し

たものを処罰している…真っ当な内容があるとき摂理に抗わないと処罰

される…トイウコト。)

・ …

・ … 明 ら か に ヨ ブ の ほ う が 格 上 ・ 上 品 で あ る 。

・ 肉 体 を 持 た な い 自 身 の 有 り 様 を 摂 理 神 は 鑑 み 、 自 身 の 霊

魂 と 肉 体 を 同 時 に 持 つ 現 し 身 の 救 世 主 が 必 要 を 感 じ は じ め

た 。 … ナ ザ レ の イ エ ス の 生 誕 に 先 立 つ こ と お お よ そ 500 年

と さ れ る 。

・ < 移 築 ・ ヨ ブ 記 に 回 り 込 み 隠 れ る も の >

・【 こ の 悲 壮 な ハ ナ シ の 背 景 ~ 無 意 識 に 回 り 込 ん で し ま っ

た ~ 見 落 と さ れ が ち の 要 素 が あ る 】、、 … 恐 怖 は 形 を 変 え

て 移 築 さ れ る 。 … 摂 理 神 自 身 は と も か く 、 堕 天 使 の 断 罪 の

欠 如 で あ る 。 … 現 し 身 ・ イ エ ス 存 命 中 は 【“ 罪 意 識 の 欠 如

し た 愛 ”】 は 強 力 に 抑 え こ ま れ て い た が … 、

・ イ エ ス の 死 後 、 非 暴 力 の 愛 の 有 り 様 ~ は 少 し ず つ 負 の 愛

の 方 向 に … 少 し ず つ か わ っ て ゆ く 。

・ … す な わ ち 【 内 省 の 欠 如 に よ る 、 キ リ ス ト 教 的 愛 と ⇔ と

不 確 定 の 恐 怖 + 罪 意 識 の 欠 如 し た 愛 と の 分 裂 で あ る 】。

・ … そ れ が 新 約 聖 書 の 『 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 』 で あ る 。

・ … 新 約 聖 書 - 現 し 身 の 神 = 文 化 英 雄 ( 神 話 学 の 呼 び 慣 わ

し ) が ヒ ト と の 契 約 を 記 し た 書 物 = 100 % 宗 教 の は ず だ か

ら 神 話 な ら で は 異 怪 の 譚 は 新 約 に は 殆 ど 出 て こ な い … だ が

ヨ ハ ネ の 黙 示 録 に は … 【 神 話 の 不 可 解 さ が 丸 っ と ! 移 築 】

さ れ て い る 。 … こ こ を し っ か り 書 い て お か な い と 神 話 と い

う 、 読 み 手 を ・ 混 乱 ・ 不 可 解 に も さ せ う る も の を 取 り あ つ

- 134 -

か う 心 理 学 ・ 分 析 心 理 学 が 方 向 喪 失 し て し ま う 。

・ … 改 め て く り か え す 、 神 話 水 準 の 論 理 の 綻 び の な か に 罪

意 識 の 欠 如 が 紛 れ 込 ん で い る … 摂 理 神 と 堕 天 使 と ヨ ハ ネ の

罪 意 識 の 欠 如 で あ る 。… 繰 り 返 す 、こ こ は 飽 く ま で 心 理 学 。

読 み 手 の ? ~ ワ カ ラ ナ サ … 内 界 心 理 の 不 可 解 さ に 寄 り 添 う 。

怒 る と か は 別 の 学 問 で す る こ と 。 … 心 理 学 ・ 分 析 心 理 学 は

只 た だ 詳 ら か に す る ・ 恐 さ を 只 た だ 祓 う … 羽 仰 ら は 微 か な

不 愉 快 さ を 抱 え る … あ る 種 の 懸 念 が あ る … 摂 理 が ヨ ハ ネ の

様 に 翻 る か ら で あ る 。 … ハ ッ キ リ 云 っ て お こ う 。 … 心 理 学

・ 分 析 心 理 学 ・ 神 話 学 が 憤 怒 す べ き は 大 昔 か ら 布 教 拡 大 を

含 め 数 の 論 理 あ る い は 巨 き な 恐 怖 に よ る 衆 愚 化 の ド ラ イ ブ

で 歴 代 の 中 華 が … 今 の 中 国 共 産 党 で も く り か え し て い る …

神 話 ・ 説 話 の 抹 消 で あ る 。神 話 の ニ グ レ ク ト 。神 話 の 迫 害 。

神 話 へ の 虐 待 に 対 し て の 憤 慨 で あ る 。 … 排 除 は し な い … 数

の 論 理 の 末 席 を 汚 ご し ・ 強 か に 棲 み 分 け る … た だ 悲 し く 蟻

塚 の よ う に 突 然 崩 落 す る の を 見 守 っ て い る 。

・ … 元 々 、 開 祖 イ エ ス ・ そ し て 弟 子 で あ る ヨ ハ ネ 等 を 排 除

し 贄 と し て ロ ー マ 帝 国 に 差 し 出 し た ユ ダ ヤ 人 社 会 に 対 し て

の 恨 み ・ 辛 み … 復 讐 の 通 告 を 預 言 の 枠 の 中 で 言 い 放 ち 即 座

に 書 き 落 と し て し ま っ た の が 『 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 』 な の で あ

る … 当 初 は 。 … だ が 恨 み 辛 み の 中 に 当 時 の ヒ ト が 理 解 で き

な い ~ 今 で も 理 解 で き な い こ と が 書 き 記 し さ れ て い る … こ

れ は エ ン コ ー ド の 失 敗 … す な わ ち 心 あ る 人 は そ の 時 点 で 解

ら な い 恐 怖 を 抱 え な が ら ~ 駆 ら れ な が ら ~ 操 ら れ な が ら デ

コ ー ド 開 始 す る( コレガ 良クナイ )、こ れ が 恐 怖 に 操 ら れ て ゆ

く こ と な の で あ る 。 … 似 た も の が つ な げ ら れ て ゆ く … ヨ ハ

ネ の 恨 み 辛 み が 人 類 全 体 に 広 が っ て し ま う … → 終 末 預 言 ・

布 教 ・ 恐 怖 の セ ッ ト の 完 成 で あ る … 『 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 』 は

そ う い う 注 意 が 必 要 で 、 い ま も 恐 怖 が 動 き 続 け て い る … だ

か ら 羽 仰 は 天 の 釈 の 制 止 を 振 り 切 っ て く ど く・し つ こ く 解

釈 を す る 。 … 努 々 、 心 理 学 ~ 分 析 心 理 学 の 記 載 で あ る こ と

を 忘 れ て は い け な い の で あ る 。

・ … 以 下 …

・ … ヨ ハ ネ は 聖 霊 に よ っ て 天 に 招 か れ 、 将 来 起 こ る こ と に

- 135 -

関 す る 啓 示 を 受 け る 物 語 で あ る 。 … こ れ を 聞 い て 預 言 書 に

書 か れ て い る こ と を 守 る も の た ち は 、 幸 い で あ る 、“ 時 ”

