神様とモンスター?
「・・・zzz。ん、はあ〜、よく寝た〜〜。あれ?ここは・・・一体、何処ですかっ!!」
気がつくと僕は何故か森の中で寝ていました。
僕は辺りを見渡しますが、木しかありません。何でこんな所で寝ているのか・・・そして、それと同時に大変な事に気付いたのです。
「あれ?あれれれれれ・・・?思い出せない!何で寝ているかどころか、僕の事自体が!?どういう事ですか〜〜っ!?」
この状況の事は勿論、自分の名前や家族、今までどうやって生きて来たか等の記憶がまるで無いのです。僕はこの状況以上にそれがとても、怖かったのです。だけど、そんな時でした・・・。
『喋った?・・・一体、どういう事だ?』
誰のものかもわからない声が僕の頭の中に聞こえたのです。
僕は周囲を見渡しますが誰もいません。声は聞こえど姿は見えず・・・僕はあえて話しかけてみました。勿論、その声に対する恐怖はありましたが、何故かこの声が懐かしいと感じたのです。
「あの・・・あなたは一体、誰なのです?」
『!?・・・まさか、聞こえるのか!俺の声がっ!?』
話しかけると向こうも驚いたようです。僕は、頷いて返事をします。
「はい。聞こえるです。あの・・・それで、あなたは一体?」
『・・・まさか、人工知能を持ったと言うのか?いや、ただのゲームのキャラクターが・・・ありえない。それにこの状況は・・・』
僕の返事を無視して、ブツブツと訳の分からない事を呟いているです。少し腹が立ちました。よって、もっと大声で言ってやったです。
「あのっ!あなたは一体!誰なんですかっ!!」
『うおっ!?驚いた!急に大声を出すなっ!!心臓に悪いだろっ!!』
くくく・・・してやったりです。僕を無視するからそういう目に会うのですよ?・・・ハハハのハ。
『えっと、俺は誰かだったか?俺の名は○○○一応、お前を作った・・・って事になるのか?』
「ぼっ、僕を作った!?それは一体どういう事ですか!?それと、名前がうまく聞こえなかったです!!」
『僕を作った』などと聞き捨てならない言葉が飛び出しました。話せば話すほどに謎が深まりますです。
『だから、お前を作ったのは俺だ。それと名前がよく聞こえなかっただと?良いだろう、今度こそ心に刻めよ?俺の名は○○○・・・だ』
「え?何ですって?もう一回、お願いするです」
『だから!○○○だっ!!』
不思議な事に何度聞いても、会話している相手の名前が聞き取れなかったです。一体、これはどういう事なのでしょう?
『・・・お前、ワザとやってるとちゃうやろな?』
「そんな!?本当に聞こえないですよ〜!!信じて下さいです!!」
『・・・まあ、いい。この不思議な状況だ。そういう事もある・・・そう言う事にしておいてやる』
・・・ 何とか相手の怒りを宥めましたです。最初から疲れましたよ、本当。
「・・・あ、でもそれではあなたの事は何と呼べばいいですか?」
でも、名前が聞こえないとなると呼び名に困るです。だから、相手に聞いて見ました。
『まぁ、俺はお前の創造主だし・・・創造主様でも、神様でも好きに呼べばいい』
・・・何か偉そうな呼び名ですね。では、呼び名は・・・。
「分かりましたです。好きに呼びます・・・【クソヤロウ】」
『・・・殺すぞ、貴様』
「・・・ふふん、やれるならばやって見るです」
声だけの存在など恐るるに足らずです。
僕を作った?眉唾ですね。とても、じゃないですけど信じられ無いです。よって、反抗するに限るですね。
『言いやがったな、てめぇ!!くそっ!何か無いか・・・ん?』
・・・何か、相手の声が聞こえなくなったです。どうしたんでしょうか?諦めたんですかね?だとしたら、これで主導権は僕の物ですよ。
「ふふん!どうしたですか?神様だと言うならば、僕に天罰でも下してみるですっ!!出来ないなら・・・」
『・・・良いだろう。喰らえっ!馬鹿がっ!!』
「・・・え?」
ーーーーポテッ・・・ーーーー
すると何か黒くて丸い物体が落ちてきました。その黒い球には縄がニュッと出ていてバチバチと火がついてました。何ですかね、これは・・・。
ーーーードカアァァァァァン!!ーーーー
「何ですとーーーー!?がふうっ!?」
何と黒い球がいきなり爆発したのでした。僕は爆発を受けて吹き飛んだのですよ。
『安心しろ、火力は抑えてやった。少し吹き飛ぶだけだ』
後に聞いたら、その黒い物体は爆弾と言う道具だったです。・・・そして、吹き飛んだ僕はそのまま意識を失いましたです。
・・・初対面の人を馬鹿にするものでは無いですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『・・・なるほど、なるほど。どうやら、こっちで作成した物体や道具をお前のところに送る事が出来るようだな。つまり、サポートからお仕置きまで出来るって事か。じゃあ、もう一度・・・』
「ひいぃぃぃぃぃぃっ!?神様〜〜!!僕はもう深く反省したですから、お仕置きは止めて下さいです〜〜!!」
・・・それから、数分後。爆発により黒焦げとなった僕はどう見ているか分からない神様に向かって跪きました(ちなみに呼び名は【神様】になりました)。
『・・・何だ、つまらん。ゴキブリの群れでも送ろうと思ったのに。良いだろう、今回だけは許してやろう』
・・・あ、危ない所だったです。ゴキブリ(?)が何か分からないですけど、その言葉を聞いた瞬間に背筋が凍る感覚に襲われたですから。
『・・・さて、所で【モツ】よ』
「【モツ】?誰の事ですか?」
『お前の名前だ。正確には【M2】と言うんだが、俺は【モツ】と略して呼んでいた。よって、お前の名前は【モツ】だ』
・・・え〜〜。何か変な名前です。神様のネーミングセンスはイマイチですな。どうせ、だったらもっとカッコイイ名前を付けてくれればいいのに。
『・・・不服か?』
「いえ!とても、素晴らしいネーミングセンスだと思うです!!」
『そうか?モツ鍋を食べながら思いついた名前だったが。お前のセンスは・・・いや、何でも無い。気に入って貰えて何よりだ。はっはっはっ』
・・・何ですかね。今、無性に殴りたくなりましたよ。この殺意、僕はどうすればいいでしょうかね?
『・・・それで、お前はこれからどうするんだ?』
「どうするか・・・ですか?」
・・・どうやら、やっとのことで本題に入ったようです。どうでも、いいけど前振りが長すぎですよ。
『俺としては、その状況を調べる為に色々と動いて欲しいんだが・・・。お前はどうするんだ?ずっとそこに居るじゃないだろ?』
「そりゃあ、まぁ・・・。神様は僕を縛らないですか?」
色々と束縛されるかもと思っていましたが、帰って来たのはアッサリとした返事でした。
『別に?そっちの世界を適当に調べくれたら、特に言う事は無い。自由にすればいいさ。どうやら、画面の光景はお前で固定されてるようだし。お前の行動を見て笑わしてくれたらそれで良いさ』
『そっちの世界』?『画面』?よくわからない言葉が混じってますけど・・・それって僕の事をずっと見てると言う事ですか?何か嫌です・・・。
『まぁ、そんな訳でとりあえずは知的生命体に出会うのを目標にして頑張ってくれや。応援とサポートくらいはしてやるからさ』
「はぁ・・・仕方ないですね〜・・・」
最初から、これとは・・・幸先が不安で仕方がないですが・・・もう、なるようになるです!!
そして、僕はとりあえず森の中を歩いてみる事にしたです。




