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プロローグ
お前が死ねばよかったんだ。
その言葉が、いつまで経っても頭から離れない。
何をしていても、ずっと。
それはきっと――
その言葉を、自分自身も受け入れていたからだ。
自分が代わりに死ねばよかった。
その言葉は正しい。
少なくとも〇〇なら、俺よりはもっと上手くやれただろう。
何かに熱中できるわけでもない。
普通になれるわけでもない。
自分以上を知って、苦しみたくもない。
何をしても怖いし、
何もしなくても怖い。
――そんなふうに悲観ぶっている自分が、心底気持ち悪い。
俺は性根が腐っている。
治りようもない。
ただ、もし――
誰かがそれを許してくれるのなら。
もう一度、生きたいと思った。
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