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退院


目覚めてから5日経ち、僕は退院することになった。

彩音さんはまだ病院に居て欲しかったみたいだが、体に何も異常が無かったため退院させられることになった。


「それじゃ明日香さん、何か有ったらすぐに病院に来なさい。」


「はい、ありがとうございました。」


「ほら、明日香ちゃん、行きましょう。」


俺は彩音さんに連れられて家に帰るのだった。


・・・・


到着した家なんだが、家と言って良いのか?

どうみても高層マンションだ。


「明日香ちゃん、ここが貴方のお家よ。

 大丈夫、ここは綾小路グループのマンションだから何も気にする必要は無いわ。」


え? これ持ち家だったの?

どうみても50階ほど有るぞ?

綾小路家ってものすごいお金持ちなのか!?


…チーン!


50階に到着した。

どうやら最上階全部が家らしい、さすがに全部じゃなかったことに安心したが、それでも広いのは間違い無かった。

玄関なのに8畳も有るって何よ? 隣にドレスルームや下駄箱専用の部屋が有ったりして、靴が軽く100足以上ありそうだ。

50畳のリビングダイニングキッチンに、洋室2部屋、客室2部屋、父の書斎、母の部屋、両親の寝室、私の部屋が各10畳にシアタールームみたいな部屋まであった。

風呂も広くて、大きな窓からは街が見渡せるし、トイレも広くて使いやすい、ホントお金って有る所には有るのね…


「明日香ちゃん、思い出した?」


「いえ…」


思い出したも何も、こんな部屋来たことも見たことも無いです。

この子ってホント凄いお嬢様だったんだな。


「そう…明日から学校だけど、お休みしようか?」


知らない学校に行くのもアレだが、勉強に遅れるのも良くないよな。

休んでばかりだと内申書も悪くなるだろうし、万が一明日香本人が戻った時に困らない様にはしてあげないとな。


「いえ、学校は行こうと思います。」


「そう、もし無理だと思ったら言ってね?」


「はい。」


こうして僕は、明日から学校に行くことが決まったのだった。


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