第43話 こしょこしょ作戦
「和樹くん、テレビ見る?」
「いや、見てないよ」
休日の昼過ぎ。
昼ご飯を済ませ、二人ともリラックスする時間になった。
俺はソファーでくつろいでいた。そこに片づけを終えた雫が戻ってきた。
「ありがとう」
「片付け任せちゃってごめんね、ありがとう」
「いいの、和樹くん今週も頑張ったし、あれくらい私がやるよ」
さすがの甘やかしっぷりだ…。
でも、油断してたら、俺は雫の手によって、完全なヒモになってしまう。
「でも、ちゃんと俺にも頼ってよ?」
「じゃあ、夜ご飯の時は和樹くんにお願いしちゃおっかな?」
「よし、任された!」
といった、俺たちはいつも通り過ごしていた。
その後、雫はテレビを付け、俺はスマホでニュースを見ていた。
ー30分後ー
んぅー、、、なんか退屈だなぁ…
和樹くんとこうして、お互いがお互いの好きなことをやってるけど、そばにいるこの時間は凄く好きなんだけど、ちょっとかまってほしくなっちゃった…
ちら、
横目で見てみると、和樹くんは変わらず、スマホを見てる。
かまってほしいというか、構いたい!和樹くんの困った顔、照れた顔が無性に見たくなってきちゃった。
うーん、でもかといって、いつもみたいにするのもなぁ…
もっとこう、和樹くんを甘々のとろんとした顔にするには…
あっ、そうだ!良いこと思いついちゃった。うへへ
――
あーこのどうしてこの時間はこんなにも愛しいんだ?
お互いなにか喋ってるわけでもないけど、心を完全に許しあってる感じが本当に幸せだぁ。
こんな時間がいつまでも―
ガシッ!
「え?」
俺のお腹に何か纏わりつかれた。
「はーい、和樹くん捕まえた~」
「ちょ、雫?!」
状況を確認すると、雫は両足で、俺のお腹をがっしりとホールドしている。
本日の雫の部屋着はかなり薄着で、ズボンは膝にも届かない短いものを履いている。
そのため、南京錠と化した、雫の足は、白く、とてもツルツルで、非常にキレイで目のやり場に困る。
「あれぇ~?なんで、目を逸らすのかぁ?」
「和樹くんなら、いくらでも見てもいいんだよ?」
「そ、そういうことをさらっと言わないの!」
「えぇ~、和樹くんにしか言わないよ?それとも他の男にも言ってもいいの?」
「…」
こういうところ、本当にずるい…。
本当は全部答えは知ってるはずなのに、わざと俺に言わせようとしている。
べ、別に俺も嫌ってわけじゃないけど、雫の手で転がされている感がすごく、なんか悔しい。
「い、ぃゃです…」
「うん~?聞こえないよう?」
「嫌です!」
「うん!よくできました」
よしよし、と俺の頭をなでてくれる。
凄く気持ちいいし、心が落ち着く。
「でも~、なんかもうちょっと意地悪したくなちゃった~」
「え?」
よしよしの手を一旦止めると、見るからに悪い顔をしている雫。
「これ、一度やってみかったんだよね~」
そう言って、雫は俺の身動きを封じてる両足の力をさらに強め、自分の綺麗でサラサラの髪の毛を摘み、徐々に俺に迫る。
何をするのか、この時の俺は理解できなかったのだ。
「ほれ~こちょこちょ~」
「ちょっ…くすぐったい…雫」
雫は摘まんだ自らの髪で、俺の耳をくすぐる。
たまに雫に耳かきをしてもらっているが、これは何か違う…!
普通の耳かきよりも、なぜか恥ずかしいし、雫本人の髪で遊ばれてるという、事実のせいか、普段よりもぞくぞくする…。
「和樹くん、どう?お姉さんの髪でお耳をこしょこしょされて?」
「めちゃくちゃ…こそばゆい、、」
「体もすんごいビクビクしちゃって、可愛い~」
逃げようにも、雫にがっしりと足で捕まっているせいで、逃げれない。
無論、俺の方が力はあるが、今は耳のせいで、力が入らない。
くっそ、圧倒的雫の戦略勝ちである。
「もう…本当にこういうところはお姉さんなのずるい…」
「…なにその可愛い顔?」
「え?」
やばい、まさか、心の声が漏れてた?
「そのとろんとした、お顔やばい…」
「雫さん?…」
まずい、変なスイッチ入っちゃった?
「もっと、いじめたくなっちゃうじゃない?」
「あーむっ」
「ひぃっ!」
「はずきくんのふくみみ、ふにふにしててはわいい(和樹くんの福耳、ぷにぷにしてて可愛い)」
雫が俺の福耳を甘噛みしてきた。
なんだ、この幸せな状況は?!綺麗なお姉さん彼女にソファーで捕まり、耳をあむあむされるって!!?!?!?
「あむあむ、ひたくない(痛くない)?」
「へ、平気…」
「じゃあ、ほっと(もっと)」
その後、たっぷり10分間、雫の甘すぎる甘噛みが続いた。
そして、それ以降、雫は俺の耳を噛むことにハマったのであった。
こんにちは、こんばんは~青空零です。
更新が遅れてしまい、すみませんでした!色々忙しくって時間が取れませんでした!
やっと、少し落ち着いて、書ける時間も確保できそうです!
そこで皆さんに質問なんですけど、
今後どんな雫お姉さんが見たいですか?? 例えば、甘える雫さんや、甘やかしてくれる雫さんや、なんでもいいです!ぜひ、教えてくれると有難いです!