が 近 づ い て い る か ら で あ る 。 … と 。 … 注 意 喚 起 ! ! … 【 …

甘 言 で 内 在 し て い る 恐 怖 を ヨ ハ ネ は 暈 か し て い る … 羽 仰 解

釈 】 … 因 果 は 不 明 … 多 面 の 類 似 点 が あ る … 統 合 失 調 症 の 方

を 襲 う 言 語 性 幻 聴 も 始 め は や さ し い 甘 言 、 次 第 に あ る い は

突 然 恐 怖 に 彩 ら れ 本 人 を 迫 害 し 虐 待 し 隠 蔽 す る 破 滅 的 終 末

の テ ー マ に 変 わ る … ナ ン カ ト テ モ 似 テ イ ル 。

・ … ( 一 章 ) 7 つ の 角 と 7 つ の 目 を も っ た 子 羊

・ … 子 羊 は ( イ エ ス < キ リ ス ト 教 の 開 祖 ・ 愛 と 救 済 を 主 題

に ユ ダ ヤ 教 を 刷 新 す る 、 新 約 ( 神 と 新 た な 契 約 の 意 ) 聖 書

の 主 人 公 > を 表 す と さ れ る ) … を 象 徴 す る 、 こ れ は 、 象 徴

と 云 う よ り 負 の 表 象 で あ る 、 ま た 、 ヨ ハ ネ に 封 印 さ れ た 7

つ の 巻 物 ( 5 章 ) を 受 け 取 る 。

・ … こ の 封 印 を 1 つ 1 つ 開 い て ゆ く そ の た び に 内 乱 ・ 飢 饉

・ 疫 病 な ど の 災 害 と 天 変 地 異 を 意 味 す る 人 物 や 動 物 が 現 れ

る ( 第 1 ~ 4 略 )。 第 5 の 封 印 ( 9 章 ) が 解 か れ る と 殉 教

者 た ち が 現 れ て 神 の 裁 き を 催 促 す る が 、 イ エ ス が 現 れ し ば

ら く 待 つ よ う に 命 じ ら れ る 。 第 6 の 巻 物 を 解 く ( 9 章 13 )

