表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/33

第二十二話

「そういえば知ってる?」

「何をですか」

深屋へと、面白そうに部長さんが言う。

「この学校の都市伝説だよ。文化祭の日に告白をしたカップルは、ずっと一緒に居られるっていう話」

「誰かから聞いたような……」

深屋がぼんやりと答えているが、どうもその相手を思い出すことはできないらしい。

どうせ、同級生か、あるいはどこかで出会ったうわさ話だろう。

「それって本当なんですか?」

「本当、本当」

俺の質問に、部長さんが教えてくれる。

「私の一つ上の先輩の学年で、文芸部の人がいたんだけど、その人がさらに先輩に告白して、付き合いだしたっていう話があるのよ」

「じゃあ、本当なんですねっ」

食い気味に深屋は聞いている。

なんで女子っていうのは、そういう恋話に夢中になれるのだろうか。

俺にはそれが分からないまま、クッキーをカバンに入れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