ざっと一ヶ月くらいかな?
「全てが楽になれるのだよ、」当たり前に両手を腰に当て、自慢げに、強めに頷くシルエット、「全てを救うのだよ。」心を支配するシルエットの話をぼんやりと聞く赤い髪の少年。「世界が潰せば、」じれったく思いを強いるシルエットの至ってどうでもいい説明に苛立ちを感じ、いつ神に殺されるのかも、分からないままで、ただ突っ立って相手の話を、聞くことしかできないのに苛まれる自身に似た雑な髪型をした少年に、一瞥する赤い髪の少年。
「皆平等で死後の世界でやっていけるのだろう?」強く左側の口元を上げるシルエットの、深紅の瞳を過る鋭い光に、心臓が確実にも射抜かれ、涙を無言で零す他にやれそうなことないよなと、身を包み込む不安に揺さぶられる気分を耐え、ゆっくりと初老の男性のまじまじと携帯電話を握り、彼の妻の様子を見据える姿に呆れ、虚しくにも、シンプルに自分らを支配してるのだと言いたいシルエットの、ドアのもとに佇む姿に一瞥し、どこか、頭上に変なる眼鏡をかけた女性のビジョンを、浮かぶタブレットに違和感を強いられ、これもどうせ、神様であり、我々を支配するシルエットの演出なんだろうなと知る秘書がいる。
「ただ人間の肉体を無くすだけさ。」話を真剣に聞く雑な髪形をした少年と、赤い髪の少年を、見下ろし、大して行動を起さない二人は、脱落者になるのだろうなと、楽しく語るシルエット、「そろそろメインのゲーム内容を説明してみようかな~?」「うっ…」やっと来るのかなと、急にも思える柱の降臨に合わせ、馬鹿みたいな話の連続をしたシルエットの、やっと本題に入る今にもまた、突拍子のないものだなと知る赤い髪の少年、「ひへっ。」
眉間に皺寄せ、悲しみに打ちひしがれるけど、歯ぎしりし、妻の為に、相手に敵わないと知れても、やはり復讐しないとと思い、ごくりと固唾を飲み込む初老の男性。「じれったいよね、」突然、自身が彼らにぶつける一言に、微かに刺激される赤色の髪の少年に、シンクロされ、眉毛を跳ね上げる雑な髪形をした少年に笑うシルエット、「死にたいよね、」じれったいと言うのならば、リスクを背負い、行動を巻き起こせば済む話かと、彼らに問いかけてもなと、なんもしていない彼らに呆れ、ニヤリと強く右側の口元を上げてくシルエット、「救われて見たいよね、」
退屈なんだよなと、適当に人々のぼけっとする姿を見ていくのに呆れ、何度も首を横に振らし、どうしようもないくらいの環境の中で抗い、必ずしも、自身の用意する遊戯を、盛り上がれるのに違いないのだろう竜祥を、示す泡の如くモニターを見据え、徐々に数え切れないくらいの深い紫色の霧に姿を隠される今に、好奇心を刺激され、軽く泡に近づき、中を覗き込む深い紫色の髪の男の子、「ふ…」軽く顔を伸ばす感覚で、憂いに支配され、静かに真っ白なダウンジャケットを抱える竜祥を見据える深い紫色の髪の男の子は語る、「救いなど訪れやしないのよ。」
自分の一言話に悲憤を抱き、ぐっと強く歯を噛み竜祥の、喉元に力を込める様子に笑う深い紫色の髪の男の子。「待ってろ…」瞼をこじ開け、手にあるダウンジャケットを睨み付く竜祥、「英雄に…」苦しみに身を爆ぜる気分にもなり、シルエットへの憎しみに、体内を滾る彼、「してみせるぞ…」愛する妻との得難い幸せを、木っ端微塵に仕上げるシルエットに、眩暈を感じるぐらいの悲しみを、噛みしめる竜祥は呟いてく、「変なシルエットめ…」
ぼんやりと竜祥の、やはり、異物にも思える様子に納得し、丁寧に頷き、泡から身を引く深い紫色の髪の男の子、「ふ…」
初老の男性が漏らす、鬱憤に充填される声を、全くもって気にせずにいるシルエットの笑い、右手の人差し指を立てる現在に、脳内にある緊張が激しく自身を嬲り、もしかしたら、変なものを零すのではと、股間に募る温かな感覚に、白い目を向きそうで、自分には壊されちまうよと、高揚感に笑い出し、歯を食いしばってく秘書、「ひひっ…」
「神様の気まぐれが定める時。」シルエットがはっきりと口にした台詞に困らされ、相手には、一体何を考えてるのかなと、漠然とした不安と疑問により心を満たされ、恐る恐ると肩を縮める赤い髪の少年。
