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開かずの塔のダンジョンマスター  作者: てぃる
宣戦布告と塔の完成
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「じゃあグレートシンガルの背に乗せて移動するか。彼らに任せる」


「「 はっ! 」」


「敵に名付きの魔物が出て来た場合連中じゃ対処出来ないだろうから護衛を付けたいな」


「あたしがいく!」


 コアさんっすかぁ。


「アユム様、コア様のボディに名をつけてはいかがですか?」


「ほ?」


「コア様のボディは機械人形です。立派な魔物で御座いますから」


「おお、なるほど!」


「え? いいのか!?」


 コアの首がこちらに向く。


「名付けをすれば多少は戦えるようになるか」


「そもそも機械人形は元来戦闘特化の魔法生物系列の魔物で御座いますから。今の状態でもオーク程度であればいくらでも蹴散らせますよ?」


「お、おおう」


 魔物の格差が良くわからなくなるな。


「ですが、確かに敵に名付けが終わっている魔物がいたら厄介なのは事実で御座います。コア様単独では何か不測の事態に陥るかもしれませんので、星丸達や天狗達も一緒に出撃させればよろしいのでは?」


 グレートシンガルはでかいから狙い撃ちに合うかもしれない。そう考えると空中で活動できる彼らは確かに適任だ。


「じゃあ第一陣、グレートシンガル3頭とその背にアーリマン達とリザードマン達。空中での護衛兼、航空戦力として星丸達グリフォン軍団と天狗達だ」


「準備させます」


「名付けされている魔物の相手は星丸とコアが相手をする形になるけど平気か?」


「もちろん!」


 超嬉しそう……。


「シヴィー」


「はっ」


「ミリアを呼んで。コアの護衛につける」


 神殿組だけど、空中で自在に動き回り戦える希少な名付きの魔物がミリアだ。


 血の気も多いしちょうど良さそう。


「畏まりました」


「いらねーよ!」


「ダメ。絶対ダメ」


 しばらくの間、神殿はミリアの代わりにリーサとリーヴァに任せよう。


「コアはどう戦いたいの?」


 魔法のエメラ様と戦女神のヒュッツァーベル様、今なら選択可能だ。


「ばーん! って殴って、ドーン! って魔法で吹き飛ばしたい!」


 両方のようだ。


「名前……名前、コアに名前?」


 考えた事なかった。


「かっこかわいいの頼むぞ!」


 上がるハードル。


「コアはコアじゃね?」


「結構名前を貰ってるダンジョンコアっているらしいぞ?」


「例えば?」


「…… ナンシーとかジョニーとか。イケメンとか」


 最後おかしい。


「機械人形に名前を付けるって形でいいんだけどな!」


「なるほど」


お人形…… に名前。なんかヤバい人種になった気がする。


リ〇ちゃんとかバー〇ーとか…… そっちに行っちゃいけない!


「………………」


「………………………………」


「ひ、ひとまず出兵の準備をさせますね」


 逃げるフィル。


「ジェリー達を集めて名付きの魔物とかを探すですの!」


「「「 お供します 」」」


 退出するノイとエディ。


「ミリアに声を掛けにいってきますね」


 念話で出来るだろう? シヴィーよ。


「ジオ、汚れてもいい服に着替えましょうね」


「わかった!」


 ジオを連れて去るシエル。


「じー」


「口で言うなやコアさん」


 ちょっとだけ時間を下さい!

上げたと思ってたけど上がってなかった!

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― 新着の感想 ―
[一言] 今までコアと呼んでたのに別の名前つけるのはハードル高いなあ。
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