第10話(^ω^)式の最中って暇すぎひん?
10 名前:以下、名無しにかわりまして日曜日夕がお送りします[sage]:2020/08/19(水) 21:00:00.00 ID:1399336
■ 魔王城─大広間 ■
「……テステス。マイクチェック、マイクチェック」(・∀・)
「ワンツーワンツー、ツェー、ツェー、ハッ、ハッ!」(・∀・)
「えー、皆様。本日はお忙しい中、遠路はるばる
魔王城までお越し頂き、心より感謝を申し上げます」(・∀・)
「魔王后妃両陛下ご結婚記念パーティ。不肖ながら司会進行を務めさ
せて頂きます、側近と申します。どうぞ、よろしくお願い致します」(・∀・)
「まずは魔王様よりご挨拶を頂きます。それでは、魔王様お願いします」(・∀・)
「うむ。皆様、本日は……」('A`)
(^ω^)「……いきなり何これ?何が始まってるの?」
(*゜A゜)「お父とお母の結婚記念日パーティやって。
別に今まで開いたことなんてなかったのにな。
今年は盛大にやるんやて」
(^ω^)「妃へのご機嫌取りってところか?」
(*゜A゜)「それもあるんやろうけど。自分は変わるぞ、って意志表示やないか?
あと、なんや魔王の働き方改革を宣言するって」
(^ω^)「ふぅん……んで、君はなんでココにいんの?」
(*゜A゜)「最初は四天王達のテーブルに居たんやけどな。
ずっと同じ場所にいてもおもろないしな」
(^ω^)「また雷魔大将軍が探しに来たりしない?」
(*゜A゜)「大丈夫や。ちゃんとフーちゃんに言ってきたから」
(^ω^)「フーちゃん?……あぁ、風魔大将軍ね。天然アイドルの」
「それでは皆様……乾杯ッ!」('A`)
<かんぱーい!
(^ω^)「あっ……かんぱーい」
(*゜A゜)「かんぱーい」
「続きまして、魔王様ご夫妻へのお祝いの言葉を頂いております……」(・∀・)
(^ω^)「あー……こういうのあるよね。入学式とか卒業式とか」
(*゜A゜)「長いんよなアレ。こっちからしたら知らん人やし。要らんねやけど」
「魔界四天王筆頭、及び北方司令部総司令官・北方大臣・
全軍上級大将・全国魔女協会理事長。氷魔大将軍様」(・∀・)
「はッ!」川゜-゜)
(^ω^)「あ、知ってる人だ……つーか長っげぇな!」
(*゜A゜)「ヒョウちゃんも軍人やからな。階級やら称号はぎょうさんあるんや。
あれでもまだ半分以下やで」
(;^ω^)「マジかよ。やっぱ上級国民は違いますな」
──5分後
「……妃様の麗しきお顔は、太陽よりも輝き、月よりも艶やかで……」川゜-゜)
──10分後
「お初にお見えした時には、その神々しき美貌に喀血してしまい……」川゜-゜)
(^ω^)「あの人さっきから妃の事しか話してないんだけど」
(*゜A゜)「ヒョウちゃんはガチの人やからな」
「氷魔大将軍様、お気持ちはありがたく存じますが、もうその辺りで」(・∀・;)
「なに!?まだ私の話は半分も終わっちゃいない!」 川゜-゜)
(^ω^)「壇上で何やってんだガチの人」
(*゜A゜)「ヒョウちゃんやっぱり面白いなぁ」
「えー、氷魔大将軍様ありがとうございました」(・∀・;)
「続きまして、えー、来賓紹介並びに祝電披露」(・∀・)
(^ω^)「ガチの卒業式じゃん」
(*゜A゜)「乾杯もしたし、はようご飯を食べたいんやけどなぁ」
「魔界全軍総司令官・国防大臣、バルバロッサ様」(・∀・)
「どうも」(´ー`)
「植民地大臣、並びに南海諸島領公爵、ガルシア様」(・∀・)
「おめでとうございます」ミ ゜Д゜彡
「大蔵大臣・運輸局長官、トリトン様」(・∀・)
「おめでとうございます」(=゜ω゜)ノ
「人間界担当大臣、外交部総統、ガルシア様」(・∀・)
「どうもおめでとうございます」( ФωФ)
「治安維持局総監、ガルシア様」(・∀・)
「お祝い申し上げます」( ∵)
「ホテル魔王城支配人、ガルシア様」(・∀・)
「私ごときをお呼びいただきありがとうございます」( ゜∋゜)
「食堂のおばちゃん」(・∀・)
「いやぁまぁホント良かったねぇアンタ。奥さんが戻って来てくれて、皆ホント心配してたんだから、まだのーちゃんも幼いのにねぇ、離婚だなんて、そんな歳になったら、ねぇ。まぁ魔王なら再婚もそんなに難しくないだろうけど、それでもねぇーって。ホント、良かったねぇ妃様がお優しい方で、それはそうと来週の週替りメニューなんだけど、最近番茄炒蛋ばかりだから栄養的にもうちょっと」J( 'ー`)し
(#^ω^)「待て待て待て待てッ!!」
(*゜A゜)「なんや自分いきなり」
(#^ω^)「これ以上キャラを増やすな!既に若干持て余し気味なんだよ!」
(#^ω^)「まだ四天王のキャラも妃のキャラも完全には立ってないんだよ!