「ハシラ~がこの星を潰すのは、」シルエットの話に軽く頷きたいけど、やはり、柱は世界をぶっ壊すものになるのかなと、目を細め、ぼんやりと首を傾げ、眉間に皺寄せ、シルエットの軽く小さな両手の人差し指を合わせ、軽く瞼に百足の如く傷跡を浮かばせ、楽しく小型の柱でも作り上げる姿を見せるのに違和感を感じ、微かに淡い青色の罅が小型の柱に入る様子に弱る赤い髪の少年、「え…?」
「その瞬間かな。」”ドクンー”有無を言わさずに、唇をこじ開けるシルエットの、両手の指を小さなパイプに仕上げ、非常にも真剣に相手のジェスチャーに集中する自身に、一瞬、野蛮なまでの拳骨を見せ付けるのに疑問を強いられ、見事なまでに爆ぜらせた小型の柱の、ヘンテコなる淡い青色のレインコートに包まれる様子に、またなにをしているのかなと、理解不能な仕業は、ただ、相手の時間を出来る限り伸ばし、人類に抱く不安がより、理不尽なまでの強さを持つ相手に、上手く転がせたいだけだと判断する雑な髪型をした少年、「う…」
シルエットが平然とした話に、心臓が強く跳ね、胸の歪なる高鳴りに、体が震える赤い髪の少年、「うひ…」やっぱりそうなるよな、神に選ばれた以上、あとの時間で、選ばれない人々を、甚振れるのかと、ようやく死ねるのかと、本気で考え、虚しい気分となり、己の疼く尻の出来事を思うと、とっくの昔から滑稽となってた世界は、潰されるべきなのだよと、何度も鼻翼に力を入れ、漏れなく被害者の頭を、蹴っ散らすのだよと、強く誓り、何度も首を強く横に振らし、自分にはもう、誰にも開けられる、犬みたいに支配される、白い桃の門なんかじゃないのだと、強く脳内に叫び、ニヤリと緊張と不安、揺さぶれる口元を上げ、引き攣り笑いする赤い髪の少年がいる、「探検される穴で…」
眉間にちょっぴり違和感を残す赤い髪の少年のぶつぶつ独り言を語る様子に不安を強いられ、大丈夫かよと、彼に話かけるべきなのかどうかですら、迷わせる、あまりにもの強さを持ち、全てを支配するシルエットを見上げる雑な髪型をした少年、「う…」
「臭う洞窟っ…」何度も首を横に振り、勝手に四つん這いにでもなり、犬みたいな格好になりたがる自分の怪しからん体を恨み、瞼をこじ開ける赤い髪の少年、「じゃねぇんだ…」「う…?」どこか、自分の股間に叫ぶ赤い髪の少年に戸惑い、なにが起きてるんだよと、ひょっとしたらきちがいの方が、同じく変なシルエットに選ばれ易いのではとも考える紫色の髪の青年がいる。「「ピンク色の壁ちゃん…」ピエンジョイさせようじゃないのと、魂からこみ上げる叫び声を堪能する赤い髪の少年がいる、「じゃねぇんだっ!」猛然と揺るぎない目線を叫び声に合わせ、ぶつける赤い髪の少年に瞼をこじ開けられ、不安に身を握り潰される気分を堪えるのが必死になる紫色の髪の青年。
「月日が変わりゆき、」自身が強調する時間に、ただでさえ翻弄される脳内が、今度こそプレッシャーのあまり、パンクするのだよと、素直に喋る、黒い髪をした青年の、恐る恐ると部屋にある、赤い花がプリントした金色のパッケージを、深い紫色の瞳で映し出すのに笑うシルエット、「そして全てが無に帰る瞬間、」強く歯を噛み、憂いに満ち溢れる目線を、赤い花の金色基調のシールを張った机に、乗せた妹の写真に一瞥する彼に、楽しく解釈するシルエットがいる、「それがこの星が、」
大変敏感なのだよと、自分に知らせる彼の、びくっと眉毛を跳ねらせ、絶句される深い紫色の瞳をした彼に微笑んで、彼と親族である黒髪の女性には、大変期待してるよのよ、流し目で彼の部屋にある色んなパッケージにより、築き上げた壁を見つめるシルエット、「消されるまでの時間さ。」半分の体が消え去り、淡い青色の光を放つ翼を背負う男性が、描かれたパッケージを映し出す深い紫色の瞳の青年の弱る顔とは違い、彼の隣りで、王冠でも被らせるようで、冷静沈着なまでに、河にいる王冠を被った姫様を助け、同じく王冠を被ったナイトのポスターに笑うシルエットがいる、「まぁ、」一体なにを言っているのだろうよと、理解不能である人々に笑うシルエット、「ざっと一ヶ月くらいかな?」




