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秋の日の散策

気温が下がり、急に物憂い数日を


覚えたとき


そうだ、旅をしよう、と


近くの海まで


1日太陽を浴びて、旅をした


まだ赤くはならないけれど


だんだんと色づく木々


見ているうちに


ボロボロの枯葉までが愛しくなる


もしかすると、ひとは


落ちる1枚の枯葉を何にも感じず


当たり前に踏みしだいて不機嫌を撒き散らす


こころの奥では、そんな自分を、


嫌になっているかもしれないのだ


自分さえもが必ず落ちるみじめな枯葉と


思いたくない足掻きは、


枯葉1枚の美しさすら見逃して


見よ、


落ち行く枯葉は汚くもみじめでもない


ただ枯れて、大地を潤す栄養になることを受け入れて


土に還り


眠る生き物たちを育むのだ



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