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あぁ、離婚しよう。
そうですわね、結果から言うと私は結構自由でしたわ。
あのクズは愛人のいる別邸に帰って、生活しておりましたし、使用人の皆様はクズの行動に嫌気がさしておりましたので私を最初から受け入れてくれました。
それから少したった後ですわ。
あのクズが愛人と喧嘩して顔を見せるのを拒否され、本邸に帰ってきましたの。まぁ私のこと嫌いみたいですし、顔を合わせることは無いだろうと思っていました。
…あの頃の自分を殴りたいわ。
案の定、食事に誘われたわ。そこでまた、クズ発言よ。
「愛する人に拒否されたから、もうあいつは愛せない。
今日から、君の事を愛するよ。」
バカだと思いました。
その後知りましたが、私が来てから、使用人達がまともな人が来てくれたと思い雰囲気が明るくなったのですって。クズが帰ってきた時にその事を聞き俺に信頼されようと健気な人だ。我儘な愛人より私を選ぼう。ですって、
ここで私の離婚までの花道がひらきますわ。
次くらい完結です。