これからなんだよ!」
(*゜A゜)「まぁまぁ、そんな慌てんでも。アイツらは二度と登場しぃひんし」
(#^ω^)「え?そうなの?」
(*゜A゜)「せやで。文字通りの来賓や」
(^ω^)「なんだ、そうだったのか……早とちりだった……」
(^ω^)「……」
(#^ω^)「なんでそうそうたるメンツの中に食堂のおばちゃんが居んだよ!」
(*゜A゜)「何言ってん!あの中では食堂のおばちゃんが一番偉いで!
魔王の一つ下、四天王の一つ上や」
(;^ω^)「なんで食堂のおばちゃんがヒエラルキーのほぼ頂点なんだよ!
ホテル支配人、食堂を支配できてねぇじゃねぇか!」
(*゜A゜)「胃袋を掴むってのはそれほど重大なことなんよ!
アンタも毎日お世話になっとるやないの!感謝しぃ!」
(;^ω^)「ぐぅ……それを言われると、強くは出られない」
(^ω^)「……」
(;^ω^)「ガルシア多くねぇかッ!?」
(*゜A゜)「ガルシアは多いよ」
(;^ω^)「ガルシアは多いのッ!?」
「すみません。歓談のお時間は取ってありますので、お静かに」(・∀・)
(*゜A゜)「ほら、怒られたで。おっさんの癖に」
(^ω^)「おっさんなんて基本的に怒られてばっかだよ」
(*゜A゜)「なんや、大変そうやな」
「……それでは、しばしご歓談のお時間とさせて頂きます」(・∀・)
「本日、提供いたします料理の素材は、全て炎魔大将軍様が経営する
まかいの牧場より寄贈されました。誠にありがとうございます」(・∀・)
(^ω^)「へぇ~あの筋肉の人、牧場営んでるんだ」パク
(*^ω^)「なにこのサラダ旨ッ!これも炎魔大将軍が!?」
(*゜A゜)「牧場だけや無いで、エンちゃんは農園もやっとる。
まかいの牧場は、魔界の有名レジャー施設なんやで」
(^ω^)「へぇ~思ったよりすごい人だった」
(*゜A゜)「四天王ってだけで、すごい人なんやで」
(^ω^)「実際にその人の働きをその目で見ないと分からんもんよ」
「皆様、この辺りで一つ余興をご用意いたしました!
風魔大将軍様率いる魔界アイドルユニット『羅偶那絽Ⅸ』
が、パフォーマンスを披露して頂けるとのことです!」(・∀・)
(^ω^)「へぇ~本当にアイドルなんだ」
(*゜A゜)「羅偶那絽Ⅸは毎年魔界レコード大賞を受賞してるかんね。
ウチもファンやけど、偉大なメタルアイドルよホンマ」
(^ω^)「ふぅん……ん?メタル?」
「我が眷属ども!今宵も我が狂瀾の宴へよくぞ参ったな!アハハハ!」从'-'†从
(^ω^)「なんか彼女いつもと顔違くない?」
(*゜A゜)「メイクやメイク」
(^ω^)「キャラも違くない?」
(*゜A゜)「合っとるで、舞台上ではあーいうキャラや」
「~♪ ~♪」从'-'†从
「うっひょぉぉぉ!!フー様ぁぁぁッ!!」(*'A`)
(^ω^)「あ、魔王最前列でペンライト振ってる」
(*゜A゜)「おとうはホンマ、羅偶那絽Ⅸが好きやねん」
(^ω^)「あの妃様が許してくれてるの?別居のきっかけって聞いたけど」
(*゜A゜)「おかあは別に、おとうがアイドルの尻追っかけようが気にせぇへん。
自分以外は取るに足らん存在やってな。
おかあがブチギレたのは、結婚記念日を忘れとったからや」
「~♪ ~!♪」从'-'†从
「うっひょぉぉ!!フー様がこっち向いたぁッ!!」(*'A`)
「貴方、いくらなんでも言動が醜いわ。下がりなさい」(*゜-゜)
(^ω^)「あぁ。彼女ぐらい自分に自信があるとそうなるのか。
……ところで、一ついい?」
(*゜A゜)「なんや?」
(^ω^)「雷魔大将軍ξ゜⊿゜)ξは今日来てないの?」
(*゜A゜)「来とるで。ほら、壁際の関係者席」
ヒソヒソ「側近。次のプログラムはなんですの?」ξ゜⊿゜)ξ
ヒソヒソ「この後、魔王様からのサプライズプレゼントが……」(・∀・)
(^ω^)「なんか、他の三人は挨拶したり、贈り物したけど、
彼女の見せ場もなんか用意してあるんだお?」
(*゜A゜)「いや、ライちゃんは今日の会場の準備と、音響・照明を担当しとる」
(^ω^)「え?」
(*゜A゜)「今ここでウチらが楽しめとるのは彼女のおかげやで。感謝しぃや」
(^ω^)「あ、そうなんだ……」
(*゜A゜)「……」
(*゜A゜)「……今、地味やなぁって思ったやろ」
(^ω^)「申し訳ないがその通りである」
→つづく
ξ゜⊿゜)ξによる縁の下の活躍によりつつがなく終わった結婚記念日パーティ。
残念だが君は地味キャラ決定だ。地味キャラというキャラが立ってよかったな。
何も話の整理がついていない所は不問にしてください。
次回、川゜-゜)「お前、女になれ」




