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確固たる証拠

雪野、平水、加賀、宮崎は、元々の宇宙空間に帰り、驚いた。宇宙の隅々まで、開発が進んでいる一方で、あちこちで、何らかの復興作業が並列して進んでいた。

「どうしたんだ?」

雪野は、ワマラ社社長に聞いた。

「名誉会長、実は、宇宙中で、同時に何らかの振動を感じ、異常に揺れた部分と、揺れなかった部分と分かれたんです。現在の所、復興率58%で、経済損失は641兆3617億9590万で、宇宙中の80%以上で被害にあい、その大半が、我々のワマラ社の、領土となっています」

「人類統合会社は?」

「あちらの方は、復興率81%、経済損失が35兆6718億9239万となっております。これらは推測ですが、本社の方も、なかなかの被害を受けたようで、現在、復興作業が続いているようです」

「そうか。だが、それだけの被害で済んだと考えるべきだろうな」

「何かあったんですか?」

深刻そうな顔をして、こちらをのぞきこんだ。

「いや、いいんだ。気にするな。それよりも、あのアパートは無事なのか?」

「ええ、正126角形になるように魔法完全体を埋め込んでいた影響で、完全なる封印措置となり、現在、壊す事はおろか、落書きする事すらできない状態にまでなっています」

「それが目的だったからな。さて、では、何かあれば、そこに連絡を入れてくれ」

雪野達は、戻っていった。


家に入ると、再びスタディン神とクシャトル神がいた。

「何の用ですか?」

「お前達の社員の中に、ムカメイグルと言うのはいるか?」

「ちょっと待ってください」

宮崎が、人事部に連絡をいれ、確認を取った。

「ええ、宇宙の端っこの方で作業している人の中に名前が載っていましたね。どうしたんですか?」

「彼は、ホムンクルス神の実子だ。古文書によれば、ホムンクルス神が唯一の息子となっている。さらに、彼は、時の守り神として、当時はいたらしい」

「そんな人が、なぜ、この宇宙にいるんでしょう」

「本人に聞いてみてくれ。とりあえず、自分達は、本人にあってくる」

スタディン神とクシャトル神は、その直後に、姿を消した。

「やれやれ、あんなに忙しいもんなのかね、神様って言うのは」

「さあ」

雪野達は、とりあえず、久しぶりの家でまったりすることにした。

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