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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第1章〜ふざけた魔物〜
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第1章プロローグ

今日は、作者の夜逃げ丸です。今日から新作である、この小説を始めさせて頂きます。


前作にかなり似ている感じのする馬鹿話ですが、少しでも楽しんで貰えるように頑張る所存です。前作は色々と拙い上に短い期間で終わりました。今回は技術の向上と長く続ける努力をもっとしたいと思います。


それでは、『俺がふざけて作った魔物が異世界に落ちた』の始まりです。



「無いわー、今思うと無いわー・・・」


とある住宅の薄暗い部屋の中。昼間にも関わらず、パソコンゲームをしている一人の少年・・・すなわち、俺がいた。俺の名は○○○。プログラミングを趣味としている高校生である。


プログラミングを始めたのは中学生の時からだろうか。何となく【プログラマー】とか、かっこいいんじゃね?と興味を持ったのが始まりである。


更に、親戚にコンピュータに強い叔父がいたのが幸いした。何度も叔父の家に足を運び、基本的な技術を教わり、必要の無くなったパソコンやツールなどをくれたのだ。


そして、貰った古いパソコンの画面には習い始めの頃に叔父と俺が作った育成ゲームのモンスター(ドット絵)が牧場フィールドを動いている。


「うん。あり得ないな・・・何だ、この設定」


当時、好きだったゲームから適当に作ったモンスター。名を【M2】と言う・・・ちなみに『M』はモンスターの『M』だ。単純とか言うなよ?当時の俺が頑張って考えたんだからな。


「属性は【お笑い】。特技は【色々と投げる】、【処世術】。好きな物は【イタズラ】と【甘い物】・・・どんなモンスターだよ。まぁ、育成モンスターだから愛嬌がある分だけマシか・・・」


【M2】・・・その姿は一言で言うなら、『残念系マスコット』だ。


それはバレーボールほどの大きさに、二頭身の丸い身体。クリクリとした目に赤い体毛に短い手足。頭にはピエロのような帽子を被り、背中にはコウモリな羽とトカゲの尻尾が生えている。まるで、遊園地の悪役マスコットのような姿だ。


「さて、これでこいつともお別れか・・・」


今回、新しいパソコンを購入し、使えるデータを整備している真っ最中であった。


色々と思い深いパソコンではあるが、そこは時の流れ。これでこいつは粗大ゴミになるのだ。個人情報の流出を防ぐ為に、勿論パソコンのデータは消去する。


「・・・消去っと」


ーーーードカアァァァァァンッ!!ーーーー


「な、な、な・・・何だぁぁ!?」


『Enter』を押すのとほぼ同時に、家の物置に雨も降っていないのに雷が落ちたのだ。家の物置が燃えている・・・こうしている場合では無い。


「って消火だ、消火っ!!」


俺は慌てて部屋を出る。しかし、俺は気付いて居なかった。パソコンが何故か再起動をし、消去したデータが再生されている事に・・・。


それから約1時間後・・・幸いボヤ程度の火だったので、庭に出てすぐに消火する事が出来た。


全く、住宅焼失など冗談では無い。ご近所さんが警察を呼んだらしく、事情聴取の後やっとの事で騒ぎから解放されたのだった。


「・・・あ〜、疲れた。ん?」


部屋に戻って来ると俺はある異変に気付いた。


雷の前に消去したパソコンが起動しているのだ。画面にはやけにリアリティのある画面が映っている。


「これ・・・バグか?それにしてもリアルだな」


画面に映るのは森の中の光景。その木々はまるで写真のようにリアルなのだ。そして画面の真ん中で眠るモノ・・・。


「・・・これ?【M2】・・・だよな?」


【M2】が画面で寝ていた・・・ただし、ゲームのようなドット絵では無く、リアリティのある姿で。このような機能など、少年には付けた覚えなど無い。


「・・・一体、どうなっているんだ?」


・・・そして、その少年の呟きに答える者は誰も居なかった。

本日は17時と22時にも投稿する予定です。

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