魔の森③
ライコウはAランクモンスターだ普通は国から依頼が出される程の脅威度だ。そんなモンスターをライム1人で勝てるはずが無いっと思っていたのだがライムはライコウが青い雷を纏った瞬間から魔法を使い始める火、風、水、土の魔法を当て、さらに火の上位魔法を放つ爆炎で周りが見えなくなる。煙が晴れていくと、そこには無傷のライコウがいた。「なっ、上位魔法受けて無傷なんて、本当にバケモノかよ」俺が喋ってる間ににライムがライコウに向かって巨大な拳を作って殴りに行っていた。その拳もライコウの纏った青い雷に触れると拳に雷が走りライムにダメージが通った。
「くっ、やっぱり強いですわね」ライムは余裕そうに見せているがこっちの攻撃はダメージが与えられず打つ手無しの状態、ライコウは触れるだけでこちらにダメージを与えてくる。こちらの方が圧倒的に不利な状況どうすればと考えていると、俺の方にライコウが口を開けたら青い雷が飛んできた。俺は魔法で何とか防御できたがもう一回ライコウが口から出そうとした時「貴様、主人様に何してるんだ」ライムの手が剣に変形してライコウの首を斬ろうとしたがやはり体に纏っている雷に阻まれて自分にダメージが返ってくる。
ライコウはライムに向かって雷を吐いた、ライムは避けることができず正面からに受けてしまう。
「………すみません主人様、私が囮になりますのでこの場からお逃げになって下さい」勝てないと悟ったライムがユーリにそう言うと、またライコウに向かって攻撃を始める。
「………俺は何してるんだ、この森に入ってから何の役にも立たずただ守られ、今だってそうだ戦闘の邪魔になってるだけだ。………何が天才だよ」ユーリは自分の顔を両手でビンタした。「……よし、覚悟決めたぞ」
ライムはライコウを倒す方法を探していた。
「上位魔法を唱えても無傷でしたからやはり接近戦をしたいんですけど、あの青い雷が邪魔で攻撃できないしそもそも私の攻撃力が低くて致命傷を与えられないやはり主人様が逃げ終えるまで時間稼ぎするしかないですね」そう考えていると「ライム、俺も一緒に戦うよ」「………何を言っているんですか、主人様はお逃げ下さい我々の力を合わせてもこのモンスターには勝てませんよ」「今逃げ切れてもライムがいないなら俺は3日もこの森で生きられないよ、だから一緒に戦わせてほしい」「………主人っっ」ライコウが俺達に向かって雷を吐いたが間一髪でライムにお姫様抱っこされ避けきれた
「はぁ〜、わかりましたよ一緒に戦いましょうでも私より前に出ないで下さいね」「ありがとう、ライム」お礼を言って抱きしめると<友好度が上がりました召喚士レベル3になりました>世界の声が聞こえた