35 カラスのCancrow=カン九朗
香菜梨は思わずよろけた拍子に変身がとけ大きさが元に戻り、みんなの前に出てしまいました。
ミーケ「何だお前は、さっきから鳥の匂いがすると思ったらお前だったのか。者ども捕らえよ。」
とうとう香菜梨は鳥かごに入れられてしまいました。
ミーケ「お前にはパワーが無いようだ。だから結界の無い檻で十分だ。だがお前には私たちと同じ波長を感じるな。油断はならない、しっかり見張れ。」
香菜梨は檻の中にいました。
香菜梨「ああ、どうしよう、これではユキさんたちにスマホで連絡もとれないわ。私メイドカフエでもオムライスだけはお給仕できなかったのに。クスン(/_;)」
コロコロコロ、香菜梨のお腹が鳴りました。
香菜梨「やばいわ、、、そう言えばオートミールを食べて以来、何も食べていないわ。」
「お腹が減ったのかい?」
声がしました。檻の見張りです。
香菜梨「あなたはカラスさん。」
カン九朗「僕はカラスのCancrow=カン九朗って言うんです。」
香菜梨「カン九朗?日本の名前ですね。」
カン九朗「ええ、昔私たちの祖先はジパングから逃れてきたんです。良かったらここにパンがあります、食べてください。それと水です。」
香菜梨「ありがとう!」
香菜梨は夢中になってパンを食べました。そしてカン九郎とお話しをしました。
カン九朗「ぼくたちはジパングで嫌われ者になってしまいました。伝説では人間の子どもと一緒に夕方は家に帰っていたのに、森も野原も無くなって仕方なく、都会でゴミをあさるようになったのです。」
香菜梨「私たちカナリヤもペットとして飼われていたのですが、人間に捨てられてしまいました。増えすぎたインコさんたちも雀さんも、街路樹で鳴いているとみんなうるさいって、追い出されてしまったんですよ。」
香菜梨は話をしながら、あやしの力で人間の姿に変身されたことを思い出してました。
香菜梨「私も変身されていなかったらきっと都会のどこかでゴミをあさっていました。」




