120作者の完走の感想
あとがきのようなものです。
とりあえず最新話だけ読むかとクリックした方は初めまして。
この作品を読み続けてくれたり読破してくださった方はありがとう。
黒野健一です。
ここではマスカブレードという作品についていろいろ語りたいことを勝手に書いていきます。
作者が初めて完結させた作品ということなので、いろいろ稚拙な話でございましたが、その辺も触れてキャラクターや各章について書こうかと思っております。
『第一章』
主人公が復讐の魔刃、対魔刃部隊と出会う始まりの話ですね。
主人公である月村詩朗はもともと『誰かの笑顔を守る』ために戦うキャラだったのが、復讐の魔刃の影響を受け、憎悪で戦うことも別の章でありますね。
『復讐劇』というあらすじに書かれていたけれど、復讐相手との因縁や相手への憎悪なんかあんまり見られなかった感じですね。
これは……あらすじ詐欺なのでは?
『第二章』
ヒロインである夕河暁が魔刃に襲われたのを主人公が助けるお話ですね。
ヒロインと主人公を組織に入れる流れ、『罪滅ぼし』は書いててちょっと無理があるなーと思い、後付けで支配者の魔刃の力で思考誘導されていたことにしています。
なぜ二人を博士は組織にいれたかというと、Saverシステムのデータ収集に月村夫妻の忘れ形見を利用するという、彼なりの復讐なのかもしれません。
……冷静に考えたら、夫妻を抹殺した後、根吹あたりにシステム使わせてデータ収集させとけよと。
お話の都合ですね。
『第三章』
Saverシステム初披露回ですね。
当時某動画配信サイトで某携帯電話で変身する特撮ヒーローにはまっていて、いろいろごちゃごちゃしたガジェットを出したかったわけです。
ここの章はスプラッタ、ホラー、残酷要素が多い気もします。
個人的にここの結合の魔刃(名前合ってるか不安)の、首無し死体と合体して六本足になるの気に入ってます。
『第四章』
物語を上巻下巻で分けるとここで上巻の終わりといったところでしょうか。
焼失者の魔刃との戦闘描写は気に入ってます。
ここらへんで空白の魔刃こと青井凛子のキャラ掘り下げが行われてきますね。
彼女の立場は魔刃の王の設定上難しいキャラになってしまって、物語の後半雑に処理してしまいましたね。
もっとうまく書ければいいドラマが描けたかもしれません。己の力不足を感じます。
あとここから出てくる黒藤忍というキャラは、私がエタった作品『赤い目の夜』(すでに削除済み)に出てきたキャラが元ネタで
とくに考えもせず出したので、このキャラの処理や立ち位置も苦労しました。
考えなしにキャラをだしてはいけませんね。
『第五章』
迷走してました。
この一言に尽きる。
主人公が力を失い、ヒロインも目的を失い、特撮ヒーローでいう二号ポジションの日野も変な感じに。
それとふわふわしてた黒藤の設定を決めたせいでいろいろ壊れました。
この章がおかしなことになった元凶は、マスカブレードを第二部(主人公交代、数年後の世界舞台)をあきらめたからでしょうか。
第二部については最後の方で。
『第六章』
黄鐘メインのお話。
彼女序盤でお嬢様キャラだったのにあんまりお嬢様してませんでしたね。
頼れる……というより男らしい武闘派なイメージが強いです。
『第七章』
最終章
主人公とラスボスの因縁が判明、いきなり過ぎましたかね?
復讐劇があらすじにあるのに復讐要素あんまりなかったですね。
黒藤を、解放の魔刃を敵にすると設定してからこの結末しか思いつきませんでした。
『第二部構想』
・詠と村上の関係。
雑に終わりましたね。本当は村上がGUN面システム使って組織に入って数年後も戦う設定でした。
・赤木霧香
第二部の主人公にする予定でした。
復讐の魔刃を詩朗から受け継いで、戦う感じで。
作中では復讐者を被って戦ってたのはその名残です。
・解放の魔刃、支配者の魔刃
解放の魔刃は二部構成を予定してたときは敵にする予定はありませんでした。
どうじに黒藤さんも、雑に死ぬこともなかった。
結局、黒藤さんは何がしたかったんでしょうか、作者の私もよくわからなくなってしまいました。
ちなみに主人公は王と戦い、致命傷を与えるも、敗北し、仮面を霧香に渡して退場する予定でした。
『最後に』
いろいろと雑な作品になってしまいました。
誤字脱字や設定無視、情緒不安定なキャラ達、全部自分の未熟さです。
エピ/ローグでなんとなく続きそうな雰囲気出してますが、仮面というアイテムはお気に入りですので、同じ世界で
新たな登場人物たちによる『仮面』と『刃』の物語をこれからも書いていこうと思います。
一応今決めているのは、仮面に素顔を隠された少女と、その素顔を見たい少年の物語。
中編程度のお話を考えてます。
これらはクオリティ向上のため全て書き終えてから投稿する予定ですので、どうかまたどこかで『マスカブレード』という単語を
見かけたらよろしくお願いします。
それでは読者の皆様、ありがとうございました。
この物語を完結できたのは、読者の皆様のおかげです。
だれかが見てくれているというのはとても励ましになりました。
それは創作だけでなく、普段の生活でも生きる意味となっていました。
皆様に支えられた作品だと思います。
次回作は恩返しとして、そんな読者の皆様をもっと楽しませれる作品を描きたいです。
約2年間、ほんとうにありがとうございました。