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天国のあとに残った灰  作者: 霧崎 蒼司


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第97話: 敵を理解する者

戦場へと視を戻す。


ゾアとアスタイルは、魔力の余韻によって無残に耕された空き地の中央で、再び対峙していた。激突の響きはない。空気を切り裂く金属音も途絶えた。ただ、互いの呼吸がはっきりと聞き取れるほどの、張り詰めた静寂だけがそこにある。

かつては不倶戴天の敵として相容れなかった二人が、今はただ見つめ合っていた。

あたかも、互いの眼差しの奥深くに潜む思考を読み解こうとするかのように。


「……随分と変わったようだな、ゾア」


二度目。

それは偶然ではない。

アスタリオンは意図的にその言葉を繰り返した。

挑発でもなく、過去を蒸し返すためでもない。

ただ、認めざるを得なかったのだ。


ゾアは微かに眉をひそめた。

「……二度目だぞ、変異体」

彼は一拍置き、相手が手にする槍から視線を逸らさずに言った。

「俺もずっと考えていた。このゲームのこと、タツマキの村のこと、そしてお前がこれらすべてを引き起こした理由をな」

その声には、以前のような険しさはなかった。

「最初は、お前をただの操り人形だと思っていた。高みにいる誰かに操られ、火を点けるために放り出された駒だと」


アスタリオンは目を細めたが、言葉を遮ることはなかった。

「だが、今の俺にはお前が人形には見えない」

ゾアは続ける。ゆっくりと、だが確信を持って。

「俺に見えるのは、自ら選択を下している一人の男だ。お前は命令に縛られているのではない。一つの理想、あるいはすべてを賭けるに値する巨大な理由に縛られている」


冷たい風が吹き抜け、アスタリオンの暗い外套を揺らした。

「お前は、高みの住人たちの関心を必要としている。彼らがこの場所を見下ろさざるを得ない状況を。無視できないほどの事態を」

ゾアは拳を固く握った。

「そのために、お前はこの生死のゲームを作り出した。最強の者たちが姿を現さざるを得ないほどの、残酷な舞台をな」

その眼差しはより深く、鋭くなる。

「……お前は成功した」


沈黙が流れる。

「だが見据える最終的な目的が何なのか……それだけは俺には分からない」


アスタリオンは、低く笑った。

それは嘲笑ではない。

不意を突かれた者の笑いだった。

「……本当に、変わったな。ゾア」

彼は手の中の槍を軽く回した。

「物事をその角度から捉えるなど……以前のお前には到底できなかったはずだ」


ゾアは答えない。アスタリオンが続ける。

「だが、私がその目的を誰かに分かち合うことはないと、お前も分かっているはずだ」

「分かっている」

ゾアは即座に答えた。

「真実のすべてを知る必要はない」

彼は声を落とした。

「ただ、一つだけ信じたいことがある」

その瞳から殺気が消えた。

「お前は金のためや、強欲、あるいは殺人の快楽のためにこんなことをしているんじゃない」

「もっと、遠くにある何かのために動いているんだ」


――後の世。

戦争と憎しみによって朽ち果てた社会。

「もしそれが真実なら……俺がお前を憎む理由はどこにもない」


アスタリオンは、長い間ゾアを見つめていた。

「……私を救済する英雄にでもなるつもりか?」

「いや」

ゾアは首を振った。

「俺はお前を理解したいだけだ」


暗い森の中に、長い沈黙が横たわった。

「この世界で……まだポジティブな何かを信じられるのなら、俺は信じてみたい。誰もが暗闇しか見ようとしなければ……俺たちには本当に、何も残らなくなるからな」


風が止んだ。

空間は奇妙なほどに静まり返る。

アスタリオンはそれ以上、何も語らなかった。

彼は背を向けた。

「……今日の戦いは、ここで終わりにしよう」

その声は平穏だった。

「残りは……私とお前の仲間たちが、自分たちで決めることだ」

彼は一拍置いて付け加えた。

「結果は、すでに出ている」


彼の姿は、森の闇の中へと徐々に溶け込んでいった。

ゾアは立ち尽くしていた。

彼は剣を収めた。

「……おそらく俺は、仲間を救うためだけにここへ来たんじゃない」

