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22 ドッガーバンク

 デンマー国北部都市「オルボー」

 ユトランド半島北部に位置するデンマー第4の都市。半島を横断するリムフィヨルドに面していて、漁業が盛んである。


「前回の事で気づいたのじゃ」

「そうか。」

「力が欲しいのじゃ。」


「旅の目的である、南の大陸の南端にあるそれはそれはおおきなスラムでは、たくさんの子供たちがお腹をすかせておるのじゃ。」

「そうだな。」

「今の妾達では腹いっぱい食わすことができぬのじゃ。」

「ぴー」

「ぴーちゃんは「その目的地はじめて聞いた」と言っている。」

「、、、ぴーちゃんには言っておらなんじゃったな。」

「、、、」

「私も始めて聞きました。ワイン博士です。」

「、、、」

「俺も。」

「あっしもでさ。」

「僕もです。」


「、、、」

「、、、」


「おーほほほほ。そんな時こそ「新生ハンザ同盟」ですわ。」

「む、ハンザの女王いたのか。」

「「新生ハンザ同盟」にお任せいただければ、全ての子供たちを腹いっぱい食べさせる事ができますわ。」

「それはよかったのじゃ。」

「一安心だな。」



「ところで、今回このオルボーに来たのは、漁師の皆さんが困っているからのですわ。」

「それは困ったな。」

「困ったのじゃ。」

「最近、このユトランド北海域でニシンが不漁なんですの。」

「まえにバイキングっぽい漁師もそんな事を言っていたな。」


「みなさんにこの件を解決していただきたいのですわ。おほほ」

「断る!!」

「網でも投げてろなのじゃ。」

「おーほほほ。漁師の方もいらっしゃてるので話をきくのですわ。」


 いかにもバイキングっぽい恰好をした愉快で陽気な漁師が入ってきた。


「おらたちが気づいたときには、ニシンはへっていたのでさ。」

「闇商人と同じ口調だな。」

「あやつ初登場時は雰囲気ちがったのじゃ。」


「そして、気づいたらニシンがへっていたのでさ。」

「俺様にまかせろ!」

「大船に乗ったつもりでいるのじゃ。」


「ニシンはニシン目ニシン科の海水魚なのじゃ。」

「ぴー」

「ぴーちゃんは「ニシンには広範囲を回遊するタイプと、湾内などの狭い範囲を回遊するタイプがいると」言っている。」

「つまり、一度来なくなったらしばらく来ないのじゃ。」

「そんなぁーあんまりだ。。おらたちのくらしはどうなるんじゃ。」


「まかせるのじゃ、代案があるのじゃ。」



 北海「ドッガーバンク」

 イギリスの東方100kmの位置にある北海の浅瀬の広大な砂堆。


「ここは豊かな漁場なのじゃ。」

「いろんな国の船がきてるな。」


「良い漁場だけども、おらたちの港からじゃ遠すぎて魚が傷んでしまうさ。」

「それは困るな。」

「あそこのオランダ船をみるのじゃ。」

「やけに広い甲板に人が多く乗ってるようだが」


「あれは採った魚を船の上で加工しているのじゃ。」

「なんだってー!!」

「さしずめ泳ぐ工場ってところか。」


「あれならおら達でもなんとかなるかもしれないだ。」

「万事解決なのじゃ。無問題なのじゃ。」



 港に帰ってきて会議室


「漁師さんが愉快で陽気になってよかったのじゃ。」

「おーほほほ。それが欲していた力ですわ。」

「のじゃ?」


「今回の依頼は「デンマー王国」が「新生ハンザ同盟」に協力するための条件でしたの。」

「なんだってー!!」

「みなさまが恙なく依頼をこなしてくれたおかげで、「新生ハンザ同盟」に所属しているたくさんの人達がお腹いっぱいたべれるのですわ。もちろん、子供たちもですわ。」

「それは、よかったのじゃ。」

「これからも今まで通りに、その力を振るうことでたくさんの子供たちをお腹いっぱいにできるのですわ。」


「やってみるのじゃ!」


 こうして「新生ハンザ同盟」は新たな便利な手ゴマを手に入れたのだった。





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