と 、 太 陽 が 暗 く な り 月 は 赤 く 染 ま り 星 は 地 に 落 ち る 、 そ し

て 天 使 ( アラスジ 12 p で は 異 教 の 影 響 を 受 け て 生 ま れ た 神 の

使 い ) が 現 れ 人 々 の 額 に 刻 印 を 押 す 、 イ ス ラ エ ル の 12 の

部 族 か ら そ れ ぞ れ 一 万 二 千 人 ず つ 死 を 免 れ る も の が 選 ば れ

る 。 最 後 の 7 の 巻 物 渡 さ れ た 時 ( 10 章 ) 7 人 の 天 使 が 現 れ

天 使 に は 7 つ の ラ ッ パ が 与 え ら れ る と い う 、 天 使 は 封 を 解

こ う と し た ヨ ハ ネ に 「( 巻 物 を ) 食 べ て し ま い な さ い 、 腹

に は 苦 い が 、 口 に は 蜜 の よ う に 甘 い 」。 や は り 腹 に は 苦 か

っ た 、 そ の と き 「 あ な た ヨ ハ ネ は も う 一 度 、 … 預 言 せ ね ば

な ら な い 」 と 声 が し た 。

・ … 天 使 が 順 番 に ラ ッ パ を 鳴 ら す と 再 び 天 変 地 異 が 起 こ っ

た 、 6 つ の ラ ッ パ が 鳴 ら さ れ る ま で に 地 上 の 3 分 の 1 が 焼

け 、 海 の 生 き 物 の 3 分 の 1 が 滅 び イ ナ ゴ の 大 群 が 額 の 刻 印

を も た な い 者 に 襲 い か か る 。 さ ら に 4 人 の 天 使 が 人 間 の 3

分 の 1 を 滅 ば す た め 遣 わ さ れ る 、 4 人 の 天 使 の 騎 兵 の 数 は 2

億 で 馬 は 獅 子 の よ う な 頭 で 硫 黄 を 吐 く 、 こ の 時 代 生 き 残 っ

た 人 々 は 尚 偶 像 を 拝 み 、 悔 い 改 め る こ と は な か っ た 。 第 7

の ラ ッ パ が 吹 き 鳴 ら さ れ る と “ 最 後 の 審 判 ” の 時 が 来 た こ

と が 宣 言 さ れ る 。

- 136 -

・ … 天 に は し る し が 現 れ た ( 12 章 )、 ひ と り の 女 が 太 陽 を

着 込 ん で 足 の 下 に 月 を 踏 み 、頭 に 1 2 星 の 冠 を 被 っ て い た 、

こ の 女 は 子 を 宿 し て お り 産 み の 苦 し み と 悩 み の た め 泣 き 叫

ん で い た 。 も う 一 つ の し る し が 天 に 現 れ た 、 赤 い 龍 で 7 つ

の 頭 と 10 の 角 が あ り 7 つ の 冠 を 被 っ て い た 。 龍 の 尾 は 天

の 星 の 3 分 の 1 を 掃 き 寄 せ 地 上 に 落 と し た 、 産 み の 苦 し み

の 女 の 前 に 立 ち 生 ま れ た 子 を 食 べ よ う と し た 。 女 は 神 の 用

意 し た 荒 野 に 逃 げ た 。

・ 天 で は 竜 と ミ カ エ ル の 天 使 た ち が 戦 っ た 、 龍 と そ の 使 い

た ち は 勝 て ず 、 地 に 諸 共 投 げ 出 さ れ た 、 … 巨 大 な 龍 は 悪 魔

と か サ タ ン と か 世 界 を 惑 わ す 年 を 経 た 蛇 と も い わ れ る 。

・ 龍 は 女 が 生 ん だ 男 子 を 追 い 口 か ら 水 を 流 し 押 し 流 そ う と

し た 、 地 は そ の 口 を 開 い て 水 流 を 飲 み 干 し た 、 龍 は 女 に 怒

り を 発 し 女 の 子 ど も イ エ ス の 証 を 持 つ も の に 戦 う た め 出 て

行 っ た 、 そ し て 海 の 砂 の 上 に い た 。

・( 13 章 ) わ た し ( ヨ ハ ネ ) は 一 匹 の 獣 が 海 か ら 上 が っ て

く る の を 見 た 、 そ れ は 角 が 10 本 頭 が 7 つ 、 角 に は 10 の 冠

が あ り 神 を 汚 す 名 が 付 い て い た 。 豹 の よ う で 足 は 熊 、 口 は

獅 子 の 様 で あ っ た 。 龍 は 自 分 の 力 と 位 と 大 い な る 権 威 を 獣

に 与 え た 、 獣 の 頭 の 一 つ は 致 命 傷 で あ っ た が 既 に 治 っ て い

た 、 人 々 は 龍 を 拝 み 、 さ ら に 獣 を 拝 ん だ 「 だ れ が こ の 獣 に

匹 敵 し 得 よ う か … 」 と 。

・ さ ら に 他 の 獣 が 地 か ら 上 っ て き た そ れ に は 子 羊 の よ う な

角 が 2 つ あ っ て 龍 の よ う に も の を 言 っ た 、 そ し て 先 の 獣 の

持 つ す べ て の 権 力 を そ の 前 で 働 か せ た 、 人 々 の 前 で 火 を 天

か ら 降 ら せ る こ と さ え し た 。 獣 の 像 を 造 ら せ そ れ に も の 言

う こ と も さ せ 、 像 を 拝 ま な い も の を み な 殺 さ せ た 、 す べ て

の 人 々 の 右 手 あ る い は 額 に 刻 印 を 押 さ せ 、 刻 印 の な い も の

は も の を 買 う こ と も 売 る こ と も 出 来 な い よ う に し た 、 こ の

刻 印 は そ の 獣 の 名 ま た は そ の 名 の 数 字 の こ と で あ る 。 獣 の

数 字 を 解 く が よ い 、 そ の 数 字 と は 人 間 を 指 す も の で あ る 。

そ の 数 字 と は 六 百 六 十 六 で あ る 。

・ 7 人 の 天 使 は 7 つ の 鉢 か ら 神 の 怒 り を 注 い で ゆ く ( 14 章

~ )、 生 き 残 っ た 人 類 も 滅 亡 す る 、 … 【 モ ウ … 無 差 別 “ て

ろ る ” ! 】 … こ う し て 死 者 た ち が 神 に よ っ て 選 別 さ れ る 最

後 の 審 判 へ と 移 っ て ゆ く 。( … 現 在 進 行 形 … )。

・ … ( アラスジ 104 p で は 、 … こ の 滅 亡 の 幻 を 見 て い た ヨ ハ

ネ は 、 こ の と き “ キ リ ス ト の 証 ” の た め ロ ー マ の 流 刑 地 パ

モ ス 島 に い た 、 黙 示 録 は ロ ー マ 属 州 の 7 つ の 教 会 に 宛 て ら

- 137 -

れ て 書 か れ た 。 ロ ー マ 皇 帝 ド ミ テ ィ ア ヌ ス の 治 下 、 皇 帝 崇

拝 や 兵 役 の 義 務 が 課 さ れ て い た が 、 キ リ ス ト 教 徒 は 当 然 拒

ん だ 。 こ の た め 各 地 域 の 教 会 へ の 迫 害 も 増 し て い た 、 信 仰

を 守 る こ と が 困 難 な 状 況 下 ヨ ハ ネ は 各 教 会 に 対 し て 檄 文 と

警 告 を 発 し て い た と さ れ る 。 … キ リ ス ト 教 世 界 の 解 釈 は 以

上 の よ う だ が 分 析 心 理 学 的 に は 復 讐 対 象 が 拡 散 ・ 増 殖 し て

い る よ う に 思 え る 。) … ま た ユ ダ ヤ ・ キ リ ス ト 教 の 世 界 観

で は 世 界 の 寿 命 は 7 千 年 と 考 え ら れ て き た 、 天 地 創 造 に 始

ま り 概 ね 6000 年 に お よ ぶ イ ス ラ エ ル 民 族 の 神 へ の 不 実 の 歴

史 が 繰 り 返 さ れ る 。【 … 引 き 続 き 、 ヨ ハ ネ し か 知 ら な い 怪

物 の 恐 怖 は 誰 も 知 ら な い が ゆ え に 拡 大 し ヨ ハ ネ が 想 定 し て

い る 復 讐 対 象 が 変 え ら れ る こ と に な る … 黙 示 録 を 読 ん だ も

の は 攻 撃 対 象 ~ 復 讐 ? ノアイテを 探 し 始 め る … 】。…穢 れ き っ

た 世 界 は 、 神 の 怒 り が 込 め ら れ た 「 7 つ の 鉢 」 が も た さ れ

る 災 い に よ っ て 滅 ば さ れ 、 残 り の 時 に 「 千 年 王 国 」 の 時 代

が 訪 れ る と さ れ る 。 地 上 に は メ シ ア ( 救 済 者 ) が 降 臨 し 、

殉 教 者 が 甦 る 、 そ の 彼 ら に よ っ て 「 神 の 国 」 が 築 か れ 。 サ

タ ン ( 堕 天 使 ) は 地 の 淵 に つ な が れ る 。( 参 考 : … 殺 し も

さ れ ず つ な が れ る の は ゲ ル マ ン 神 話 の ト リ ッ ク ス タ ー = ロ

キ に 似 て い る … ゲ ル マ ン の 英 雄 シ グ ム ン ド が 新 し い 神 話 物

語 を 開 始 す る 天 以 外 で は 、 酷 似 す る 。 総 解 説 43 p - 18.13 )、

堕 天 使 は つ な が れ る た め 一 時 そ の 影 響 は 及 ば ず 、 愛 と 秩 序

に 溢 れ る 平 和 な 時 代 「 千 年 王 国 」 が 1000 年 続 く と ヨ ハ ネ は

云 う 。

・( 羽 仰 の 解 説 は 続 く ) … し か し 世 界 の 寿 命 が く る 、( 20

章 ) こ の と き ひ と り の 御 使 い が 底 知 れ ぬ 所 の 鍵 と 鎖 と を 手

に 持 っ て 天 か ら 降 り て き た 、 彼 は 悪 魔 で あ り サ タ ン で あ る

龍 、 す な わ ち 、 こ の 年 を 経 た 蛇 を 捕 ら え て 千 年 の 間 つ な ぎ

置 き 入 り 口 を 封 じ た 。 そ の 後 し ば ら く の あ い だ だ け 解 放 さ

れ る こ と に な っ て い た 。( ほ ぼ 原 文 … わ か り に く い )

・ … 見 て い る と 数 多 く の 座 が あ り そ の 上 に 人 々 が す わ っ て

い た 、 そ し て 彼 ら に は 裁 き の 権 が 与 え ら れ て い た 、 イ エ ス

の 証 を 行 い 神 の 言 葉 を 伝 え た た め に 首 を 切 ら れ た 人 々 の 霊

が そ こ に あ っ た 、 ま た 獣 も そ の 像 を 拝 ま ず 、 こ の 刻 印 を 額

や 手 に 受 け る こ と を し な か っ た 人 々 も い た 。 彼 ら は 生 き 返

っ て キ リ ス ト と も に 千 年 の 間 支 配 し た 。 こ れ が 第 1 の 復 活

に あ ず か る も の は 幸 い で あ る 。こ の 人 た ち に 対 し て は 、第 2

の 死 は 何 の 力 も な い 。 彼 ら は 神 と キ リ ス ト の 祭 司 と な り 、

キ リ ス ト と 共 に 千 年 の 間 、 支 配 す る 。

- 138 -

・ 千 年 の 期 間 が 終 わ る と サ タ ン が そ の 獄 か ら 解 放 さ れ る 、

ゴ ク と マ ゴ ク と い う 民 ( 20 章 7 ) を そ そ の か し 神 に 戦 い

を 挑 む が 、 天 か ら 火 が 降 っ て き て 、 み な 滅 ん で し ま う 。

・ … ( 21 章 ) つ ぎ に 、 新 し い 天 と 地 、 先 の 天 と 地 は 消 え

去 り 、 海 も な く な っ て し ま う … 【 ヨ ハ ネ は “ 海 な ん か 要 ら

な い ! ” と 言 い た げ で あ る … 酷 い 話 で あ る 】、 新 し い エ ル

サ レ ム 「 永 遠 の 神 の 国 」 が 築 か れ る と い う。(…世 界 の 終

わ り は A D 195 年 、 同 376 年 、 410 年 、 500 年 、 1999 年 と も 言

わ れ そ の 都 度 順 送 り に さ れ て い る … 終 末 年 の 解 釈 は キ リ ス

ト 教 会 の 重 要 な 仕 事 で あ る よ う で あ る 。)

