決着
せつなはすぐさまレオンを抱え、魔法を避けようとしたがレオン諸共重力魔法で地面に押し潰される。押し潰したレオンに目掛けヒュドラは闇魔法を放つも、せつなたちの目の前に氷の壁が5枚現れて3枚ほど砕かれるが闇魔法を防いだ。
(ナイスフブキ、と思ったけど…砕けた氷が重力魔法も相まってめちゃくちゃ重い、と言うか結構痛い)
砕けた氷が全て、地面に押しつぶされているせつなの上に落ちた。レオンにはせつなが庇ったため氷はレオンの上には落ちなかった。
フブキはすぐさませつなたちをヒュドラの後ろに転移させ、重力魔法から抜け出した
(あれめっちゃ痛かったな、特に氷が)
「ごめんって、今度はああいうふうにならないようにするから、とりあえず傷は回復させておくから」
フブキはせつなの傷(氷が落ちてきた場所)とレオンの傷を回復させた
「なんで俺まで回復すんの」
レオンは体の傷が回復していく様子を見てせつなに言う
「この状況でも人間に回復されたくないのか、お前再生魔力もう尽きてるから、自分のことは回復できないだろ」
「いや、俺は固有魔法で自分の傷なら回復できるからそっちで回復させようと…」
せつなとレオンの間で気まずい空気が流れる
「あっ…そう…なの」
「ごめん俺の固有魔法のこと言ってなくて…」
「まぁ…気になるけど今はそんな状況じゃないし…また明日聞く、約束破った説教もその時な」
「えっ」
せつなはレオンにそう言い残してヒュドラに向かって行った
(だいぶ作戦と違う方向になってたけど残り4分、まだ間に合うな、やるぞフブキ)
「私もう精霊力がカツカツなんだけど」
「威力は下がってもいいから僕の無駄な魔力使って節約してくれ、と言うかフブキの魔法がなくなったら僕が死ぬ」
「生殺与奪の権を私が握ってるってことね」
(怖いこと言わないでくれる?)
(コントせずに早くヒュドラを無力化してくれないか?)
王兎が痺れを切らしてツッコミをする
「誰もコントしてないわよ!」
(うるせぇ、急に叫ぶな、早く魔法の強化して)
フブキはせつなに強化魔法をかけて せつなの準備が整いヒュドラの後ろに着いていた
ヒュドラはさっきまでそこにいたレオンを見失って対抗手段がない獣人の冒険者たちに攻撃をしていた。その時後ろから中位ほどの闇属性の魔法が闇の頭に直撃するも、頭が吹き飛ぶほどの威力ではなかった。が闇の頭に初めての直撃したためヒュドラは警戒し、頭の無い首6つをせつなが近づかないように振り回して、闇と重力の魔法をせつなに放つ
(結構距離あったのに当たるんだ)
かなり距離があった場所からフブキの放った闇魔法がヒュドラの頭に直撃したことを不思議に思う
(さっきからずっと我が生命力を吸い取っているから動きが鈍くなっているのだろうな、今も首を振り回しているが我を振り落とせてはいないしな)
「とりあえず王兎ちゃんがヒュドラの動きを鈍くしているみたいね」
(なら今がチャンスってことか…フブキ、重力の頭の上に転移できる?動きの遅い今なら石を口の中に放り込める)
「できるけどヒュドラの目の前な分死ぬ可能性は高いんだけど…せつなくんはそれくらいじゃおじけつかないか…やってやるわ!」
フブキが魔法を唱え、せつなを重力の頭の目の前に転移させた。フブキは咄嗟に何かを唱えていた
(なんで目の前ってヒュドラも動いてるから多少座標外れるか)
目の前に現れ、せつなもヒュドラも驚いたようだが目の前の重力の頭はせつなを倒すためにすぐに魔法を放つ
せつなはヒュドラが口を開け魔法を撃つのを確認した瞬間周りがいつも以上に遅く見えた、その遅く見えている中、空中で自分が何ができるかを必死に考え、考えた結果、ズボンのポケットに入っている石をその空いた口に放り投げた。




