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ローラ・香菜梨はかごの外☆異世界のあやかしを退治する  作者: 天野幸道


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32 クロネコ族ミーケと猫又ミー

番田「ほんとだ、ミーさんに似てる。」

ミー「にゃんだ?ミーのようなかわいい子がいるのかニャ?」

ヤマネコ「おお、So cute!」

 黒ずくめの女の子は口を開きました。

「私は黒猫族の王女、ミーケ・ネコロンボ・カティーよ。」

ミー「うんにゃ、ミーケでいいかニャ。」

ミーケ「うう、なんだお前は?化け猫か。」

ミー「ミーは猫又なのにゃ。」

ミー「お前か、ジパングにいるという我が一族の末裔は。」

ユキ「ああ、ややこしい(^^ゞ」

ミーケ「我らはジパングから逃れてきたものだ。それを追ってきたのか?」

チュー吉「もしかして、あなたもくれ里から来たのですか?」

ミーケ「何だお前は?何かおいしそうな匂いがするが。」

チュー吉「ううう、それはさておき、、、かくれ里から出たもので昔異国に逃れた一族がいたと言いますが、みんなそうなのですか?だけどあやしの波長も感じる。」

ミー「うんニャ?ということは私と親戚なのかニャ?」

香菜梨「そう言えば、ミーさんには西洋猫の血も混じっているとか。関係があるかもしれません。」

ミーケ「そうなのか、では我らの仲間に入れ。人間どもは我らを悪者にした。我らはあやしの力を借りここに我らの国を作るのだ。黒猫も、コウモリも、オオカミも、カラスも、みな悪さなどしない。だのに我らを悪人呼ばわりするようになったのだ。」

ユキ「そうだよね。昔はカラスと一緒に帰りましょう♪って歌もあったわ。」

番田「僕のおばあさんのふるさとじゃ、昔わらべ歌で『こうもり来い』ってのがありました。」

香菜梨「戦後ハリウッドの吸血鬼の映画が日本で上映されてから、日本でも悪者にされたようですよ。私も日本の蝙蝠さんと雀さんからお話しを聞いたことがあります。」

ミー「うーむ、たしかに猫は昔御殿で飼われていたというからニャア。私もプリンセスなんだニャア。」

ミーケ「さすれば話が早い、我らと同盟を結べ!」

ミー「だめだニャ、それは。ミーケにはあやしの力が強まってる。ミーは隠れ里の住人ニャ。あやしの心は災いをなすだニャ。それにユキさんや番田さんみたいないい人間が沢山いるだニャ。」

ユキ「ミーさんかっこいい。」

 ミーケは身構えました。

ミーケ「おのれ。では力ずくで支配してやる、ものども良いか!」

ユキ「なんだか時代劇ね( ̄▽ ̄;)」

ミーケは身構えるとたちまち大勢になりまし。

ミーケ「影分身の術を見よ!」

番田「まるで懐かしい忍術漫画です(^▽^;)」

ミーケ「ニヤアーーー!!!」

ミーケの手から光の糸のようなものが走ると、みんなを覆いたちまち牢屋になり、閉じ込められてしまいました。

ミー「しまったニャ、油断しただにゃ。お前は猫じゃなくて蜘蛛だニャあ。」

ヤマネコ「うう、おれとしたことが、可愛い子に見とれていたわい。」

ミー「ミーだってかわいいのニャ( `ー´)ノ」

 その時、皆はまだ気がついていません。香菜梨は小さく変身して無事だったのです。

 ローラ・香菜梨はかごの外です。

挿絵(By みてみん)


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