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グリフィン乗りのレイラ  作者: とと


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12/44

新しい生活

読んでいただきありがとうございます。

次の日、私がこれからどうしていくか、みんなでいろいろ話した。


まずは準備を整え、日を決めてラミばあさまも一緒に、私の家族に会いに行く。

その時に、私の封印をいつ解くか決める。

私がこれからの生活をどこでするか決める。


「ではラミばあさま。私たちは一度城に戻り、国王に報告し、城に来ていただく日を決めて連絡します。ルシアの事、よろしくお願いします」


「レイラは私の娘も同然だよ、言われなくてもしっかり守る」


そういうラミばあさまの隣に、アロイスさんが並んで立ち、ルイお兄様に手を振っている。


「アロイス。なんでそっちに立ってるんだ!」


「僕は今日からレイラと一緒にいる、ルークとも仲良くなりたい」


「おい。あんたを泊める部屋は無いよ」


「じゃあ。レイラと一緒の部屋にする。ルイ♪僕のワイバーン数日中にこっちに連れてこさせて」


「わあ~。ワイバーンに会いたい。仲良くなりたいな」


「レイラ。きっと仲良くなれるよ、一緒に空を飛ぼうか」


「いいの♪うれしい」


アロイスさんは私の頭をごしごし撫でた。


「ぎゅるー」

「アロイス!ルシアに気軽に触れるな」


ルークとルイお兄様の声が重なった。


その後も帰る!帰らない!と揉めたが、結局アロイスさんは、こちらに残ることになり

ラミばあさまは、ぶつぶつ文句を言いながらも、アロイスさんのお部屋を準備してくれた。



「働かない者に飯は出さないよ!食材を昨日お前さん達が食べつくしたから町に買い出しに行ってきておくれ」


ラミばあさまはアロイスさんに買い物かごを渡した。


「私も一緒に行くね。村のみんなを紹介する」



村を案内しながらお買い物をして、アロイスさんの事は、ラミはあさまの遠い親戚のお兄ちゃんで、少しの間一緒に暮らすと説明した。


リリーお姉ちゃんなんて、アロイスさんのきれいなお顔に、大興奮しながら喜んでいた。




✿ ✿ ✿




必要なものをみんな買って、森に戻る途中の丘で草原に座り

ひと休み中。


「いい風だな~」


アロイスさんの短い黒髪が風になびく。

本当にきれいな紫の瞳。

夕日に混ざってワインみたいな色だ。


ぼんやりアロイスさんの横顔を眺めていると。

突然アロイスさんがこっちを向いた。


「俺のことは、アロって呼んで」


「アロさん?」


「ただのアロ」


「いいの?   じゃあアロ」


「そうだな。村ではレイラ、城の名前はルシア。  どっちでよぶのがいい?」


「今まではレイラとしか呼ばれた事が無いから……ルシアって呼ばれてもまだどうしていいかわからない」


「じゃー。俺だけの呼び名にしよ。

レイラのレと

ルシアのアで

レーアはどう?」


「いいよ。アロ」


新しい呼び名。

それだけで丘から眺める村の景色が違って見えた。




これからのレイラの人生が美しくありますように。

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― 新着の感想 ―
新しい呼び名があるだけで違って見える景色。 良いですね〜。 (*´ω`*)
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