・ … ( アラスジ 106 p は 続 く … ) 地 上 の 破 壊 に よ っ て 皆 死 者

に な る 。 彼 ら は 第 一 の 審 判 を 受 け て 自 分 の 魂 に 相 応 し い 境

涯 に は い る 、 そ し て 最 後 の 審 判 が 下 さ れ る 時 、 骸 骨 だ け の

死 者 が 肉 体 と 魂 が 合 わ さ っ て も と の 姿 に 戻 る 。 審 判 は 死 者

た ち の 生 前 の 行 い を 記 し て あ る 「 命 の 書 」 に よ っ て 裁 か れ

天 国 と 地 獄 に 振 り 分 け ら れ る 。

・ … こ こ ま で 『 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 』

・ … こ の ヨ ハ ネ の 撹 乱 を 踏 ま え て ア ラ ス ジ は 、 真 っ 当 な 愛

の 人 = パ ウ ロ を 曳 き 、 悲 惨 な 審 判 の 弁 明 す る ( … イ エ ス の

時 代 の 人 、 イ エ ス の 弟 子 、 迫 害 さ れ な が ら も 入 信 の さ い の

広 く ア フ リ カ に 広 が っ て い る 割 礼 の 風 習 を 端 折 り 、 キ リ ス

ト の 救 い を 提 供 す る な ど ユ ダ ヤ 教 の 一 派 か ら 世 界 宗 教 に 導

い た 人 … アラスジ 98 p ) 彼 は 【 罪 人 の 罪 は 消 滅 す る 】 と 強 く

説 い た ( 堕 と す よ り 救 済 の パ ウ ロ … )。 … も っ と も 地 獄 の

存 在 は 依 然 と し て 信 じ ら れ 続 け た 、 そ れ で も パ ウ ロ は 迫 害

へ の 対 抗 や 異 教 徒 へ の 布 教 活 動 に お い て パ ウ ロ は 善 意 ~ 愛

の 貢 献 を 尽 く し た … 。

・ … 上 記 、 節 度 を 持 ち 罪 意 識 の 内 省 に 富 む パ ウ ロ と 違 い 、

【 ヨ ハ ネ 自 身 は 罪 の 意 識 ( 復 讐 公 使 の 意 識 ) が 欠 如 】 す る

ば か り か 復 讐 的 預 言 の 開 示 も 摂 理 神 の 愛 と 思 っ て い る フ シ

~ フ レ ー ズ が 反 復 す る 。 … こ の よ う な 状 態 ― 【 す な わ ち 摂

理 神 ・ 堕 天 使 と お な じ よ う な 内 省 ・ 罪 意 識 の 欠 如 と 熱 狂 】

は ヨ ハ ネ が 意 識 で き な い 反 対 側 に あ る 大 き な 負 の 極 ・ 加 害

暴 力 < ← ユ ン グ :( 存 命 中 の イ エ ス や パ ウ ロ の 愛 と は 両 極

- 139 -

と な る ) 分 裂 と 呼 ん で い る > … 【 こ の 分 裂 は 出 口 の 無 い 恐

怖 を ゆ っ く り 確 実 に 増 殖 さ せ る こ と に な る 】。 そ し て … 出

口 ~ 救 い が あ る よ う な 終 末 預 言 を ち ら つ か せ ― ひ っ く り が

え す + 恐 怖 ( ヨ ハ ネ し か 知 ら な い 怪 異 そ の 不 確 定 さ ) は 多

く の 人 の 内 界 を 恐 怖 と 供 に 揺 る が し 、 時 間 経 過 と と も に ユ

ウ ッ ク ウ ~ リ … と 布 教 が セ ッ テ ィ ン グ さ れ る よ う に な る 。

… だ か ら 羽 仰 は こ の 恐 怖 = 【 こ の 誰 も 知 ら な い 怪 奇 ・ 奇 異

な 出 来 事 を 乱 用 し 復 讐 対 象 を す げ 替 え る 】( ヨ ハ ネ 等 を 迫

害 し た 旧 ユ ダ ヤ 人 社 会 → 堕 落 し た キ リ ス ト 教 信 者 → キ リ ス

ト 教 社 会 全 体 → 全 世 界 の 異 教 徒 → 全 世 界 < 信 者 ト イ エ ド 破

壊 ノ 手 ヲ 緩 メ テ イ ナ イ ! > ) … こ の す げ 替 え と 過 剰 増 殖 に

ヨ ハ ネ の 神 話 級 言 説 に 相 対 化 と 同 時 に 異 論 を 申 す 。

・ … 困 っ た こ と が も う 一 つ あ る 。ヨ ハ ネ の 黙 示 録 を 羽 仰 は 、

内 省 の 欠 如 に よ る 、 キ リ ス ト 教 的 愛 と ⇔ と 不 確 定 の 恐 怖 +

罪 意 識 の 欠 如 し た 愛 と の 分 裂 で あ る … と 言 っ た 。

・ … も ち ろ ん 内 省 欠 如 の 原 因 は 不 確 定 な 怪 異 を 巡 る 恐 怖 が

分 裂 の 内 側 だ け で な く 外 側 に も 広 く 拡 散 し 散 り ば め ら れ て

い る 。 こ の 外 側 に あ る 恐 怖 ~ 人 に よ っ て は 異 論 ~ 不 快 な 感

情 は 別 の ~ 似 た よ う な 内 省 の 欠 如 を 引 き 起 こ す … 『 ヨ ハ ネ

の 黙 示 録 』 の 概 説 の 前 置 き で … “ 移 築 ・ ヨ ブ 記 に 回 り 込 み

隠 れ る も の ― こ の 悲 壮 な 黙 示 録 の 背 景 ~ 無 意 識 に 回 り 込 ん

で ~ 見 落 と さ れ て し ま っ た 要 素 が あ る … ”と 羽 仰 は 言 っ た 。

… 『 ヨ ハ ネ の 黙 示 録 』 へ の 憤 慨 ~ 人 に よ っ て の 恐 怖 は 、 あ

る 背 景 要 素 を 見 落 と す 。

・ …

・ そ れ は … 数 の 論 理 あ る い は 背 景 的 で 巨 き な 恐 怖 に よ る 衆

愚 化 の ド ラ イ ブ で 歴 代 の 中 華 が … 今 の 中 国 共 産 党 で も く り

か え し て い る … 神 話 ・ 説 話 ・ 引 き 継 ぐ べ き 歴 史 の 抹 消 の 恒

久 化 で あ る 。 神 話 の 継 続 的 ニ グ レ ク ト 。 神 話 ~ 歴 史 の 迫 害

・ 虐 待 に 対 し て … の 無 意 識 的 か つ き わ め て 周 到 な 【 認 識 阻

害 !!! 】 で あ る 。

・ 羽 仰 の 知 古 は 著 書 『 ヒ ル コ = コ ン プ レ ッ ク ス 』 に て 、 し

か る べ き 感 情 移 入 や 認 識 が 阻 害 さ れ て い る と き 、 単 独 で は

起 こ り に く い と 謂 っ て い る 。 こ こ の 趣 旨 で は 、【 内 側 の 罪

意 識 の 欠 如 と 、 遠 隔 外 部 の 数 の 論 理 か ら 生 じ る 認 識 阻 害 】

と の 組 で あ る 。

・ … 【 批 判 の 対 象 と な り が ち な の は ヨ ハ ネ の 混 乱 は あ る も

の の 真 っ 当 に 描 か れ た 新 旧 の 聖 書 で 、 こ の 影 で ~ こ こ を 盾

- 140 -

に 着 々 と 中 華 ~ 中 国 共 産 党 は 背 景 的 で 証 拠 を 残 さ ず に 巨 き

な 恐 怖 を 広 げ て い る 。】 … 最 悪 !!!

