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プロローグ
俺はウェイ系だ、髪こそ黒だがピアスとネックレス、服装違反はお手の物、この前の夏休みはダチとともに湘南に行くくらいにはウェイ系だ、そんな俺が今置かれている状況は。
「わ、私と付き合ってもらえませんか⁈」
告白である。まぁたまにならあるから慣れている、だが何が問題かというと…
こいつ、川愛玲奈はキモオタなのだ…髪は伸ばしっぱなし、なぜかオタク仲間の中の時だけ声がでかく
「○、○○くんほ、本当に可愛い、よね」
などという気色の悪い言葉を吐き続ける、そんなやつだ。
そんな告白への返事はもちろん
「ごめん無理」
「そ、そうですか…ですよね、ち、ちなみに理由ってなんですか?私直せそうなところなら治します、努力します。」
「んあ?んなもん、髪がセットしてない!髪長すぎ!喋り方がキモい!制服の着方もキッカリし過ぎ!だよ!」
「…で、でしたら、今のを明日までに治して来ます、で、ですからと、取り敢えず今だけ付き合ってください、な、治ってないと判断したら、即、破局で、いいので」
なぜ俺は、この時優しさを出してしまったのだろうここで俺はノーというべきだったのだ、だが俺は。
「あ?んじゃいいよ、ただし治ってなかった時は即破局、それでいいな?」
「は、はい!」
これのせいで俺は、安定した生活を、失うことになったのだから。