微かな溜息が漏れる。

「時には……敵をも救わなければならないのかもしれないな」

彼の視線は、アスタリオンが消えた方角へと向けられていた。

「だが、願わくは……いつの日か、『敵』という言葉が俺たちの間から消えてくれることを」


――場面転換。


そこからさほど遠くない、別の森。

アスタイルは墨を流したような夜空の下を、独り歩いていた。頭上に煌めく星々は、先ほどまでの混沌とはあまりに不釣り合いだった。

乾いた葉を踏みしめる足音が、静かに響く。


Kとの戦いは終わった。

アスタイルの勝利だった。

だが、無傷というわけにはいかなかった。

左肩には長い裂傷があり、血は乾いて黒ずんだ跡を作っている。深く息を吸い込むたびに、右脇腹が鈍く痛んだ。魔力も半分以上を消費している。

Kの力は、冗談で済むようなものではなかった。

あの壊滅的な攻撃は、一瞬の間にアスタイルを限界まで追い詰めた。


だが――。

致命傷はない。骨も折れておらず、内臓への深刻なダメージも免れている。

いまだ、戦闘継続は可能だ。

そして何より。

彼の精神は、微塵も揺らいでいなかった。


アスタイルは空を仰ぎ見た。

「……まだ足りない」

その声は低い。

彼は新たな敵を求めていた。

それは好戦的だからではない。

彼は知っているのだ。

このゲームはまだ終わっておらず、闇のどこかにさらなる強者が待ち構えていることを。

唯一の懸念は――。

今の肉体が、もう一戦持ちこたえられるかどうか。


遠く闇の中から、微かな殺気が閃いた。

アスタイルは足を止める。

その口角が、僅かに吊り上がった。

「……ようやく、来たか」


森は再び、激動の予感に震えようとしていた。


アスタイルの次なる目標はセシリアだった。

実のところ、ゲームの開始当初から、それは彼の標的だった。

ハンター側の視点で見れば、理由は明白だ。セシリアは多くのメンバーを無力化しうる「天敵」の一人だからだ。彼女の「空間破壊」は単なる強力な攻撃ではない――それは「防御」を無視する。


その最たる例がアスタイル自身だ。

彼が生み出すルビーの層は、ほぼ絶対的な硬度を誇る。表面だけでなく、内部構造までもが特殊なエネルギーで強化されている。理論上、それは完璧な防御のはずだ。

しかし、「空間破壊」は殻を突き破る必要がない。

「通り抜ける」のだ。

外側の全防御層を無視し、内部の標的に直接作用する。ルビーがどれほど硬かろうと、攻撃はアスタイルの体内へ直接出現し、内的なダメージを与えることができる。

それはアスタイルが弱いからではない。

セシリアの能力が、難攻不落と思える存在を打ち砕くために生まれてきたものだからだ。


もちろん、アスタイルが接近方法を変え、防御ではなく攻撃に転じれば、その相性は大幅に緩和される。

だが現時点において、「空間破壊」は戦場で最強のダメージ源と見なされている。もしKが純粋な筋力でルビーの構造を破壊できるのであれば、能力の本質を持つセシリアならば、なおさらそれが可能なはずだ。


戦略的な観点から言えば、多くのメンバーにとっての天敵を排除することは必然。

最優先事項ですらある。

だが、アスタイルにとっての理由は、それだけに留まらない。

彼は強者を打ち倒したいのだ。

相応しき戦い。

弱者はあまりに凡庸であり、超越した強者は戦いを楽しむ余裕を奪う。圧倒されるか、不満の中で退くかの二択しかない。

セシリアは違う。

彼を本気にさせるほどに強く。

それでいて、手の届かぬ高みではない。

力を誇示するための、完璧な相手。

彼女に勝利することこそが、アスタイルがこのゲームにおいて誰の下にもいないことを示す、最も明確な宣言となる。


アスタイルが多重人格を抱えているという仮説は、いまだ実証されていない。

だが、彼が当初の目標であるセシリアに固執し続けているのであれば、これが「主人格」である可能性は高い。

人格が入れ替われば、通常はその目的も変わるからだ。


観測モニターの前に座るアコウは、頬杖をつき、沈思黙考していた。

アスタイルの中にいる人格たちが、一つの共通の目的を共有している可能性も否定できない。完全に切り離された個ではなく、一つの目的地を目指すパズルのピースのような存在。