・ …

・ … 終 始 羽 仰 の も の 言 い に 批 判 的 な 彩 り だ っ た 天 の 釈 は 、

唐 突 に 「 … ナ ギ 殿 ・ ナ ミ 殿 の 白 不 浄 っ て … 」「 こ れ の こ と

だ っ た の で す ね 。」 … 「 私 は 、 小 さ い と き か ら 恐 い も の …

知 ら ず に 遠 ざ か っ て い た に も 拘 わ ら ず 、 … 知 っ て も い な い

の に そ れ を 綺 麗 な も の と 思 い 、 詳 ら か に す る こ と を 悪 し き

こ と 、 と … 」「 し っ か り 観 て い な い と … じ っ と 見 据 え て い

な い と … デ コ ー ド ? っ て こ と ? … そ の 巨 き な 帳 の 向 こ う 側

で … た だ で さ え 覇 金 隕 石 み た い に 大 き い の に 、 人 が 白 不 浄

に す が っ て 大 き く し て し ま う … 」「 … か な ? 」「 … 恐 怖 に

凌 駕 さ れ な い ハ ナ シ 半 分 … 」「 あ の 二 枚 の 火 口 の 画 か ら 溢

れ 出 て き た 恐 怖 も 、 ボ ケ ボ ケ 頭 で 聞 い た 三 人 ? 大 勢 ? ~ 大

神 ・ ナ ギ 殿 セ ト ウ チ の 姫 様 ・ ど な た か の 記 憶 断 片 の 諸 々 …

で 、 … ハ ナ シ 半 分 で 坩 堝 か ら 抜 け 出 せ た よ う な も の で す 。」

・ …

・ … 私 - 天 の 釈 の 中 の 蟻 塚 が … 『 … 実 証 ・ 実 例 は ? 』 … と

言 い た げ ~ で す … 。

・ … 軍 事 施 設 が な い 広 島 ・ 長 崎 の 市 街 地 に 原 子 爆 弾 を 投 下

し て 投 下 し た 当 事 国 ~ そ の 国 民 に 罪 意 識 はダレカ様トオナジデ

全 く な い … 国 際 法 違 反 は 背 景 化 さ れ 、 戦 争 終 結 を 早 め た と

い う + 評 価 の 集 合 的 国 民 認 識 で な の で あ る 。 ほ ん の 一 部 圧

倒 的 マ イ ノ リ テ ィ ー な 有 識 者 が 罪 意 識 を 抱 え る の み … 幸 い

中 華 の よ う に 抹 殺 は さ れ な い が … い つ 頃 か 自 由 の 国 ア メ リ

カ は 情 報 専 制 の 国 に な っ て い る … 。 ま た ス イ ス 人 C.G. ユ ン

グ が 長 年 の 異 和 感 を 抱 え つ も 、 つ い に 『 ヨ ブ へ の 答 え 』 執

筆 し よ う と し た 大 き な き っ か け は こ の 原 爆 投 下 と キ リ ス ト

教 世 界 が 悔 い 改 め よ う と し な い か ら で も あ る 。 …バカ!イウホ

ウガバカ ? … 布 教 に 「 悔 い 改 め よ … 」 と 喧 伝 す る 、 良 心 的 情

報 が 抹 殺 さ れ な い だ け い い が 、 お 膝 元 は こ の 有 様 な の で あ

る 。 … 誰 も が 巨 き な 情 報 量 で 凌 駕 さ れ ハ ナ シ 半 分 が で き ず

怪 異 な 情 報 も 算 数 の 実 数 み た い に 確 定 情 報 の よ う な 振 る 舞

い を 見 せ 、 エ ン コ ー ド さ れ る 。 … ハ ナ シ 半 分 が 担 保 で き れ

ば 、 ハ ナ シ 半 分 と 言 う 不 確 定 情 報 … 算 数 に 例 え る と “ 未 知

数 ” … こ の 未 知 数 = ハ ナ シ 半 分 を 巡 っ て 多 く の 視 点 で 観 て

- 141 -

ゆ く ~ デ コ ー ド し て ゆ く … 白 不 浄 で こ の ハ ナ シ 半 分 や デ コ

ー ド は 見 た 目 、 汚 れ て い る よ う に 見 え る 。 だ が お 膝 元 で も

ハ ナ シ 半 分 や デ コ ー ド は 排 除 さ れ て い な い 。

・ … 「 羽 仰 さ ん い い で す か ? … 蟻 塚 が 『 南 京 虐 殺 は ど う な

ん だ ! 』 … と い っ て い ま す 。」

・ 羽 仰 :「 南 京 市 民 に 日 本 軍 が 銃 口 を 向 け た こ と … 否 定 し

な い 。 … だ が 中 国 国 民 党 の 残 党 が 手 榴 弾 を 隠 し 持 ち 、 保 護

し た 市 民 に 潜 伏 し て い た 、 … そ れ な り の 理 由 は あ る 。 虐 殺

の 戦 局 ・ 戦 略 を 立 て て い な か っ た 。」

・ …「 と こ ろ で 蟻 塚 さ ん ? あ な た 頭 い い か ら 判 る で し ょ ? 」

・「 戦 後 、 中 国 共 産 党 が 突 然 『 南 京 虐 殺 』 を 言 い 出 し た …

羽 仰 は 莫 迦 だ か ら 被 害 者 の 数 は 覚 え て い な い が 中 国 共 産 党

が 出 し た 虐 殺 被 害 者 の 数 は 当 時 の 南 京 市 の 人 口 よ り 多 か っ

た 。」 … 「 蟻 塚 さ ん ? 何 を 言 っ て い る か 分 か る ね ? 」 … 「 白

不 浄 を 畏 れ る あ ま り 、 エ ン コ ー ド さ れ て い る 頭 の い い 人 た

ち は ア メ リ カ 人 も 含 め て 吟 味 = デ コ ー ド で き な い 。」

・ …

・ … 神 話 を “ ハ ナ シ 半 分 ” 大 事 に し つ つ … 密 か に 個 々 の 内

界 ~ 外 界 に 巣 づ く る 邪 … 恐 怖 や 白 不 浄 を 羽 織 る 邪 を 祓 い ~

デ コ ー ド ~ 分 析 す る 必 要 を か ん じ る。羽 仰 を 筆 頭 に 我 等 は

こ の 種 の 恐 怖 は 祓 わ な け れ ば な ら な い と 念 っ て い る 。

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

・ ― ― ― ― ― ― ― ― 7. ア フ リ カ の 神 話 : 192p ― ― ― ― ― ―

・ … ペ ー ジ 数 の み は 『 世 界 の 神 話 伝 説 / 総 解 説 』

・ … ① 192 p ~ 熱 帯 雨 林 、 サ バ ン ナ 、 砂 漠 と オ ア シ ス 、 な

- 142 -

ど 多 様 で あ る 、 人 類 発 祥 の 地 は ほ ぼ 確 定 的 で あ る が 、 ア フ

リ カ 孤 立 の 要 因 と さ れ る サ ハ ラ 砂 漠 は 【 B C 8000 ~ 3000 年

ま で は 縦 横 に 河 川 が 走 る 大 草 原 で あ っ た 。】( … 羽 仰 等 は

つ い 旧 約 聖 書 の エ デ ン の 園 を 妄 想 し て し ま う … 旧 い 割 礼 の

風 習 が あ っ た り ・ 懲 罰 を 受 け な い ト リ ッ ク ス タ ー ~ 堕 天 使

~ 精 霊 が い た り … 何 処 か ユ ダ ヤ 人 と ア フ リ カ が 地 続 き に 思

え る 。)。 砂 漠 化 後 も ナ イ ル 上 流 と エ ジ プ ト の 交 流 は B C

3000 年 ま で 遡 れ る 、 エ チ オ ピ ア は 千 数 百 年 間 キ リ ス ト 教 王

国 の 歴 史 が あ る … な ぜ こ こ の エ チ オ ピ ア に だ け 歴 史 が あ る

の か ? 東 ア フ リ カ 沿 岸 は 紀 元 前 後 か ら イ ン ド 洋 交 易 網 が あ

り 、 中 国 ま で お よ ん で い た … な り を 潜 め た 強 か な 文 明 を 羽

仰 は 感 じ て い る 。 サ ハ ラ 以 南 の 民 族 は 近 代 に 至 る ま で 文 字

は 用 い て い な か っ た 、( …ウソダロ… ) あ る い は 文 字 は 抹 殺

さ れ た の か も し れ な い 、 文 字 は 日 本 の 神 代 文 字 の よ う に 秘

技 と し て 潜 在 し 続 け て い る と 考 え ら れ る 、 ま た そ の 分 口 伝

が 残 さ れ て い る 可 能 性 も 大 き い 。 讃 歌 の よ う に 断 片 化 さ れ

全 体 を 鳥 瞰 し に く く し て い る か も し れ な い 。… こ こ の 神 話 、

恐 い も の に 幾 ば く か の 免 疫 を 付 け リ ハ ビ リ 中 の 天 の 釈 と 、

羽 仰 が チ ャ チ ャ を 入 れ る … こ と に す る 。

・ ② 天 と 地 の 分 離 す な わ ち 神 と 人 と の 分 離 、 … 沖 縄 の ア マ

ン チ ュ ウ で も 同 様 だ が 原 初 、 天 は ヒ ト が 手 を 伸 ば せ ば 届 く

処 に あ っ た 、全 く 同 様 に 神 も 人 の 手 の 届 く と こ ろ に あ っ た 、

太 古 は 天 と 地 が と て も 近 か っ た 。 多 く は 天 地 と 神 人 の 分 離

が 天 ・ 神 と の 接 近 、 地 と 人 の 融 合 で も あ っ た 。

・ こ の ① ・ ② よ り 抹 殺 さ れ た か も し れ な い が 、 と く に ア フ

リ カ で は 天 地 の 分 離 は 、 祖 先 の 出 現 、 性 ・ 生 殖 、 死 、 火 、

生 産 の 起 源 と 関 連 し た も の は 残 っ て い る は ず で あ る 、 こ の

神 話 の 後 に 社 会 制 度 ・ 文 化 要 素 、 王 朝 起 源 が 続 く は ず で あ

る が 、 さ て ど う だ ろ う ?

