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グリフィン乗りのレイラ  作者: とと
誕生 編

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13/55

マグナス殿下の 憂鬱

読んでいただきありがとうございます。

マグナス 視点


「おーい。レイラ!」


祭りから数日後、俺は、直ぐにレイラに会いたくなって、シリン村を訪ねた。


レイラが住むはずの、森の小さな小屋には、何度行こうとしても辿り着けず…………。


丘の上で途方に暮れていると、グリフィンに乗るレイラを見つけ、大きな声で名前を呼んだ。


気がついた彼女は、グリフィンで滑空し降りてくる。


「わあ。マグナス、今日はどうしたの?」


レイラの笑顔に、俺の顔も思わずほころんだ。


「会いに来るっていったろ。元気にしてたか?」


「うん。マグナスは?」


「まあまあかな。それより、レイラグリフィンに乗れるんだな」


「そうなの。ルークって言うのよ、かっこいいでしょ」


レイラは、ルークの首のあたりを撫でる。


「俺も、触っていかな?」


「ルーク。マグナスは、私のお友達なの。撫でても大丈夫よね」


「ぎゅるー」


低めの小さな声で、ルークが鳴いた。


そっと同じように、首元を撫でるが、嫌そうにルークが鳴いた。


「ぎゅる。」


「はーまだ俺には、あまり撫でられたくないみたいだな~。慣れてきたら、レイラと一緒に、俺のこと乗せて欲しいな」


「ぎゅ」


どんどんルークの声が、低くなる。


「そういえば、隣のゾール王国では、ペガサスがいるんだよ!仕事で行ったときに見たんだ」


「わーすごい。私見たことない!ええ~どんな色なの?本当に馬に羽が生えているの?空を飛べるの?飛んでるところ見たことある?」


次々に繰り出される、レイラの質問に思わず、声を出して笑う。


「あはは。見たことあるよ、色は栗色や白、黒もいたな、背中に大きな羽があって、飛び立つんんだ!今度一緒に乗せてあげるよ」


「すごい、マグナス乗った事あるの?」


キラキラした瞳で、見上げるレイラに、思わず本当のことを話してしまいそうになる。


「やや。ゾール王国に、ペガサスに乗れる友達が居るんだ。向こうで騎士をしてるから!頼めば乗せてくれると思う」


「すごーいい。楽しみ」


あぁ~。あの日レイラの笑顔は、キラキラ輝いていた。


レイラを喜ばせたい。


ペガサスに一緒に乗りたい。


そしたら…………。レイラのあのふわふわした髪に、触れられるのかもしれない♪




✿ ✿ ✿



それから数日後、またレイラに会いに行こうとすると、なぜだか村にも入れなくなっていた。


調べるとゾール王国側に結界が張られたらしい。


誰だ!邪魔してる奴!


さらに、レイラの調査も、なかなかうまく進まない。


15年前に姿を消したか、市位に下った貴族が居ないか、いろいろ調べているが、レイラと思われる人物は見当たらない。


唯一、王家の末娘が病弱で、今まで一度も社交界に顔を出していない。


末娘にはいろいろ噂があるが…………。


16歳で、デビュタントを迎えるとすれば、あと半年ほどで顔が拝めるか…………。


それにしても、レイラに会いたい~。


ぐぅ~。


こうなれば正々堂々、正面から乗り込むか!俺は、決意を拳に握り込んだ。



マグナスの夢がかなうといいですが((+_+))


誤字脱字などありがとうございます。

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