第五十一話 君を守りたい理由
もうわかってるかもしれないが
わかなが男子を異様に嫌がるのは中学生の時のトラウマが原因だ
あれ以来、わかなは男子の誰ともかかわらなかった
「怖かっただろうな、あの頃は」
「けど.....それでも、俺を避けたり、嫌いになったりはしてくれなかったな」
わかなにとっては、男子全てが嫌だっただろうな
淳平とりんにも、普通に接していた
わかなは何度か、男子生徒に話しかけられて、震えて動けなかったときがあった
自慢することじゃないけど、全部俺が助けた
.....いや、これはどう言っても自慢になるか
「あ~疲れた」
「『自分を追い込んでこそ、自分のやるべきことが見える』........そういってもな、親父」
「やることが多すぎるんだよ」
俺には、やらないといけないことがある
やらなくちゃいけないことがある
昔もそうだった
「......頑張りますか、仕事」
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過去の話に戻ろう
あれは、中二の夏休みのことだった 、わかなと家で勉強をしていた
「分かんないとこあるか?」
わかな「ううん、大丈夫!」
「そうかい」
ソファに座り、横からわかなを見守る
...........こんなこと言うとあれかもしれないが
最近、わかなの雰囲気が少し大人っぽくなった
……正確に言えば、胸が大きくなった
中一の冬くらいからそう思っていたけど、この夏になってからは目のやり場に困るくらい成長していた
「.........(´ε`;)」
わかな「?」
「.......ちょっとトイレ行ってくる」
わかな「うん.......」
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「あー.......」
胸がでかくなると同時に、もっと魅力的なったというか
可愛くなった気もする
「何やってんだよ、俺」
「来年受験だろ.....」
自分の頬を叩く
「自重しよう」
そう自分に言い聞かせる