・ 7.1 ○ 最 初 の 人 類 : 194 p

・ 南 西 ア フ リ カ の ブ ッ シ ュ マ ン( 狩 猟 採 取 の 少 数 民 族 )は 、

ブ ッ シ ュ マ ン と 羊 と 山 羊 は 地 面 の【 穴 か ら 】現 れ た と い い 、

言 語 的 に 近 い ヘ レ ロ 族 は ヘ レ ロ と 牛 は 生 命 の 【 樹 か ら 】 出

現 し た と い う 。 南 東 ア フ リ カ の ズ ー ル 族 は 最 初 の 男 女 は 葦

か ら 生 ま れ た 、 西 ア フ リ カ の エ ウ ェ 族 ~ 東 の マ サ イ 族 は 人

間 に 似 た 形 姿 の 存 在 か ら の 【 脚 や 膝 が は じ け て 】 最 初 の 夫

婦 が 出 現 し た と い う 。

- 143 -

・ ス ー ダ ン ( や や 東 寄 り ナ イ ル 川 上 流 ) と 中 央 ア フ リ カ に

住 む ア ザ ン テ 族 は 神 は 人 間 を カ ヌ ー に 入 れ て お い た が 、 神

の 子 で あ る 【 太 陽 が 封 印 を 溶 か し た 】 の で 人 間 と と も に 多

数 の 事 物 が 地 上 に 現 れ た 。 ス ー ダ ン の ナ イ ル 上 流 シ ル ッ ク

族 は 最 初 男 は 牛 の 姿 で 天 か ら 降 り 、 ワ ニ の 姿 を し て い た 最

初 の 女 と 結 婚 し た 、 話 が 進 む に つ れ 人 間 ら し く な っ た 、 こ

の 二 人 の 息 子 が 初 代 の 王 ニ イ カ ン だ と い う 。

・ マ ダ ガ ス カ ル に は 始 め に 【 創 造 主 は 二 人 の 男 と 一 人 の 女

を 創 っ た 】。 一 人 の 男 に は 実 物 大 の 女 の 木 彫 り 作 っ た が す

っ か り 気 に 入 っ て 仕 事 を す る と き も 見 え る よ う 屋 外 に 置 い

て い た 。 も う 一 人 の ( 第 2 の ) 男 が 通 り が か り 、 木 彫 り の

美 し さ に 打 た れ る と と も に 木 彫 り が 裸 で あ る の に 気 に な っ

た の で 衣 服 を 着 せ 宝 石 を 与 え た … 女 が 孤 独 を 嘆 き そ の 木 彫

り を 見 る と そ れ に 生 命 を 与 え て く れ る よ う 神 ( 創 造 主 と 同

一 か は 定 か で な い ) に 祈 っ た 。 神 は 女 が 木 彫 り を 抱 い て 寝

れ ば 生 命 を 与 え る と 約 束 し た 。 … 翌 朝 木 彫 り は 美 し い 少 女

に な っ た が 二 人 の 男 は 欲 し が り … 女 は 拒 否 し た 、 こ の 事 態

に 神 は 仲 裁 し た 。【 木 彫 り を 作 っ た 男 は 父 で 衣 類 や 宝 石 を

与 え た 第 2 男 は 夫 】 だ と し た 、 三 人 は 同 意 し た 。 そ し て 木

彫 り を 作 っ た 男 と 女 は 結 婚 し 彫 刻 家 の 先 祖 と な っ た 、 ま た

衣 類 や 宝 石 を 与 え た 第 2 の 男 と 命 を 与 え ら れ た 少 女 は 結 婚

し た 。( モ チ ー フ は 一 見 単 純 の よ う に も 見 え る が か な り 複

雑 、 女 性 の 蔑 視 も あ る が 、 … と も か く 誰 も 傷 つ け ず 目 出 度

し 目 出 度 し で あ る )

・ ザ ン ビ ア の ロ ジ 族 に は 神 で あ り 創 造 主 で あ る ニ ャ ン ベ は

こ の 世 の 始 め に 大 地 と そ こ に 住 む 生 き 物 を 創 り 、 祖 人 カ ム

ヌ と そ の 妻 を 造 っ た 、 カ ム ヌ は 利 口 で 神 の 真 似 を し て 自 分

も 出 来 る よ う に な っ た 。 真 似 を し て 鉄 の 槍 を 作 り 使 い で あ

る カ モ シ カ を 殺 し て し ま っ た 。 神 は 怒 る と 同 時 に 不 安 に な

っ た 、 の ち も 色 々 あ り 、 神 は 大 河 の 中 の 島 に 隠 れ 住 ん だ 、

が カ ム ヌ は 筏 を 組 ん で そ こ へ も つ い て き た 、 う ん ざ り し た

か み は 蜘 蛛 の 糸 を 伝 っ て 天 に 昇 っ て 以 来 、 そ こ に 住 ん で い

る 、 天 へ の 道 が カ ム ヌ に 漏 れ る こ と を 恐 れ 蜘 蛛 の 目 を く り

ぬ い て し ま っ た 。 カ ム ヌ は 怯 ま ず 、 木 を 組 ん で 天 に 達 し よ

う と し た は 人 間 た ち の 重 み で 櫓 は 崩 れ て 人 々 は 地 面 に 投 げ

出 さ れ る こ と で 諦 め た 。 以 来 陽 が 昇 る た び に 神 に 挨 拶 し 、

新 月 が で る ご と に 神 の 妻 に 挨 拶 す る だ け で あ る 。( バ ベ ル

の 塔 と 蜘 蛛 の 糸 の 混 成 ? ? 次 の 天 ・ 地 と 神 ・ 人 の 分 離 の 話

し で も あ る )

- 144 -

. 7.2 ○ 天 ・ 地 と 神 ・ 人 の 分 離 :( 女 が 原 因 を 作 る ): 195 p

・ - 西 ア フ リ カ ギ ニ ア の 象 牙 海 岸 、 ガ ー ナ 、 ト ー ゴ 、 ベ ニ

ン に 分 布 す る は な し 。 昔 、 空 は 地 上 か ら 手 の 届 く 高 さ に あ

り 、 神 も そ こ に 住 ん で い た が 、 子 供 た ち は そ こ で 汚 れ た 手

を 空 で 拭 き 、 女 た ち は 空 を ち ぎ っ て 食 事 の 足 し に し た 、 女

た ち は 穀 物 を 作 る と き し ば し ば た て 杵 の 端 で 神 を 打 っ て い

た 、 あ る と き 一 人 の お ん な が 神 の 目 を 杵 の 上 端 で こ っ ぴ ど

く 打 っ て し ま っ た の で と う と う 神 は 怒 っ て 地 面 か ら 遙 か 離

れ て し ま っ た 。 … 女 た ち は 子 供 た ち に 言 い つ け て 木 の 臼 を

持 っ て こ さ せ 積 み 重 ね た 、 も う ち ょ っ と で 天 に 届 き そ う な

と き 臼 が な か っ た の で 一 番 下 の 臼 を 取 ら せ た と こ ろ 、 臼 の

塔 は 崩 れ 多 く の 人 が 死 ん だ 。( 西 ア フ リ カ ~ 東 南 ア フ リ カ

に ま で 分 布 )

