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第十七話
買い物というので、てっきり商店街か、何かしに来たのかと思ったが、真っ先に向かったのはスーパーだった。
「何か買うのか?」
「そうそう。お菓子作りに必要なものね」
えーっと、と言いつつ、真っ先に材料のコーナーへと向かう。
この辺りには作る人が多いらしく、比較的多く材料が置いてあるらしい。
「んで、何を作るつもり?」
「これ」
手書きのメモを見せてくれる。
「……チョコレートクッキー?」
「ピンポーン、大正解」
深谷が答えた。
「誰に作るんだよ」
「まあ、誰にでも。かな」
何かいい含みがあるような気がするが、そこは気にしないことにした。