それはあり得ないことではない。

だが、アコウの直感は別の答えを告げていた。

あの肉体の中には、本当に異なる「人間」たちが同居している。異なる思考。異なる視点。

ただ、奇妙な偶然によって……彼らの目的が一致しているだけだ。

あるいは――。

何かもっと深い力が、すべてを同じ方向へと調整しているのか。


アコウは微かに目を伏せた。

「……結局、お前は何者なんだ、アスタイル……」


アスタイルが広大な森を抜け、その空き地に足を踏み入れた瞬間、彼は足を止めた。

そこには、先ほどの戦いの爪痕が色濃く残っていた。砕かれた岩石。切り倒された木々。空気にはいまだ、エネルギーの余韻が漂っている。

そして、その空き地の中央に――。


ゾアが、立ち尽くしていた。

アスタリオンとの戦いが終わってから、さほど時間は経っていない。呼吸は整い、エネルギーの消耗も深刻な段階ではない。その眼差しは依然として鋭い。


二人の視線が交差する。

一瞬の驚きが走ったが。

すぐに消えた。

誰も先に口を開かない。

理由を問う必要も。

宣言する必要もない。

視線が互いを射抜き、固定される。

二人は理解していた。

新たな戦いが――。

始まろうとしていることを。


観測モニターの向こう側で、アコウが短く息を吐いた。

「……試合のテンポが速すぎるな」

彼は呟き、空き地で対峙する二人の影から目を離さない。

「……だが、それでいい」

「少なくとも、ゾアの覚醒プロセスにとっては好都合だ」

立て続けの戦い。重なるプレッシャー。もしゾアが本当に新たな段階への入り口に立っているのなら、これこそが完璧な触媒となる。


先に口を開いたのはアスタイルだった。

その声は低かったが、隠しきれない苛立ちが混じっていた。

「興味のない奴と向かい合うのは、本意ではないのだがな」

彼は首を傾け、冷淡な眼差しでゾアを見た。

「……そこをどいてくれないか」


ゾアは微塵も揺るがなかった。

「……あいにく、それは不可能だ」

即座に応じる。その声は平穏だが、確固たる決意に満ちていた。

「危険な奴が、仲間の元へ通り過ぎるのを黙って見逃す奴はいない」


アスタイルは鼻で笑った。

その口角には、明らかな軽蔑の色が浮かんでいる。

「……危険、だと?」

彼は声を低め、一文字ずつ引き延ばすように言った。

「その言葉は、お前自身にこそ相応しい」

眼光が鋭くなる。

「……お前の軟弱な仲間たちではなくな」

「ヒーロー気取りはやめておけ」


空気が重く沈み込む。

ゾアは、相手の言葉の一つひとつに宿る強烈な傲慢さを感じ取っていた。だが、それは空虚な虚勢の類ではない。

真の実力を持つ者だけが抱く自信だ。

ゾアがアスタイルと直接対面するのは、これが初めてだった。彼について知っているのは、間接的な情報と他人の分析に過ぎない。

本物の彼という人間には――。

まだ触れていなかった。


モニターの前で、アコウが眉を寄せた。

「……また、変わったな」

彼は呟く。

「今度は『傲慢』か?」

声のトーン、佇まい、言葉選び――それらは先ほどまで観測していたものとは明らかに異なっていた。

これが単なる心理的な揺らぎでないとするならば。

多重人格の可能性は、より現実味を帯びてくる。


空き地の中央で、ゾアはゆっくりと手を挙げた。

彼の剣が空中に再構築され、冷たい光が鋭利な鋼へと凝縮されていく。

彼は剣先をアスタイルへと真っ直ぐに向けた。

「無用かどうか……」

淡々とした声で言う。

「……試してみたらどうだ?」

その眼差しに迷いはない。

「新しいルールのおかげで、この戦いは公平なタイマンになる」


アスタイルは目を細めた。

「……公平?」

その口角が吊り上がる。

「公平かどうかなんて関係ない。……俺が勝つ」

彼は前方へ一歩、静かに踏み出した。

「たとえ仲間に守られていようと、そいつがお前を守り通すことなどできはしない」


ゾアは微かに眉を寄せた。

その言葉は、もはや単なる挑発ではなかった。

一種の――制御不能に近い「昂ぶり」が混じっている。

彼は声を低めて言った。

「……武器を構えて戦え」

「無意味な言葉を並べるのは終わりだ」

ゾアの眼差しが冷徹に沈む。

「ただ静かに、戦うだけでいい」


風が吹き抜ける。

ゾアは、はっきりと感じ取っていた。

アスタイルが、異様に昂ぶっていることを。

だが不可解なのは――なぜか、ということだ。

ほんの数言のやり取り。深刻な侮辱も、精神的な打撃も与えていない。

にもかかわらず、その瞳の揺らぎはあまりに明白だった。

それは――道理に合わない。


人格に欠陥があるのか。

あるいは、彼の内側で何かが引き裂かれようとしているのか。

その瞬間、ゾアは自分がもはや普通のハンターと対峙しているのではないことを悟った。

この感覚。

理性的な戦士の前に立っているのではない。

一人の「狂人」の前に立っているのだ。

ほんの小さな火種一つで――完全に爆発してしまうような、危うい狂気の前に。


アスタイルはゾアに考える時間を与えなかった。

瞬き一つの間に、鋭利なクリスタルの棘が地面から突き出し、地中から放たれた槍のようにゾアへと殺到した。それらは星光の下で煌めき、眩惑的なほどに冷たく白い光を反射している。