・ - 195 p ( タ ン ザ ニ ア 、 イ ラ ク 族 ) … 昔 、 天 と 地 が 近 接

し た 頃 、 死 者 は 埋 葬 さ れ て も 、 復 活 し 、 も と の 姿 で 地 上 に

戻 っ て き た 、 天 と 地 が 分 離 し 、 死 者 が 復 活 し な く な っ た の

は 以 下 の 事 情 に よ る 。 長 老 に は 二 人 の 妻 が い た 子 供 を 設 け

た 第 1 の 妻 が 死 ん で し ま い 墓 に 埋 め ら れ た 、 し ば ら く す る

と 一 本 の 草 の 芽 が で た 、 子 供 は 毎 日 牛 乳 を か け て い て 草 は

大 き く な っ て い っ た 。 子 の な い 第 2 の 妻 は そ の 子 を 叱 っ た

が 、 そ の 子 は こ っ そ り 続 け て い た 、 こ れ を 見 た 第 2 の 妻 は

草 を 刈 り 取 っ た 、 そ の 時 草 の 先 か ら 血 が 噴 き 出 し た 、 雲 は

血 を さ け 高 い と こ ろ に 昇 り 降 り て こ な か っ た 。 第 1 の 妻 も

復 活 し な か っ た 。 天 地 は 遠 く 離 れ 死 者 は 復 活 す る こ と も な

く な っ た 。

・ - 196 p ( ス ー ダ ン の デ ィ ン カ 族 ) 昔 、 空 が 低 か っ た 、

人 間( 女 ? )は 思 い 切 っ て 杵 を 振 る こ と が 出 来 な か っ た が 、

神 は ヒ ト に 1 日 1 握 り の 穀 物 を 食 べ る こ と を 許 し て い た 、

あ る 日 一 人 の 女 が 許 さ れ て い る 以 上 の 穀 物 を つ こ う と し て

そ れ ま で よ り 長 い 杵 を 振 り 上 げ た 。 … 【 こ れ を 騒 が し い と

取 る と 104 p オ リ エ ン ト ・ ア ッ カ ド の エ リ マ ・ エ リ シ ュ 神

々 の 戦 い の 発 端 な ど 参 考 と な り 得 る … か み は 殺 さ れ る か 分

離 す る か の 違 い は あ る 、 ア フ リ カ で は 親 神 は 殺 さ な い 】 …

杵 は 神 の 頭 を 打 っ た 、 神 は 怒 っ て 高 い と こ ろ に 去 っ て し ま

い 、 食 べ る た め に は も っ と 働 か な け れ ば な ら ず 、 死 や 病 か

ら も 逃 れ る こ と が 出 来 な く な っ た 。

・ … 196 p ナ イ ル 系 諸 族 の ケ ニ ア の ル オ 族 で は 、 こ れ と 類

- 145 -

似 の 神 話 が あ り 、 神 が 畑 を 耕 す の を 禁 じ て い た の を 女 が 破

り と い う モ チ ー フ も 追 加 さ れ て い る 。 … 【 旧 約 聖 書 の イ ブ

の 禁 断 の リ ン ゴ の 失 楽 園 に も 通 じ る 。 オ リ エ ン ト の よ う な

親 神 殺 害 = エ デ ィ プ ス コ ン プ レ ッ ク ス 的 な の は な い 、 殺 害

は さ れ な い が 神 は 天 の 彼 方 に 去 っ て し ま う 】 196 p

・ 7.3 ○ 死 の 起 源 : 196 p

・ - 南 東 ア フ リ カ 、 ズ ー ル ー 族 は 、 神 は 最 初 「 人 間 は 死 な

な い 」 と い う メ ッ セ ー ジ を カ メ レ オ ン に 与 え て 地 上 に 送 っ

た 、 そ の 後 ト カ ゲ の 「 人 間 は 死 ぬ 」 と い う メ ッ セ ー ジ を 与

え 送 り 出 す が 、 ト カ ゲ が 先 に 人 間 の と こ ろ に 到 達 し 、 の ち

に カ メ レ オ ン が 到 達 し た 、 し か し す で に 言 明 さ れ 受 け 容 れ

ら れ 言 葉 を 換 え る こ と は 出 来 な か っ た 。 こ の タ イ プ の 話 し

は ア フ リ カ で は 大 変 多 く 、 シ エ ラ ・ レ オ ネ の メ ン デ 族 で は

伝 令 は 犬 と ヒ キ ガ エ ル で 道 草 し て 遅 れ る の は 犬 。

・ - シ エ ラ ・ レ オ ネ の コ ノ 族 は 、 昔 地 上 に は ひ と 組 の 夫 婦

と そ の 息 子 が す ん で い た 、 彼 ら が 年 を 取 る と 、 神 は 若 返 り

の た め の 新 し い 皮 膚 を 与 え た の で 誰 も 死 な な か っ た 。 あ る

と き 新 し い 皮 膚 の 入 っ た 包 み を 犬 に 持 た せ た 、 犬 は 米 と カ

ボ チ ャ の 宴 会 で 道 草 す る 、 ご 機 嫌 に な っ た 犬 は 包 み の 中 身

に つ い て 語 る 、 そ れ を 聞 い た 蛇 ( ア フ リ カ で は 蛇 は 悪 者 、

旧 約 聖 書 で も … 108 p - 5.10 メ ソ ポ タ ミ ア 、 キ シ ュ 王 朝 物

語 の エ タ ナ 物 語 で は ど ち ら か と い う と 蛇 よ り 鷲 が 悪 い ) は

席 を 外 し 新 し い 皮 膚 を 身 に つ け て し ま っ た 、 以 後 人 間 は 死

ぬ よ う に な っ た 。

・ - ス ー ダ ン - ヌ エ ル 族 、 神 は 人 間 を 作 っ た と き 、 ヒ ョ ウ

タ ン を 水 に 投 げ た 。 ヒ ョ ウ タ ン が 沈 ま な い の と 同 じ よ う に

人 間 も 死 な な い こ と を し め し た 。 そ れ か ら こ の メ ッ セ ー ジ

を 不 妊 の 女 を 使 者 ( 媒 介 者 だ ろ う ) と し て 送 っ た 、 女 は ヒ

ョ ウ タ ン の 替 わ り に 土 器 片 を 水 に 投 げ 込 ん だ ( 儀 礼 の 代 替

え は 極 ま っ た 慎 重 さ が 必 要 )。 土 器 は 沈 ん で し ま っ た 、 以

後 人 間 は 死 ぬ よ う に な っ た 。 デ ィ ン カ 族 は 、 神 は 最 初 の 男

女 に 、 人 間 は 死 ん で も 15 日 の 後 復 活 す る よ う 提 案 し た が 、

【 彼 ら は 人 口 が 増 え 土 地 が 足 り な く な る と い っ て 反 対 し た 、

こ の た め 人 間 は 死 ぬ べ き も の 】 と な っ た 。

・ - ( 死 を 擬 人 化 ) 東 ア フ リ カ 、 ブ ル ン デ ィ で は 、 昔 、 死

は 人 間 に 近 づ か な か っ た 、 神 が 人 間 と い っ し ょ に 暮 ら し て

い て 死 が や っ て く る と 猟 犬 を け し か け て 追 い 払 っ て い た 、

あ る 日 、 神 の 猟 犬 に 追 い 詰 め ら れ た 死 は 、 ち ょ う ど 通 り が

か っ た 女 に ( ま た し て も 女 )「 か く ま っ て く れ た ら 今 後 お

- 146 -

ま え の 一 族 は 見 逃 し て や ろ う 」 と も ち か け た 。 女 は 同 意 し

て 口 を 開 き 死 は そ の 中 に 飛 び 込 ん で 隠 れ た 、 す べ て を 見 通

す 神 は そ の こ と を 知 っ て 、女 に「 お ま え は 死 を 匿 っ た か ら 、

今 後 お ま え た ち は 死 か ら 逃 れ る こ と は 出 来 な い 」 と 申 し 渡

し た 。

・ - ザ ン ビ ア の ラ ン バ 族 は 、 放 浪 生 活 を し て い た 人 間 た ち

が 定 住 し て 農 耕 を 始 め た い と 思 う よ う に な っ た が 、 人 間 た

ち は 種 子 を 持 っ て い な か っ た 、 首 長 は 種 を く れ る よ う 神 に

頼 ん だ 、 神 は い く つ か の 包 み を 使 者 に 託 し た が 、 そ の 中 の

一 つ は 途 中 で 決 し て あ け な い よ う に 命 じ た 、 し か し 使 者 は

好 奇 心 に 負 け 包 み を 開 く と 死 が 世 界 中 に 広 が っ た 。( ギ リ

シ ャ の 最 初 の 女 パ ン ド ラ 15 p - 1.5 に 似 る )

