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目覚めは悪夢の始まり
CHAPTER8 目覚めは悪夢の始まり
...はっ!?
夢...だった?
「霧人!?」
ガバッと身体を起こす。
ここは...あの大きな木の前。時間は...来た時と同じ...
何もかも夢だった?
...あれ。
なにがあったっけ...?
誰がいたっけ?
なんでだろ、なんでここにいるんだろ。
帰らなきゃ。
「ただいまー...」
「あら、忍。首どうしたの?」
「え?」
「鏡見てきなさいよ、酷いことになってるわよ。それに、今の季節に桜なんてねぇ...」
お母さんに言われ洗面所で鏡を覗く。
な...にこれ...
首にはハッキリと赤い痣。手の形。そこについた1枚の花びら。
...桜。
なにがあったの?
「ノート...」
カバンを漁りノートを取り出す。
そこには...
「絵。綺麗な桜...」
思い出した。色鉛筆でしっかり細部まで書き込んだその絵は、間違いなく
「紅に染まる桜...」
霧人。何故霧人はあんなことしたの?何故あんなに苦しそうな顔をしてたの?
何故...
何故、霧人は泣いていたの?
もう一度、行かねばなるまい。
桜木 霧人。桜木 霧人。霧人、霧人、霧人!!
もう忘れるものか。
絶対、絶対!!
来週の日曜日。それが決行日だ。