美しい。

そして、致死の。


ゾアは後方へ跳躍し、迫りくる数本の棘を剣で薙ぎ払った。クリスタルの破片が空中に飛び散る。

地に着いた瞬間、彼の脳は即座に分析を開始した。

相手の力は並外れている。

だが、白龍のような絶対的な圧倒感とは質が違う。

宝石……クリスタル……ルビーに関する能力か。

共通点がある。

それらには必ず「付着点」が必要だ。

地面、あるいは物理的な表面。結晶化し、突き出すための場所が。

ならば――。


ゾアの思考が途切れた。

アスタイルが、すでに目の前にいた。

速すぎる。

彼は剣を握るゾアの手首を掴んだ。

「お前、何を――」

言葉は完結しなかった。

その能力の、忌まわしき真実が露わになる。


ゾア自身の腕の「内側」から、深紅のルビーの棘が突如として生え出した。それらは内側から肉を貫き、筋肉を穿ち、毒々しい芽のように外へと突き出したのだ。

鮮血が飛散する。

骨を引き裂かれるような、凄まじい激痛が走った。


ゾアは戦慄した。

外側からではない。

「内側」からだ。

彼は腕を振りほどこうとしたが、巨大な釘のような紅い結晶が、彼の腕をその場に固定していた。肉体が、空間そのものに打ち付けられたような感覚。

千分の一秒の間、パニックが過る。

もし、奴が心臓に触れたら……。

あるいは脳に触れたら……。

二度目のチャンスなど、存在しない。


その瞬間、ゾアは歯を食いしばり、腰を捻って渾身の力で剣を円形に振り抜いた。

エネルギーの奔流が爆発する。

周囲の石の棘は、彼の腕を固定していた結晶ごと粉々に砕け散った。

アスタイルは斬撃を避けるため、即座に後退した。


ゾアは地に着き、荒い息を吐く。

顔色は蒼白になり、背中には冷や汗が流れた。

ほんの一刹那。

一拍でも遅れていれば――。

彼は死んでいた。


「……何て、ふざけた能力だ……」

ゾアは剣を固く握り締める。

もし今の接触が急所であったなら、死はあまりに容易く訪れていただろう。


対峙するアスタイルは、瞳に激しい怒りを湛えて立ち尽くしていた。その瞳孔は、昂ぶった野獣のように収縮している。

それは戦士の眼差しではない。

獲物を邪魔された獣のそれだ。


ゾアは静かに重心を低くした。

精神状態が――不安定だ。

昂ぶりが、あまりに露骨すぎる。

(……一刻も早く、決着をつけなければならない)

彼は足に力を込め、決定的な一撃を叩き込むべく跳躍の構えをとった。


だが――。

突如として。

殺気が消えた。

アスタイルの表情が和らぐ。

その瞳には、異様なほどの静寂が宿っていた。

その豹変ぶりに、ゾアの動きが僅かな間、凍りついた。

一拍。……油断を誘うには十分な、致命的な一拍。


より低く、安定した声が響いた。

「これほどの強敵……」

「お前のような『下の子』では、勝ち目はないよ」

その口角が、ごく僅かに吊り上がる。

「……今回は、長兄あにさんに任せなさい」


ゾアは衝撃を受けた。

言葉の意味を咀嚼しきる前に――。

アスタイルが消失した。

そして、彼の真横に出現した。


「この相手は、前の奴のように弱くはないな」

その声は淡々としており、もはや狂気の欠片もなかった。

「だが、白龍ほど恐ろしくもない」


彼の手が、ゾアの肩にそっと触れた。

ただの、軽い接触。

ゾアは生存本能に突き動かされ、即座に全力で後方へ飛び退いた。

瞳孔が収縮する。

冷や汗が吹き出す。

だが、身体が宙を舞い、後退している最中――。

「内側」から、凍てつくような感覚が広がった。

表面ではない。内面だ。


「……ほう、見事だ」

アスタイルの平穏な声が響く。

「全身を崩壊させられたと思ったのだがな」

「……一部だけか」


――ドォッ!


ゾアの体内から、深紅のルビーの棘が咲き誇るように突き出した。

左肩が、完全に貫通される。

空中で血が噴き出した。

脳を刺すような激痛が、視界を激しく揺さぶる。

クリスタルの棘はさらに伸び続け、ゾアの肉体を空中に吊るし上げた。釘付けにされた人形のように。


彼は歯を食いしばり、それらを拳で叩き壊そうとした。

だが――。

硬すぎる。

先ほどまでとは別物だ。

構造の密度が、安定感が段違いだ。

あたかも――現在操っている者が、別次元の階梯で能力を制御しているかのように。


事態を好転させる間もなく――。

アスタイルが、眼前に現れた。

今度は、狂気すら介在しない。

ただ、恐るべき静謐があるのみ。


彼の掌が、ゾアの胸に置かれた。

ちょうど、心臓の位置に。


「終わりにしようか」

その眼差しは、微塵も揺るがない。

「さらばだ。……不運な守護者ヒーロー殿」

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