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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
拾い物と湖の井戸
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ウネウネウニョウニョ要因はもういらない!

「よっと、お待たせ」


 オレが魔法で4Fの中央にある研究棟に瞬間移動。


 最近慣れて来た。


「マスター、ご足労頂き申し訳ございません」


 いいよ。だから跪かないで。


「それで、お願いって?」


 お婆ちゃんを立たせてイスに座らせると、改めてお願いを聞く。


「天狗が森で採取してきた木の実なんですがねぇ、どうにも魔力回復薬に向いてるんじゃないかと思いましてねぇ。以前マスターが美味しくないって言ってた魔法薬を改良出来るんじゃないかと」


「おお、いいアイディアじゃないか!」


 あれすっごい味だったからね!


「そこで魔法薬の作成を得意とする魔物を召喚して頂きたいのでございます」


「なるほどね。シヴィー、何がいい?」


「そうですね、エルフィンかオロボス、それとボティスが宜しいかと思います」


「どんな魔物? あ、いいや。指令室で確認しよっか」


 どうせ言葉で聞いても分からない。映像や静止画で見るに限る。


「では移動しましょうか。アユム様、アユム様の転移魔法を見て覚えました、私が移動を行います」


 シヴィーはオレの手を取ると、指令室へ瞬間移動を行う。


 おお、出来てる。すごいなシヴィー。


「肩とかでいいのに」


「ケヒヒヒヒ、お断り致します」


 さらっと移動して指令室の定位置のイスに着席。


 モニターに先ほど名前の挙がった魔物が表示された。


「エルフィンってまんまエルフかー」


 体内に魔石があるエルフだそうだ。


 ダークエルフと同じ様に魔物へと進化したエルフがエルフィンである。


「ダークエルフと何が違うんだ? 肌の色?」


「生活している環境によって変わるそうですよ? エルフが森林で生活して魔物となったらエルフィン、森林以外での環境で魔物に進化したのがダークエルフだそうです」


 魔物への進化っていうのが良く分かんないけど。


「人間も魔族や仙人へ進化いたしますよ?」


「ノイもそうなんだっけ?」


『ノイの場合は魔物として生まれてるから最初から魔族だな』


 エルフィンは自力では出せないので死体を買わないといけないようだ。


「オロボス、馬だな」


 馬の顔を持つ人の体を持った悪魔だ。


「エルフィンと同様に魔法薬や魔道具の精製が得意な魔物です。エルフィンより魔力値が高いのでより良い物を作成してくれるでしょう」


「おお、いいじゃない」


「問題は味覚の問題ですね。あくまでも馬なので人の味覚とは違います」


「むう」


「研究者肌が強いので納得できる品が出来るまで研究をし続けてくれる集中力はあなどれませんよ? 」


「ぬーじゃあ採用か。あとはボティスか」


 スキュラの様に蛇がいくつも生えた下半身と、びっしりと全身が鱗に覆われた魚人。


「…うん、ないな」


「左様ですか?」


 好みの問題。


 イービルアイズの時と違って今回は選択肢があるからやめておこう。


「オロボスとエルフィンにするか。オロボスが優秀なんだったらオロボスをリーダーにして、部下としてエルフィンを数体出そう」


 どちらも素では出せないので、DPを使いダンジョンショップにて遺体を購入。


 ここじゃなくて外に出すよ? 死体が目の前に出てくるの嫌だもん。


『吸収終わったぞー』


「はいはい」

2020/01/15

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いつか言われるかなーとか思ってましたけど、とうとうツッコミが!

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