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ウサギのせいで進まない!
エルフィンとオロボスを出すのに指令室に出してもいいが、ここで面倒だと思う事に気づいた。
「フィルー?」
モニター越しにフィルに声をかける。
『はい、歩様』
「4Fと行き来するの不便だから屋敷移動させていい?」
『ああ、なるほど。ケレンセリッシュ様の別荘の近くに移動させるんですか』
「そうそう、それと神殿もそっちに移動させて全部まとめてで5Fにしようかと思う」
そうすれば何かと神殿でお祈りしたがる魔物達も行きやすくなる。
『宜しいのではないでしょうか? そうなると6Fはコア様の部屋だけになさいますか?』
「コア、なんかデカイから1区画あげてもいいでしょ」
『おう! いいな。コアルームの周りに人が出入りするのも落ち着かねーし』
勝手に出入りする神様が1柱いるからね。
「こうすればケレンセリッシュ様の神像も神殿に戻せるでしょ」
『そうですね。出来る限り神々への祈りは神殿で行いたいですから』
『そうなると3Fと4Fが空いてるなー。なんか作ろうぜ』
3Fは元々1,2Fを突破してきた侵入者の様子に合わせて内容を作る予定の階だ。
だから作るとしたら4Fか?
「4Fはボス部屋だから、作るなら階層増やして5Fに? でも作る物がないなぁ」
『なんか考えとけよなー』
どうするかなぁ。
「まあ今は不便だから、とりあえず屋敷の移動だな」
「配置も考えねばなりませんね」
その辺のセンスは任せたい。
『私は屋敷の者に通知をしてきます。屋敷の外にいる者や屋敷の外に置いてある物を屋敷内に移動させておきます』
「周りの地面ごと移動するから別にいいよ」
『そうですか? それでは周知だけしておきますね』
「よろしくー」
オレは4Fの研究棟やケレンセリッシュ様の別荘、他の魔物の居住区などをシミュレーターで不便の無い程度の位置づけを考える。
動物型の魔物の厩舎が結構でかい。
「中央の湖の近くに主要施設は集まってるからな、スペースが取りにくいな」
「ケレンセリッシュ様の別荘と神殿は別ですが、それ以外の住居や施設なら多少湖の遠くでも問題無いですよ?」
「じゃあ住居は少し後ろに下げるか」
景観を損なわない様に少し移動。
畑の位置も意識しなければならない。
『湖に船浮かべようぜ』
「船着き場もいるな!」
『釣り出来る様にしとかねーと!』
「公園も用意しようか」
「アユム様、コア様、見事に脱線しております」
「『 あ 』」
いかんいかん。
でも採用。
「周辺の魔物に通知をしておかないとな」
『伝えておくか』
「頼んだ」
シミュレーターを操作して確定させる。
あれ、なんかさっきよりポイント増えてるんだけど…。
「コア、なんか必要DP増えたんだけど何コレ?」
『侵入者だな、近くにいるんだろ』
なんと!? いつの間に!?
「どこのどいつだ!? すぐに対策を!」
『映すぞー』
そこに映るは白いウサギ。
「ケレンセリッシュ様、侵入者扱いなんだな…」
「一応ダンジョン外の存在ですから」
ウサ公、とっとと帰れ!




