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皮肉王子
今日2本目です!!
「平民くんは、気楽でいいねぇ。ボクチンなんて大変で大変で。」
平民門にいた人々は直に頭を下げる。
ただ、一人彼のみは頭を下げようとはしなかった。
逆になにか汚物を見るような眼で彼の事を睨んでいたのだ。
「なんだ?俺様に逆らう気かぁ!?俺は、タクアン男爵家の長男なんだぞぉ!!」
すると、彼はいきなり笑い出した。
彼は、笑う事は出来ない。
しかし、これは皮肉である。
感情的に笑っているのではないのだ。
「はははっはははっはははっははっ。面白いね…タクアン家はそんなっははっはっ。」
「お前らやっちまえ。」
本当にどこの時代の喜劇だと彼は呆れる。
ハイヒールの音が高らかに鳴る。
彼女もまた皮肉でこの音を鳴らしていたのだ。
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