隊員名簿
駅に着くと瞬は大きく息を吐いた。
「ふう」
「お疲れ様、瞬」
「緊張したあ」
「かっこよかったよ」
「落合社長はちょっと威圧感強すぎだよ」
「うんうん、相当な人だねえ」
「実戦経験があるのかもしれないな」
「実戦経験かあ」
「でもさ、防衛省が動けないことも不法侵入になることも全て分かっていて受けてくれたんだど思うよ」
「そうだよね、瞬の研究もなんかすごいところまできちゃっているんだね」
「うん、六本木まで近いんだからヒルズでも寄って行こうよ」
「あ、うん、あそこはアイテム数も多くてちょっと見ていきたいんだよね」
「買ってあげるよ」
「だめー、今回の警備だって相当なお金が出るんでしょ?」
「大丈夫、警備料金その他諸費用については林さんが前もって振り込んでくれているよ」
「でも、いいわ、瞬が正式に研究者になった時にたくさん買ってもらうから」
「そうかあ、まあ、ウインドウショッピングでいいか」
2人は六本木ヒルズの巨大な商業施設に飲み込まれていった。
二日後
2人はまた陸海警備保障を訪ねた。
落合社長が出迎えてくれて、隊長を紹介してくれた。
「彼が隊長の最上一機です」
紹介された最上が軽く一礼をする。
身長は180センチはあるだろうかきびきびとした身のこなしをしている。自衛隊上がりなのだろうか。
「隊員の名簿はここにあります」
そう言って最上は瞬に隊員名簿を渡す。
瞬はそれに軽く目を通す。
隊長 最上一機 30歳 男性 陸自の特殊部隊出身
副隊長 加賀このみ 女性 33歳 陸自出身
隊員 山田翔 男性 27歳 陸自出身
隊員 近藤勇気 男性 25歳
隊員 真島亜香里 女性 22歳
写真だけ見ると全員真面目そうな表情だ。ボディーガードをやるだけあって精悍な顔立ちをしている。




