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導かれた悪魔がその先で見るものとは


 ──突然だった。

 

「力を貸して……!」


 地上ではない闇の中。

 枯れ果てた木の上で眠り呆けていたところに、その声は割り込んできた。


 泣きすがるような、切羽詰まった響き。

 声色からして、そう歳はいっていないだろう。


 ──二十歳? いや、もっと……。


 考える間もなく、身体はその声の呼びかけに応じるように淡く光り始めた。


 黒く長い髪をかきあげ、透き通っていく手のひらをじっと見つめる。

 自分の輪郭がゆらりと暗闇に溶けていくのを感じながら、軽くため息をついた。


「悪魔を召喚するなんて、どこのどいつだ」


 青い瞳をわずかに細めた悪魔は、そう呟いた。

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ここまで見ていただきありがとうございます
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更新は遅くて申し訳ないですが、ゆっくりとマナとレイの行く末を見守ってくださると嬉しいです★★★★★
今後ともよろしくお願いいたします
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