君と出会って
高校生になった僕、加藤がさまざまな人と出会う物語
春。僕は高校生になった。
それは、桜の花が風でひらひらと舞い落ちる暖かい日だった。期待や不安、進学にあたる感情を抱き胸躍らせていた。新しい教室に行き、見知らぬ人ばかりに不安が胸いっぱいになり正直、吐き気がした。
その時、チャイムが鳴った。
「今日から1年いろんな事があると思うが仲良くたくましく協力しあって乗り越えていこう」というありきたりな担任の言葉。僕は不思議と笑顔になれた。
次の日から普通に登校だ。新しい物語が始まるんだなーと思いつつ僕は教室に入り「おはよう!」と教室に届くように声を放った。そこからは毎日同じ生活だ、朝学校に行き、授業をうけ夕方になり家に帰る。そんな日がいつまでも続くと思っていた。
四月の終わりに遠足に行くことになり、バスの座席を決める事になった。今思えばこれが全ての始まりだったんだ。僕は、いつもお弁当を共に食べている人と座るつもりだった。その時、ある人が声をかけてきた。
「よかったら、一緒に座らない?」正直驚いた。それは、優しそうな口調でぎこちない笑顔で笑いかけてきたのは、高橋だった。僕は、すかさず「いいよ」と承諾をした。
そして、遠足当日。僕は高橋に尋ねた。「なんで、僕と座ったの?」そーすると高橋は、「理由なんてないよ。俺は君と話がしたかったんだ」といわれ、妙に納得してしまった。そして、その日から僕たちは友達になった。