・ 7.4 ○ 性 と 生 殖 の 起 源 : 197 p

・ - タ ン ザ ニ ア 、 イ ラ ク 族 、 原 初 地 上 に は 二 人 の 兄 弟 だ け

が 住 ん で い た ( 参 照 59 p - 2.3 植 物 伝 説 、 90 p - 3.4 ペ ル シ

ャ 人 類 の 祖 )、 二 人 は 生 殖 に つ い て 知 ら な か っ た か ら 、 子

供 は い な か っ た 、 あ る 日 、 木 の 実 を 取 り に 森 へ 出 か け た 、

妹 ま ず が 木 に 登 っ た 、 下 に い た 兄 が 見 上 げ 妹 の 股 間 が 目 に

は い た 、「 ど う し て そ ん な と こ ろ に 傷 が あ る の ? 」 妹 は 「 傷

で は あ り ま せ ん 割 れ 目 よ 」 と こ た え た 、 そ こ で 兄 は 「 お ま

え の も の と わ し の も の を あ わ せ て み よ う 」 い い 、 妹 も 承 知

し た 、し ば ら く し て 妹 の 腹 が 膨 ら み や が て 子 供 が 生 ま れ た 。

こ う し て 人 間 は 地 上 に 増 え た 。 ガ ー ナ の ア シ ャ ン テ ィ 族 は

生 殖 の 秘 密 を 教 え た の は ニ シ キ ヘ ビ 、 ピ グ ミ ー で は 月 が 性

を 教 え た と さ れ る 。

・ 7.5 ○ 火 と 死 の 起 源 : 198 p … ギ リ シ ャ 神 話 の プ ロ メ テ ウ

ス 14 p - 1.5 に 比 定 さ れ る 、 状 況 は 著 し く 異 な る 。 似 て

非 な る も の 。

・ - ピ グ ミ ー の 伝 承 で は 、大 昔 に は 神 だ け 火 を 持 っ て い た 、

森 の 奥 の 神 の 家 に は 常 に 焚 き 火 が し て あ っ て 、 神 の 母 が 身

を 暖 め て い た 。 道 に 迷 っ た ピ グ ミ ー は こ の 火 を 見 つ け 、 神

の 母 が 居 眠 り を し て い る 隙 に 火 を 盗 ん で 逃 げ た 、 寒 く な っ

て 目 を 覚 ま し た 母 の 叫 び 声 で 戻 っ た 神 は ピ グ ミ ー を 追 っ て

火 を 取 り 戻 し た 、 二 度 目 も 取 り 戻 し た が 、 三 度 目 は 足 が 速

く ど う し て も 捕 ま ら な い の で 神 は 対 等 な 兄 弟 分 と し て 遇 す

る こ と を 約 束 し た 。 し か し 家 に 戻 っ て み る と 寒 さ で 母 が 死

ん で い た 。

- 147 -

・ … ( … そ う 、 ち ょ っ と 考 え た だ け で も 単 純 な 火 で は な い

だ ろ う し 、 現 在 の ア フ リ カ の イ メ ー ジ か ら す る と 相 当 寒 い

の で は な い か ? ) … そ れ を 見 た 神 は 激 怒 し ピ グ ミ ー に 死 を

送 っ た 、 こ う し て 人 間 は 火 を 得 る と 同 時 に 死 す べ き も の と

な っ た 。

・ … ( 神 様 は と て も 人 間 的 で 悲 し い し 、 他 の 国 の 神 様 の よ

う に 特 別 な も の を 持 っ て い た り 超 能 力 が あ る わ け で は な

い 、 火 が な い だ け で 母 神 が 死 ん で し ま う の で あ る 。 盗 ん だ

ピ グ ミ ー も 悲 し い が 神 様 だ っ て 悲 し い 、 な ん た っ て 母 神 を

死 に 追 い や っ た 泥 棒 が 義 兄 弟 な の で あ る 。 火 を 分 け 与 え る

こ と も 出 来 た は ず な の に … そ れ が 出 来 な い 。 何 か が 色 々 潜

ん で い る 神 話 だ ろ う 、 今 日 は こ こ で や め て 羽 仰 は ね る こ と

に す る 、 眠 い し 悲 し い の で あ る 。 … )

・ - ブ ッ シ ュ マ ン の 創 世 神 で も あ り ト リ ッ ク ス タ ー で も あ

る カ マ キ リ が 火 を 手 に 入 れ た 。 … ( カ マ キ リ の 叙 事 詩 と も

い う べ き 長 大 な 伝 承 を も つ 。 そ の 一 部 、) … ダ チ ョ ウ が 食

事 を す る 場 所 で い い 匂 い が す る の で 近 寄 る と 、 ダ チ ョ ウ は

食 物 を 火 で 焙 っ て い た 、 食 事 が 終 わ る と 火 を 羽 の 下 の 穴 の

中 に 仕 舞 ( い 抱 え … 羽 仰 追 記 ) た 、 カ マ キ リ は ダ チ ョ ウ に

す ば ら し い 木 の 実 が あ る と 野 生 の ス モ モ の 木 の と こ ろ ま で

誘 っ た 、 も っ と 高 い と こ ろ の 実 の 方 が 美 味 し い と け し か け

た 、 ダ チ ョ ウ は 興 奮 し つ ま 先 立 ち 、 羽 を 拡 げ バ ラ ン ス を と

っ た 、 そ の 瞬 間 カ マ キ リ は 羽 の 下 か ら 火 を 盗 ん だ 。 こ の と

き ま で ダ チ ョ ウ は 空 を 飛 ん で い た が 、 以 後 ダ チ ョ ウ は 火 を

盗 ま れ る の を お そ れ 飛 ば な く な っ た 。

・ - ア シ ャ ン テ ィ 族 に よ れ ば 最 初 の 火 は 犬 に よ っ て も た ら

さ れ た と さ れ る 。

・ 198 p イ ラ 族 に よ れ ば 、 ジ ガ バ チ と い う 、 大 昔 地 上 に は

火 が な か っ た 、 動 物 や 鳥 た ち は 寒 さ に 震 え て い る と き 、「 神

が 火 を 持 っ て い る か も 知 れ な い 」 と い っ た も の が い た 、 ヂ

ガ バ チ ( … そ う な っ て い る ジ ガ バ チ で は な い ) が 自 分 で い

っ て み る 名 乗 り を 上 げ た 、 ハ ゲ タ カ と 魚 鷲 と カ ラ ス が 同 行

を 申 し 出 た 。 彼 ら が 天 を 目 指 し 飛 び 立 っ て か ら 10 日 後 ハ

ゲ タ カ の 骨 が ば ら ば ら 落 ち て き た 、 そ れ か ら し ば ら く し て

魚 鷲 の 骨 が 落 ち て き た 、 次 ぎ に 落 ち て き た の は カ ラ ス の 骨

だ っ た 、 ヂ ガ バ チ は 30 日 間 飛 ん だ が 天 に は 届 か な か っ た 、

ヂ ガ バ チ の 羽 音 を 聞 い た 神 様 は 降 下 し て ヂ ガ バ チ と 合 い そ

の 勇 気 と 忍 耐 に 免 じ て 火 を 与 え る こ と に 同 意 し た 。


次、・・・7.5 ドゴン神話(番神=安定・独神=不安定)…の原理…天空で安定している‐おおいぬ座のシリウスは番である…ドゴンの民の予言ではなく原理…:そんなドゴン神話 7.5


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