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魔女のいない世界で  作者: 海乃果
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麻布

 最上隊長と加賀副隊長は本社に残って書類整理などを済ませる。


 最上には隊長としての仕事だけでなく第2警備本部課長としての仕事もあり加賀は警備本部でも係長として最上を補佐している。


 「加賀さんありがとう」


 「え?なんのことですか?」


 「助け舟を出してくれたから」


 「ああ、そんなことですか、気にしないでください」そう言って最上の横にぴったりと寄り添う。最上には妻子もあるが2人は何年も前からそういう関係になっていた。



 山田と近藤と亜香里は3人で居酒屋に入っていった。


 居酒屋と言っても麻布あざぶにあるそれはたたずまいから高級感が漂っており学生が入れるような雰囲気ではない。


 席に着いてお通しが置かれると山田が代表して食べ物を注文する。


 飲み物は山田と近藤が生ビールをジョッキで頼み、亜香里はグラスでビールを頼んだ。



 『カンパーイ』3人の声が揃う。



 「山田先輩!」


 「なんだ?近藤」


 「今回の任務、おかしくないですか?」


 「あー、まあ、そうか」


 「おかしいですよ」


 まだジョッキのビールを半分くらいしか飲んでいない近藤が大きな声を出す。


 「近藤センパイ、声大きい」亜香里が近藤をたしなめる。


 「なんだー亜香里、お前先輩に指図するつもりか?研修所の成績が上だからか?」


 「そ、そんなことないですよ、ただ、社外秘もあるので気を付けてくださいよお」


 「そんなことは分かってる、しかし、今回の任務はな」


 「まあまあ、近藤落ち着け」


 「山田先輩、おかしいと思わないんですか?」


 「おかしいとか考えていたら自衛隊もうちの会社もやっていけないのでな」


 「大人なんですね」


 「俺はな、今回の護衛は半々だと思っている、全く何もなく終了するか、“何か”あるか」


 「防衛省はどのあたりが動いているんですか?」


 「おそらくは林三佐」


 「情報本部ですか・・・」


 「え!!情報本部が動いているんですか!」


 「亜香里、声が大きいぞ」逆に近藤に指摘される。


 「研修期間中にちょっと色々聞きかじっているんですよお、情報本部の仕事ってことは国家機密じゃないですか・・・」


 亜香里の言葉の後、料理が運ばれてきて3人は少し無言になって食事をする。


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